第74回カンヌ国際映画祭 – Wikipedia
第74回カンヌ国際映画祭(だい74かいカンヌこくさいえいがさい、2021 Cannes Film Festival)は、2021年7月6日から12日間に渡って開催された。アメリカの映画監督スパイク・リーが審査委員長を務めた。
当初は2021年5月11日から22日に開催を予定していたが、7月に開催を延期した[1][2][3]。
パルム・ドールはジュリア・デュクルノー監督の『TITANE/チタン』が受賞した[4]。デュクルノー監督は女性監督としては1993年のジェーン・カンピオン監督の『ピアノ・レッスン』以来2人目の受賞となったが、その当時はチェン・カイコー監督の『さらば、わが愛/覇王別姫』との共同受賞となったため、今回は初の女性監督の単独での受賞となった。
また、日本からはコンペティションに濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』[5][6][7]、フランス・ドイツ・ベルギー・メキシコとの合作『アネット』[8]、ある視点にフランス・ドイツ・ベルギー・イタリアとの合作『ONODA 一万夜を越えて』[9][10][11][12]、カンヌ・プルミエールに細田守監督の『竜とそばかすの姫』[13][14][15]、シネフォンダシオン部門に武蔵野美術大学から黄夢璐監督の『およげるネコ』[16]、カンヌ・クラシックスから修復作品として『夜叉ヶ池』と『月は上りぬ』[17][18]、ドキュメンタリー作品としてフランスとの合作『Satoshi Kon, l’illusioniste』[12]、監督週間にフランスとの合作による短編作品『不安な体』がそれぞれ出品され[19]、『ドライブ・マイ・カー』が脚本賞、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞、『アネット』が監督賞を受賞した[20][21]。
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* 長編監督デビュー作、カメラ・ドールの審査対象 † その部門の最高賞の受賞作 ‡ クィア・パルムの審査対象 オープニング及びクロージング作品は開会及び閉会式で上映される。
公式選出[編集]
コンペティション[編集]
パルム・ドールを競うメインコンペティションの上映作品のラインナップは2021年6月3日に発表された[22][23][24][25]。
ある視点[編集]
「ある視点」部門の上映作品は2021年6月3日に発表された[22][24][26]。
コンペティション外[編集]
コンペティション外では以下の作品が上映された[24][27]。
- ミッドナイト・スクリーニング
カンヌ・プルミエール[編集]
今年新設された部門であり、これまでの作品が高く評価されている監督達の注目すべき新作を集めた部門である[28]。カンヌ・プルミエールでは以下の作品が上映された[24][29]。
スペシャル・スクリーニング[編集]
環境映画[編集]
短編映画[編集]
シネフォンダシオン[編集]
カンヌ・クラシックス[編集]
カンヌ・クラシックスでは以下の作品が上映された[30][31]。
修復作品[編集]
- 修復作品
- トリビュート
- ビル・デュークへのトリビュート
- オスカー・ミショーへのトリビュート
- ロッセリーニと「カイエ・デュ・シネマ」について
- 第12回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品
- ラ・フィルム・ファンデーション
- ワールド・シネマ・プロジェクト
シネマ・デ・ラ・プラージュ[編集]
独立選出[編集]
国際批評家週間[編集]
監督週間[編集]
コンペティション[編集]
ある視点[編集]
カメラ・ドール[編集]
シネフォンダシオン及び短編映画[編集]
国際批評家週間[編集]
ルイユ・ドール[編集]
クィア・パルム[編集]
受賞作品[編集]
公式選出[編集]
- コンペティション
- ある視点
- ゴールデン・シネマ
- 短編映画
- 短編映画パルム・ドール – 『All the Crows in the World』 (Tang Yi監督)
- 短編映画特別賞 – 『August Sky』 (Jasmin Tenucci監督)
- シネフォンダシオン
- 第1位 – 『The Salamander Child』
- 第2位 – 『Cicada』
- 第3位
- 『Love Stories on the Move』
- 『Cantareira』
独立選出[編集]
- 国際批評家週間
- ネスプレッソ大賞 – 『Feathers』(オマー・エル・ゾーヘアリー監督)
- ライカ・シネディスカヴァリー短編映画賞 – 『Lili Alone』(Zou Jing監督)
- ルイスローデラー財団ライジングスター賞 – サンドラ・メリッサ・トーレス 『Amparo』
- 監督週間
独立賞[編集]
- 国際映画批評家連盟賞
- エキュメニカル審査員
- ルイユ・ドール
- クィア・パルム
- パルム・ドッグ
- フランソワ・シャレ賞
- カンヌ・サウンドトラック賞
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