宮崎県立延岡工業高等学校 – Wikipedia

宮崎県立延岡工業高等学校(みやざきけんりつ のべおかこうぎょうこうとうがっこう)は、宮崎県延岡市緑ヶ丘一丁目に所在する公立の工業高等学校。通称は「延工」(のべこう)。

歴史
1944年(昭和19年)創立の実業学校「宮崎県立延岡工業学校」を前身とする。1948年(昭和23年)の学制改革により「宮崎県立延岡恒富高等学校」の工業課程となる。1950年(昭和25年)に商業課程とともに「宮崎県立延岡向洋高等学校」として分離・独立。1958年(昭和33年)には商業科が宮崎県立延岡商業高等学校として分離・独立。その後1965年(昭和40年)「宮崎県立延岡工業高等学校」となった。2014年(平成26年)に創立70周年を迎えた。宮崎県内の県立高校の中では最大の敷地面積を有する。資格取得に熱心な高校であり、ジュニアマイスターを常に目指している。
設置課程・学科
全日制課程 6学科
  • 機械科 – 機械を利用した物造りについて学ぶ
  • 電気電子科 – 電力・電子通信関連を学ぶ
  • 情報技術科 – コンピュータの構造やプログラミング技術を学ぶ
  • 土木科 – 人々が裕福で安全な生活をするための社会基盤づくりを学ぶ
  • 環境化学システム科 – 物質の成り立ちと環境について学ぶ
  • 生活文化科 – 住居を柱に社会全般に関する知識と技術を学ぶ
校訓
「立志・勉励・創造」 – 創立50周年を記念して1994年(平成6年)に制定。
  • 立志 – 常に高い志(目標)を立て実現を目指す。
  • 勉励 – 志の(目標)達成のために絶えず刻苦勉励する。
  • 創造 – 自らを創造性豊かな人格に完成させる。
校章
1950年(昭和25年)の延岡向洋高等学校時代に制定。校名の「向」の文字を篆書体にしたものと松葉の絵を組み合わせたものを4つ重ね、中央に「高」の文字を置く。十字型となっている。
校歌
作詞は渡辺修三、作曲は岡本敏明による。歌詞は4番まであり、各番に旧校名の「向洋」が登場する。
同窓会
旧校名にちなみ「向洋会」と称している。
  • 1944年(昭和19年)4月 – 教育ニ関スル戦時非常措置方策により、宮崎県立延岡商業学校に「宮崎県立延岡工業学校」(旧制実業学校)が併設される。
  • 1946年(昭和21年)4月 – 修業年限が5年となる(ただし4年修了時点で卒業することもできた)。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 – 学制改革(六・三制の実施、新制中学校発足)が行われる。
    • 工業学校としての募集を停止。
    • 新制中学校を併設し(以下・併設中学校)、工業学校1・2年修了者を新制中学校2・3年生として収容。
    • 併設中学校は経過措置としてあくまで暫定的に設置されたため、新たに生徒募集は行われず、在校生が2・3年生のみの中学校であった。
    • 3年修了者はそのまま工業学校に在席し4年生となった。
  • 1948年(昭和23年)4月1日 – 学制改革により延岡市内の県立旧制中等教育学校4校が統合され、新制高等学校2校が発足。
    • 県立旧制中等教育学校4校 – 延岡中学校・延岡高等女学校・延岡商業学校・延岡工業学校
    • 新制高等学校2校
      • 宮崎県立延岡恒富高等学校」 – 旧制中学校生徒の半数・高等女学校生徒の半数(男女共学)・工業学校生徒全員を収容
        • 工業学校4年修了者を新制高校2年生、併設中学校卒業者(3年修了者)を新制高校1年生として収容。
      • 「宮崎県立延岡岡冨高等学校」- 旧制中学校生徒の半数・高等女学校生徒の半数(男女共学)・商業学校生徒全員を収容。
  • 1949年(昭和24年)
    • 3月31日 – 併設中学校が廃止される。
    • 4月1日 – 公立高等学校の再編・統合により、上記高等学校2校が統合され「宮崎県立延岡恒富高等学校」となる。
      • 通常制普通課程(全日制普通科)・工業課程・商業課程・定時制・通信教育部を有する総合制の高等学校となる。
  • 1950年(昭和25年)4月1日 – 公立高校再編により、商業課程とともに宮崎県立延岡恒富高等学校から分離し、「宮崎県立延岡向洋高等学校」として独立。
    • 実業高等学校となる。工業に関する学科6学科(機械・機械工作・電気・電子・工業化学・化学工学)を設置。
  • 1958年(昭和33年)4月1日 – 商業課程が宮崎県立延岡商業高等学校として分離・独立。
  • 1965年(昭和40年)4月1日 -「宮崎県立延岡工業高等学校」(現校名)に改称。
  • 1995年(平成7年)4月1日 – 情報技術科を新設。機械科と機械工作科を統合。
  • 1996年(平成8年)4月1日 – 化学工業科と生活工学科を新設。
  • 2004年(平成16年)4月1日 – 電気科・電子科を電気電子科に改編。
  • 2007年(平成19年)4月1日 – 化学工業科を環境化学システム科に改編。
  • 2008年(平成20年) – 耐震強度工事のため3号館が改築される。
  • 2017年(平成29年)4月1日 – 生活工学科を生活文化科に改編。

学校行事[編集]

3学期制

1学期
  • 4月 – 入学式、新入生オリエンテーション、PTA総会、参観授業、歓迎遠足
  • 5月 – 中間テスト、生徒総会、高校総体
  • 7月 – 期末テスト、インターンシップ、クラスマッチ、1年生大会、中学生体験入学
  • 8月 – 進学就職課外、全国高校総体
2学期
  • 9月 – 体育大会、就職試験開始
  • 10月 – 中間テスト、参観授業、芸術観賞教室、企業視察
  • 11月 – 文化祭、部活動新人戦、インターンシップ
  • 12月 – 期末テスト、クラスマッチ
3学期
  • 1月 – 部活動対抗駅伝大会、修学旅行、課題研究発表会、学年末テスト
  • 2月 – 学年末テスト
  • 3月 – 卒業式、クラスマッチ
運動部
文化部
工業技術部・家庭部
  • 機械部
  • 電気電子部
  • 情報技術部
  • 土木部
  • 環境化学部
  • 家庭クラブ
  • エコ電カー
同好会

昼食になると売店はジュース、弁当を購入しに駆け込む生徒でいっぱいになる。売店のメニューは多い。ジュース類だけでも10種類はそろっている。弁当類は売店係が朝、注文を購入したい生徒たちからとり、昼に売店に購入しにいく。弁当類の中にはパン類も含まれる。値段は弁当は500円前後、パン類は120円前後、ジュース類はすべて110円。カロリーメイトも100円で購入出来る。以前まではプリンも購入出来たが現在はメニューには無い。テスト期間になると売店は閉店になる。なお、生徒たちのマナーが悪くなると一時期使用禁止となる。

著名な出身者[編集]

最寄りの鉄道駅
最寄りのバス停
最寄りの幹線道路

関連項目[編集]

外部リンク[編集]