宇都宮市森林公園 – Wikipedia

宇都宮市森林公園(うつのみやししんりんこうえん)は、栃木県宇都宮市福岡町と古賀志町にまたがる市営の森林公園である。

宇都宮市制80周年の記念事業として、1971年(昭和46年)に企画し、赤川ダムを含めて福岡町と古賀志町地内の温暖な森林一体を市民保健休養の公園に選定。1972年(昭和47年)より林業振興事業の一環として造成工事に着手、1978年(昭和53年)度まで7カ年継続事業で完成した。総費用は549,070千円を要し、国や栃木県の助成を受けた。

約500haのうち、41%の205.25haが国有林、47%の231.5445haが民有林、残る12%の61.0508haが市有林となっている。国有林の内45.4haは、1964年(昭和39年)に国から宇都宮市が借り受けた部分で、市営林として施業している。

1992年(平成4年)から開催のジャパンカップサイクルロードレースのコースにもなっている。

主要施設[編集]

赤川ダム[編集]

  • 昭和40年度から、かんがい事業として細野溜池(アースダム)建設が始まり、1971年(昭和46年)完成。完成後は主に赤川ダムと呼ばれている。

宇都宮市サイクリングターミナル(湖森館)[編集]

  • 青少年の健全育成とスポーツ振興を図るため、1983年4月に設置[2]。レンタサイクルと宿泊施設を備える。
    • レンタサイクルには、ロードバイクやクロスバイク、ダンデム自転車などもあるが、いずれも園内の指定サイクリングコースのみ走行できる。
    • 宿泊設備は、和室、洋室、大広間、浴室などを備えている。

少年自然の家[編集]

  • 児童及び生徒で15名以上30名以下の団体で、適切な指導監督者で引率された団体のみ使用できる。
  • 食事は自炊で、浴槽も薪炊きである。

自然休養村管理センター[編集]

  • 鉄筋コンクリート2階建、昭和53年度設置
  • 研修や会議用のホールと和室を備える。
  • 1階展示ホールでは月替りで昆虫標本を展示

キャンプ場[編集]

  • 園内に2ヶ所設置。利用料は無料だが、事前に予約が必要で、ゴールデンウィークと夏休み期間を除く月曜日と火曜日は利用不可

園内施設[編集]

トリム遊歩道2,786m沿いに27基
物理学者矢橋徳太郎考案、昭和53年度設置
  • 記念像「緑の女神」
宇都宮市出身の彫刻家篠崎明雄作、昭和53年度設置

アクセス[編集]

  1. ^ 「栃木の山150」随想舎 2013年11月 P197
  2. ^ サイクリングターミナル 施設の概要宇都宮市

出典・参考文献[編集]

  • 「宇都宮市森林公園 概要書」宇都宮市 1979年3月
  • 「うつのみやガイド」宇都宮観光協会 1982年6月

外部リンク[編集]