住宅展示場 – Wikipedia
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住宅展示場(じゅうたくてんじじょう)は、一戸建て住宅を建築する際の比較検討のために、実際に住宅を建てて展示してある場所。名称は住宅公園(じゅうたくこうえん)、ハウジングセンターなどとされていることもある。
地価の高い都市部よりも、郊外や、地方の主要都市周辺で纏まった土地が確保できる地域や、海沿いの埋立地、工場跡地などに立地する場合が多い。
民放局の名を冠した、すなわち放送事業者が運営する住宅展示場は、かつて放送法で設置が求められていた非常用第二送信所用地がその後の法規制緩和ですべて遊休地化したか、本社社屋を移転したかの経緯によるものが多い(すべてではない)。
ある程度纏まった敷地の中に、複数の大手住宅メーカーがモデル住宅を設営し、来場客に比較検討させる企画意図で存在する。家族連れ客がほとんどのため、子供向けイベントが開催されたり、体験宿泊を行わせたりもしている。
モデル住宅は通常フルオプション状態で展示されているので、自らの予算で建てられる物との違いを正確に把握する必要がある。建設費だけで1棟1億円以上が投じられたモデル住宅も珍しくない。モデル住宅は新製品に対応するため、5−10年で建替えが行われることが多い。そのため仮設住宅扱いであり、電気は通ってるものの瓦斯水道は通っていないことが多い。展示が終了したモデル住宅は、希望者に安価で販売される場合がある(セキスイハイムのリユースハイム等)。
カタログからは判りにくいスケール感や、動線、納まり等を確かめるためには、現物で確認することは無駄ではない。壁や床の構造をカットモデルで見せているものもあるが、品質の優劣を見極め、モデル住宅の通りに施工されるかどうかも厳しく監視すべきである。
それ以前に、モデル住宅の建設維持費も含めた膨大な広告宣伝費が、住宅の販売価格に上乗せされている事実も忘れてはならない。
住宅展示場の企画運営に携わる企業の業界団体「住宅展示場協議会」には、現在16社が加盟している。主にこれらの企業が全国各地で住宅展示場を主催しており、土地選定から住宅メーカーの募集、住宅展示場への集客までトータルに行なっている。中には地元の新聞社・放送局の主催を冠につけている会場もあるが、実際の管理・運営はこれら一部の企業に委託されている。
現在、総合住宅展示場といわれる施設は全国に380箇所余り存在する。
過去には住宅展示場の目印としてアドバルーンがあがっていた。
主な住宅展示場[編集]
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- 北海道
- 東北地方
- 関東地方
- 中部地方
- 近畿地方
- 中国地方
- 四国地方
- 九州地方
ユニークな住宅展示場の例[編集]
- 阪神パーク甲子園住宅遊園 – 遊園地に住宅展示場を設置。2003年閉鎖。
- 大阪スタヂアム – 野球場(大阪スタヂアム興業の運営。同社はのちに同じ系列の南海不動産へ吸収合併され解散)としての利用が終了したのちにグラウンドが住宅展示場(毎日放送の運営)となった。1998年閉鎖。
- 南大阪住宅展示場 – ヤマト住建が展開する住宅展示場の1つで、貝塚市に在る分譲住宅地「アルファヴール二色の浜」内に在る。2006年から戸建建売住宅を販売していたが2008年秋から注文住宅のみを扱う様に成った。次々と違うタイプのモデルハウスを建てては、数ヶ月から数年で中古住宅として販売しているが、毎回売り方が違い、販売立札やチラシを作らないので売り出し時期も販売価格も判らず、販売開始封印入札方式のオークションや口コミ等で販売している。
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