大瀧神社・岡太神社 – Wikipedia
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大瀧神社・岡太神社(おおたきじんじゃ・おかもと-)は、福井県越前市大滝町にある神社である。上宮(奥の院)には大瀧・岡太両神社の本殿が並んで建つが、下宮(里宮)の本殿・拝殿は両神社の共有となっていることから、2つの神社の名前が併記される。国の重要文化財指定名称は「大滝神社」である。
伝承によれば、養老3年(719年)、この地を訪れた泰澄が、国常立尊(くにとこたちのみこと)・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を主祭神とし、十一面観世音菩薩を本地とする神仏習合の社を創建し、大瀧兒(おおちご)権現を建立したという。後に明治時代の神仏分離令により、現在の大瀧神社となった[1]。
岡太神社については、約1500年前、大滝町の岡本川上流に美しい姫が現れ、村人に紙漉きの技術を伝えたのが始まりとされている。この伝説の姫『川上御前』を、和紙の神様・紙祖神(しそじん)として祀ったのが岡太神社である[1] 。延元2年(1337年)の足利軍の兵火で社殿が失われ、岡太神社の祭神を大瀧神社の相殿に祭った。さらに天正3年(1575年)、織田信長の一向一揆攻略の際、大瀧寺一山が兵火に遭い消失。再建時に大瀧神社の摂社として境内に祀られるようになった。
大正12年(1923年)、大蔵省印刷局抄紙部に川上御前の分霊が奉祀され、岡太神社は名実共に全国紙業界の総鎮守となった。
神社の格としては大瀧神社の方が上であるが、住民達が崇拝してきたのは川上御前であったため「大瀧神社・岡太神社」と並記していると考えられている[2] 。
- 重要文化財(国指定)
- 県指定天然記念物
- 大滝神社のゼンマイザクラ[4]
- 昭和39年6月5日指定。ゼンマイのとれる頃に花が満開となる、エドヒガンの大木。
- 大滝神社の大スギ[5]
- 昭和39年6月5日指定。通称「おお杉さん」。神社の神木としてしめ縄がかけられ、柵で囲み保護されている。
- 大滝神社奥の院社叢[6]
- 昭和61年3月28日指定。権現山(標高326m)山頂付近のブナの原生自然林。
- 市指定文化財
すべて昭和61年8月12日指定。
- 大滝神社奥の院本殿
- 奥の院岡太神社本殿
- 木造十一面観音坐像
- 観音堂に安置。
- 木造獅子頭
- 木造狛犬(一対)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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