エマオ – Wikipedia

エマオ(英語: Emmaus)は新約聖書のルカの福音書(24章13-35節)に登場する地名であり、セム語派¥セム語族で「温かい井戸」という意味の言葉がギリシャ語・ラテン語へ取り入れられた名称である。

エルサレムから11km離れたところにあり、クレオパともう一人の弟子が旅をしていたときに、復活したイエス・キリストが現れた町である。

イエスは復活後にエマオへ行く途中の道で、クレオパに近づいて、彼らと語りながら歩いた。そして、食事の招待を受けて、感謝してパンを裂いた時にそれが、イエスだと分かったが、その時イエスは見えなくなった。

ハン・ファン・メーヘレン作の「エマオの食事」(en:Emmaus) はこのエピソードを題材とした絵画である。

現在、カロニエ、エル・クベーベ、アブ・ゴーシュ(en:Abu Gosh、エルサレムからヤッフォ方面へ約20km)、アムワス(en:Imwas、同左)などがエマオのあった場所として提唱されている。

冠名施設[編集]

  • 日本基督教団 東北教区センター「エマオ」(宮城県仙台市青葉区)
  • 長坂エマオキリスト教会 (山梨県北杜市長坂町)

慈善団体[編集]

  • エマウス (fr:Mouvement Emmaüs) – 1949年にアベ・ピエールによって設立された、ホームレス支援のためのリサイクル品を販売する協会。

参考文献[編集]

  • 『新聖書辞典』いのちのことば社、1985年

外部リンク[編集]

座標:

北緯31度50分21秒 東経34度59分22秒 / 北緯31.8393度 東経34.9895度 / 31.8393; 34.9895