レンメンヨキ国立公園 – Wikipedia

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レンメンヨキ国立公園
Lemmenjoki National Park
IUCNカテゴリIb（原生自然地域）

レンメンヨキ国立公園

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地域 イナリ
キッティラ
座標

北緯68度38分19.8秒 東経25度35分54.7秒 / 北緯68.638833度 東経25.598528度 / 68.638833; 25.598528座標: 北緯68度38分19.8秒 東経25度35分54.7秒 / 北緯68.638833度 東経25.598528度 / 68.638833; 25.598528
面積 約2,860 km2
創立日 1956年
運営組織 メッツァハリトゥス
公式サイト

レンメンヨキ国立公園（レンメンヨキこくりつこうえん、フィンランド語: Lemmenjoen kansallispuisto, 英: Lemmenjoki National Park）は、フィンランドにある国立公園である[1][2][3]。レメンヨキ国立公園とも表記され、単にレンメンヨキとも呼ばれる[4][5]。フィンランドの国立公園の中で最も大きく、約2,857平方キロメートルの面積をもつ[1][2][3][4]。

ラッピ県の北部に所在する[2][3]。約94パーセントに当たる約2,685平方キロメートルがイナリにあり、約6パーセントに当たる約173平方キロメートルがキッティラにある[6][7]。IUCNによる自然保護地域カテゴリーのIbに分類されている[8][9]。当国立公園は、国有企業であるメッツァハリトゥス（英語版）によって運営・管理されている[6][5]。

レンメンヨキ川

当国立公園には、域内で最も長い河川、レンメンヨキ川（英語版）の他に、イヴァロヨキ川（英語版）やレポヨキ川 (Repojoki)、Vaskojoki などが流れている[10][2][3][11]。当国立公園の名称は、レンメンヨキ川に由来する[10]。ラバダスヨキ川 (Ravadasjoki) とレンメンヨキ川の合流地点にあるラバダス滝（英: Ravadas Falls, フィンランド語: Ravadasköngäs）は、観光資源の1つとして知られている[12][13]。

北西は、イナリヨキ川（英語版）の支流の1つである Kietsimäjoki を隔ててノルウェーの国立公園、Øvre Anárjohka National Park と接している[2][3][14]。西は、プリュー原生自然保護区 (en:Pulju Wilderness Area) と接しており、東は、ハッマストゥントゥリ原生自然保護区 (en:Hammastunturi Wilderness Area) と接している[6]。オオヤマネコやカワウソ、クズリやヒグマ、ホッキョクギツネなどが生息している[15]。

ラバダス滝

当国立公園の区域では、古くから金が採掘されており、当地域における金に関する最古の記録は、1867年にさかのぼる[7]。1940年代末期には、当国立公園の区域でゴールドラッシュが起きている[2]。1951年には、掘削機が初めてレンメンヨキの金鉱床地域に導入された[7][2][16]。1953年、レメンヨキ国立公園を創設することが提案される[7]。

1956年に法律に基づいて創立された[2][3][7]。当国立公園の面積は、1971年および1982年に拡大された[7]。1998年、ナチュラ2000（英語版）と呼ばれる自然保護地域のネットワークに、当国立公園を組み入れることが決定される[7]。2004年2月2日、ラムサール条約に基づく条約湿地に当国立公園が登録される[17][15]。

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “レンメンヨキ国立公園”. VisitFinland.com. 2020年6月22日閲覧。
    “Lemmenjoki National Park”. VisitFinland.com. 2020年6月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h “National Park Lemmenjoki”. Metsähallitus. 2020年6月22日閲覧。
  3. ^ a b c d e f “Kansallispuisto Lemmenjoki”. Metsähallitus. 2020年6月22日閲覧。
  4. ^ a b “レメンヨキ国立公園”. コトバンク. 2020年6月22日閲覧。
  5. ^ a b “北欧に隠された魅力あふれる場所 – フィンランドでキャンプ”. VisitFinland.com. 2020年6月22日閲覧。
  6. ^ a b c “Lemmenjoen kansallispuiston hoito- ja käyttösuunnitelma”. Metsähallitus. 2020年6月22日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g “Ympäristörikos vai suojeltava elinkeino?”. University of Lapland (2016年). 2020年6月22日閲覧。
  8. ^ “APPLYING IUCN PROTECTED AREA MANAGEMENT CATEGORIES IN FINLAND”. 国際自然保護連合. 2020年6月22日閲覧。
  9. ^ “A spatial perspective of visitor experiences in national parks – Investigating the potential of Public Participation GIS methods in outdoor recreation planning”. Semantic Scholar. 2020年6月22日閲覧。
  10. ^ a b “Natural Features of Lemmenjoki”. Metsähallitus. 2020年6月22日閲覧。
  11. ^ 宇仁義和. “トナカイ追い込み柵〜文化遺産の現地保存〜”. 2020年6月22日閲覧。
  12. ^ “Sights in Lemmenjoki National Park”. Metsähallitus. 2020年6月22日閲覧。
  13. ^ “Lemmenjoki – Golden river valley at the heart of Finland’s largest national park”. Inari-Saariselkä Tourism Ltd. 2020年6月22日閲覧。
  14. ^ “Distribution and nymphal age of Dinocras cephalotes (Curtis) (Plecoptera: Perlidae) in northern Finland”. Semantic Scholar. 2020年6月22日閲覧。
  15. ^ a b “Lemmenjoki National Park”. ラムサール条約事務局. 2020年6月22日閲覧。
  16. ^ “History of Lemmenjoki National Park”. Metsähallitus. 2020年6月22日閲覧。
  17. ^ “New Ramsar sites and significant extensions in Finland”. ラムサール条約事務局. 2020年6月22日閲覧。

外部リンク[編集]