ニコラス・タフトン (第3代サネット伯爵) – Wikipedia

第3代サネット伯爵ニコラス・タフトン(英語: Nicholas Tufton, 3rd Earl of Thanet、1631年8月7日 – 1679年11月24日)は、イングランド貴族。1632年から1664年までタフトン卿の儀礼称号を使用した[1]

第2代サネット伯爵ジョン・タフトン英語版とマーガレット・サックヴィル(Margaret Sackville、1614年頃 – 1676年8月14日、第3代ドーセット伯爵リチャード・サックヴィル英語版第14代ド・クリフォード女男爵アン・クリフォード英語版の娘)の息子として、1631年8月7日に生まれた[1]

イングランド内戦期をフランスで過ごした後、オリヴァー・クロムウェルに対する陰謀に加担したと疑われて1655年12月16日から1656年9月20日までと1657年9月11日から1658年6月25日までの間ロンドン塔に投獄された[1]

1664年5月6日に父が死去すると、サネット伯爵位を継承した[1]。母方の祖母にあたる第14代ド・クリフォード女男爵が1676年3月22日に死去すると、ド・クリフォード男爵位は長女マーガレット(第3代サネット伯爵の母)と次女イザベラ(1622年10月6日 – 1661年10月14日)の娘アラシア・コンプトン(Alathea Compton、1661年3月14日 – 1678年10月14日)の間で停止状態となったが、マーガレットが1676年8月に、アラシアが1678年10月に死去すると、停止状態が解消され、第3代サネット伯爵がド・クリフォード男爵位も継承することとなった[2]。また、母マーガレットの死に伴い世襲職であるウェストモーランド州長官英語版を継承した[3]

1679年11月24日に死去、弟ジョンが爵位を継承した[1]

1664年4月11日、エリザベス・ボイル(Elizabeth Boyle、1725年9月1日没、初代バーリントン伯爵および第2代コーク伯爵リチャード・ボイルの娘)と結婚した[1]

サネット伯爵 (初代-第11代)
ド・クリフォード男爵 (第14代-第19代) 系譜図

  1. ^ a b c d e f Cokayne, George Edward, ed. (1896). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (S to T) (英語). 7 (1st ed.). London: George Bell & Sons. p. 388.
  2. ^ “de Clifford, Baron (E, 1299)”. Cracroft’s Peerage (英語). 30 June 2019. 2020年4月24日閲覧
  3. ^ “Thanet, Earl of (E, 1628 – 1849)”. Cracroft’s Peerage (英語). 9 June 2009. 2020年4月24日閲覧