ブライアン・マックリーン – Wikipedia

ブライアン・ストゥアート・マックリーン(英語: Brian Stuart McLean[1]、1985年2月28日 – )は、北アイルランドとスコットランドのサッカー選手。元北アイルランド代表[2]。ポジションはDFで主にCBを務めるが、両SBもこなす事が出来る[3]

2006年3月にスコティッシュ・プレミアリーグ月間若手選手賞を受賞する活躍をしたが、スコットランドU-17代表として出場していた事をアイリッシュ・フットボール・アソシエーションが把握せず、彼の21歳の誕生日を待たずして北アイルランド代表として出場させてしまったため、それ以降の代表出場を果たす事が出来なくなった不幸な選手である。

クラブ歴[編集]

スコットランドのサウス・ラナークシャーにあるラザーグレン出身で、レンジャーズFCのユースに在籍した。そのままトップチームに昇格したものの出番は無く、マザーウェルFCに2005-06シーズンにレンタル移籍した[4]。そのレンタル移籍中の2006年3月にはスコティッシュ・プレミアリーグの月間若手選手賞を受賞した[5]。翌4月にはこの活躍によってマザーウェルFCに完全移籍を果たした[6]

2008年7月18日にはプレシーズンの親善試合でルーマニアのCFRクルジュと戦ったが、その時にアルゼンチン人のストライカーであるディエゴ・アレハンドロ・ルイス・シェクナーのタックルを受け膝に大怪我を負った[7]。その後2009年3月28日の2-1で勝利したインヴァネス・カレドニアン・シッスルFC戦まで復帰とならなかった。

2009年7月1日には2年契約でスコティッシュ・プレミアリーグのフォルカークFCに移籍した[8]。エディー・メイ監督が初めて契約した選手となったが、2010年にクラブはスコティッシュ・フットボールリーグ・ファースト・ディヴィジョンに降格した。2010-11シーズンが終わると彼は同チームを退団した[3]

その後、トライアルを経て2011年8月2日にイングランドのフットボールリーグ1に所属するプレストン・ノースエンドFCと2年契約を交わした[3]。このクラブでの初得点となったのはノッツ・カウンティFC戦で、ポール・ペリーのコーナーキックをヘディングで合わせての得点であった。2012年5月に移籍リスト入りとなった[9]

2012年6月14日には2年契約でダンディー・ユナイテッドFCに移籍した[10]。2013年7月25日には、お互いの合意の下にダンディー・ユナイテッドFCを離れると発表され、同月30日にロス・カウンティFCへと移籍した[11]。2013-14シーズンが終わるとロス・カウンティFCを退団した[12]

2015年2月16日にはSリーグに所属するブルネイDPMM FCへ移籍した[13]。Sリーグでの初得点は同年4月4日に行われたホウガン・ユナイテッドFC戦であった[14]。Sリーグ初年度からチームは同リーグを制覇した[15]

スコットランドで生まれた彼であるが、家庭の関係上北アイルランド代表に選出される権利も持ち合わせていた。しかし、2002年に欧州サッカー連盟主催の大会でスコットランドU-17代表として出場したため、21歳の誕生日を迎える日まで北アイルランド代表として出場する権利は持ち合わせていなかった。不運な事にアイリッシュ・フットボール・アソシエーションの引き起こしたミスで[16]彼は21歳の誕生日を迎える前に北アイルランド代表として出場してしまい[17]、これによって代表として出場する権利を失ってしまった。

父は元サッカー選手のスチュアート・マックリーン、兄はスコットランドサッカー協会に所属する審判のスティーブン・マックリーンである[18]

個人成績[編集]

2015年12月1日現在

タイトル[編集]

クラブ[編集]

DPMM FC
ÍBヴェストマンナエイヤ

個人[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Scottish Football League (October 2004). The Bell’s Scottish Football Review 2004/05. CRE8.

    ISBN 0-9548556-0-4

     
  2. ^ http://www.11v11.com/matches/northern-ireland-v-estonia-01-march-2006-273783/
  3. ^ a b c “Preston sign ex-Falkirk defender Brian McLean”. BBC Sport (BBC). (2011年8月2日). http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/14372491.stm 2011年8月4日閲覧。 
  4. ^ Motherwell snap up two defenders”. BBC Sport (2005年8月31日). 2013年12月13日閲覧。
  5. ^ Motherwell pair scoop monthly awards”. spfl.co.uk (2006年4月6日). 2013年12月13日閲覧。
  6. ^ Motherwell agree deal for McLean”. BBC Sport (2006年4月21日). 2013年12月13日閲覧。
  7. ^ “Mark McGhee blasts friendly opposition after Brian McLean left with serious knee injury following tackle” Daily Record (21 July 2008)
  8. ^ Defender McLean signs for Falkirk, BBCスポーツ, 1 July 2009.
  9. ^ “Graham Westley wields the axe at Preston North End”. BBC Sport. (2012年5月10日). http://www.bbc.co.uk/sport/0/football/18024194 2012年5月11日閲覧。 
  10. ^ McLean makes Terrors move”. Sky Sports (2012年6月14日). 2013年12月13日閲覧。
  11. ^ Ross County sign up Brian McLean and Graham Carey”. BBC Sport (2013年7月30日). 2013年12月13日閲覧。
  12. ^ Parks, Gordon (2014年7月14日). “Personality clash with Ross County boss Derek Adams to blame for Brian McLean’s departure from Dingwall”. Daily Record. 2014年8月21日閲覧。
  13. ^ DPMM FC players, sponsors sign contracts for new season”. The Brunei Times (2015年2月17日). 2015年4月2日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年3月16日閲覧。
  14. ^ Debutant Sergio fires DPMM to victory”. S.League.com (2015年4月4日). 2015年4月6日閲覧。
  15. ^ Sergio Stars To Help Wasps Clinch First-Ever Title”. Sリーグ (2015年11月22日). 2015年11月23日閲覧。
  16. ^ Blunder ends NI career for McLean”. BBCスポーツ (2006年4月13日). 2015年12月11日閲覧。
  17. ^ BRIAN MCLEAN”. アイリッシュ・フットボール・アソシエーション (2006年4月13日). 2008年1月18日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年12月11日閲覧。
  18. ^ Hanlon, Nick (2012年12月14日). “Referee Steven McLean: I booked my brother and threatened to tell our mum”. Daily Record. 2014年8月21日閲覧。

外部リンク[編集]