ティール・ココ – Wikipedia

ティール・ココ(Teale Coco、1992年3月6日 – )は、オーストラリア出身のファッションモデル、衣裳デザイナー、写真家である。

若年期と教育[編集]

ティーレ・ココは、オーストラリア・メルボルンで生まれた[2]。幼い頃に写真に興味を持ち、自分自身や周囲の環境を撮影していた[3]

メルボルンのRMIT大学に入学して写真学とファッションを専攻し、2012年に学士号を取得して卒業した[3]。『i-D英語版』誌のインタビューで、写真の学位を取得するために勉強しているときに、地元のモデルエージェンシーにスカウトされ、ニュージーランド、韓国、日本の海外エージェンシーと契約したと語っている[4]。大学卒業後、日本で国際契約を結び、東京と大阪のエージェンシーと契約を結んだ[5]

イギリス・ロンドンのPremier Models[6][7]、イタリア・ミラノのMonster Mgmt[8][9]、アメリカ・ニューヨークのMuse Models[1][10]と契約し、世界で活動した。

2016年、エドワード・エニンフル英語版の編集、クレイグ・マクディーン英語版の撮影により、『W英語版』誌2016年8月号でモデルおよびアーティストとして特集された[11]。ブランドン・マーサーの撮影、ニコラ・フォルミケッティのスタイリングによる特集が、『ロフィシェル英語版』イタリア版2016年9月号17号に掲載された[12]

その直後、『デイズド英語版』誌の25周年記念号で、テリー・リチャードソンの撮影、ニコラ・フォルミケッティのスタイリングによりマリリン・マンソンとともに特集され、ディーゼルブランドとともに、自身の名を関した衣装を身に着けた[13]

また、『NAKID』[14]、『Schön!』[15]、『KALTBLUT』[16]、『Fashion Journal』[17]、『Elusive』[18]、『Vulkan』誌[19]など、数多くのオンライン版雑誌に登場している[20]

2016年には、アメリカのポップ・シュールレアリスト・アーティスト、マイケル・ハサー英語版の絵画の被写体としてポーズをとった[21][22]

デザイナー[編集]

東京を旅行中に、彼女はフェティッシュなアクセサリーのデザインを始めようと思った[23]。彼女はデザインに、日本古来の芸術である「緊縛」(縛り)を取り入れた[24]。彼女はデザインしたアクセサリーを”Teale Coco”というブランド名でオンライン販売を始めた[25][26]

ココはInstagramへの投稿からデザイナーとしてのキャリアをスタートさせた。2015年に『I-D』誌で「ソーシャルメディア・スター」と評された[4]。2013年、自身の名を冠したファッションレーベル”Teale Coco”をオープンし、フェティッシュな雰囲気の服やアクセサリーのコレクションを販売した[3]

ココは、デザインに関する正式な教育を受けておらず、自分の個人的な趣味からインスピレーションを得てデザインをしていた[2]。その後すぐにプロの裁縫師と契約し、彼女のデザインを製造するための協力を受けた[2][27]。ココは、「性別、年齢、サイズに制限があってはならない」という「ボディ・ポジティブ・ムーブメント」に参加しており、彼女のデザインは、全てのサイズがそろっており、また、カスタマイズが可能になっている[2][27]

ココのデザインは、翌年の2016年6月にVogue.comで紹介された[27]。2017年4月、『ヴォーグ』ドイツ版は、”Hard and tender: How young designers bring “fetish” into the mainstream”という特集記事を掲載した[2]

2017年、ココは会社名を”Teale Coco The Brand”から”Teale Coco The Label”に変更した。

外部リンク[編集]