風来物語 – Wikipedia
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『風来物語』(ふうらいものがたり)は、富田常雄の小説である。
作品は読売新聞で連載。単行本は1960年に中央公論社から、1970年に読売新聞社からそれぞれ発刊された。1959年と1960年に映画化、1964年と1970年にテレビドラマ化されている。
舞台は日露戦争当時の東京。日露戦争は和平か抗戦かで揺れていたが、国会議員・明石健太郎は和平派であった。ある日、明石が愛妾の美弥の自宅で何者かに殺害された。これに立ち上がったのが元書生の、巽の直次郎である。直次郎はかつて明石の家で実の子同様に育てられ、その後は遊侠の中に群れて暮らしていた、いわゆる風来児であった。ある日の夜道で激しく戦い渡り合った偽按摩も絡む中、直次郎は明石殺しの犯人を追うことを心に誓う。男気とサスペンス、そしていくつかの恋愛模様を描いていた。
1959年版[編集]
『風来物語 仁侠篇』のタイトルで、1959年10月28日公開。大映制作・配給。
キャスト[編集]
スタッフ[編集]
- 脚本:渡辺邦男
- 原作:富田常雄
- 企画:浅井昭三郎、財前定生
- 製作:三浦信夫
- 撮影:渡辺孝
- 美術:上里義三
- 音楽:山田栄一
- 録音:大角正夫
- 照明:伊藤貞一
- 編集:宮田味津三
- 監督:渡辺邦男
1960年版[編集]
『風来物語 あばれ飛車』のタイトルで、1960年9月28日公開。大映制作・配給。主要キャストと主なスタッフは前作『仁侠篇』とほぼ同じ布陣で製作された。物語は大勝に終わった日露戦争後が舞台であり、明石中佐が織枝に結婚を申込むところから始まる。
キャスト[編集]
スタッフ[編集]
- 脚本:渡辺邦男
- 原作:富田常雄
- 企画:財前定生
- 製作:武田一義
- 撮影:渡辺孝
- 美術:上里義三
- 音楽:山田栄一
- 録音:大角正夫
- 照明:伊藤貞一
- 編集:宮田味津三
- 監督:渡辺邦男
テレビドラマ版[編集]
1964年版[編集]
1964年11月28日から1965年5月22日まで、NETテレビ(現・テレビ朝日)系列の毎週土曜日20時〜20時56分の時間帯にて放映された。全26話。放映形式はモノクロ16mmフィルム。
主演の池田駿介は柔道三段の段位を有していたことから起用された[1]。
キャスト[編集]
スタッフ[編集]
主題歌[編集]
放映リスト[編集]
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
1 | 1964年11月28日 | 花と黒帯 | 柴英三郎 | 渡辺成男 |
2 | 12月5日 | 対決 | ||
3 | 12月12日 | 鉄火場の風 | 山本雪夫 | 伊賀山正光 |
4 | 12月19日 | 黒帯竜虎 | ||
5 | 12月26日 | 闇討ち | 岡本克己 | 土屋蔵三 |
6 | 1965年1月2日 | おもかげ | ||
7 | 1月9日 | 狼の群れ | 山本雪夫 | 渡辺成男 |
8 | 1月16日 | わかれ | ||
9 | 1月23日 | 遠州の嵐 | 伊賀山正光 | |
10 | 1月30日 | めぐり逢い | 柴英三郎 | |
11 | 2月6日 | 女ごころ | 渡辺成男 | |
12 | 2月13日 | 待伏せ | 岡本克己 | |
13 | 2月20日 | 飛燕蹴り | 山本雪夫 | 伊賀山正光 |
14 | 2月27日 | 恋仇 | ||
15 | 3月6日 | 果し状 | 柴英三郎 | 渡辺成男 |
16 | 3月13日 | 雪解け | ||
17 | 3月20日 | 罠 | 岡本克己 | |
18 | 3月27日 | 未練 | ||
19 | 4月3日 | 挑戦 | 山本雪夫 | |
20 | 4月10日 | 黒幕 | ||
21 | 4月17日 | 故郷へ | 岡本克己 | |
22 | 4月24日 | 魔手 | ||
23 | 5月1日 | 影 | 山本雪夫 | 奥中惇夫 |
24 | 5月8日 | 花散りて | ||
25 | 5月15日 | 闘魂 | 柴英三郎 | 渡辺成男 |
26 | 5月22日 | 霧の中へ |
1970年版[編集]
参考文献[編集]
外部リンク[編集]
- 風来物語 仁侠篇
- 風来物語 あばれ飛車
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