鈴木おさむ – Wikipedia

鈴木 おさむ(すずき おさむ、1972年4月25日 – )は、日本の放送作家、実業家。株式会社BSフジ番組審議会委員。

脚本家・作詞家・ラジオパーソナリティ・タレント・映画監督としても活動している。本名、鈴木 収(読み同じ)。ペンネームはすますま・すずき。

千葉県安房郡千倉町出身(現・南房総市)。スマイルカンパニー所属。妻は大島美幸[1]

千葉県安房郡千倉町(現・南房総市)生まれ。千葉県立安房高等学校卒業、明治学院大学経済学部中退(2年次)[2]

『夢で逢えたら』(フジテレビ)を見て、放送作家を志す。太田プロダクションの芸人採用オーディションを受け、審査員の1人として参加していた放送作家の前田昌平の目に留まり前田に師事する。前田からは「芸人さんの気持ちが分からないとダメだから、お前、オーディションを受けて、ライブに出てみろ」と言われ、太田プロのライブに参加していた。事務所のネタ見せ時には、土田晃之と同じオーディションを受けていた。

当時結成直後で無名のよゐこのライブが初仕事。『つんくタウン』(フジテレビ)の映画『まぐろのしっぽ おさむ大作戦』プロデューサ・総指揮・製作。テレビ・ラジオ番組から、舞台、映画の脚本・脚色、作詞まで手がける放送作家である。

以前は表舞台に出る機会は少なかったが近年は夫婦でテレビ、CM等での露出の機会が増えタレント活動も行っている。

SMAP・キャイ〜ン・ココリコなど複数の芸能人のブレーンとしてだけではなく、脚本家としても数々のヒット作を手掛ける。フジテレビでは荒井昭博と組み、様々な企画・コントを生み出している。

『めちゃ²イケてるッ』(フジテレビ)では『SMAP×SMAP』(フジテレビ)に力を入れすぎていると弄られて以降、すますま・すずきというペンネームを使用している。

2002年(平成14年)元日放送『第65回欽ちゃん&香取慎吾の新!仮装大賞』(日本テレビ)に草彅剛扮する「池の鯉」にエサをやる人の役で出演。香取慎吾の妨害にもめげず見事、20点満点を獲得。

2002年(平成14年)10月に「交際0日」で結婚した[3]妻・大島美幸との馴れ初めを描いた著書『ブスの瞳に恋してる』を出版。2006年4月から、稲垣吾郎と村上知子の主演でドラマ化された。

2012年(平成14年)9月3日、ちゃんこ屋鈴木ちゃんを開店(その後、2018年4月30日に閉店)。

2015年(平成27年)7月6日、自身のブログで育休(本人曰く父勉)のため一部を除き1年間休業することを発表した[4](そのため一時はすますま・すずき名義で担当していた『めちゃ×2イケてるッ』以外の全ての担当番組を一時的に降板していた)。

2018年(平成30年)5月公開の映画『ラブ×ドック』で、映画監督デビューを果たした[5]

2018年(平成30年)8月、メシ酒場鈴木ちゃんを開店。

ラジオ番組の『THE 放送サッカーズ』(ニッポン放送)で半年かけて弟子を募集し、弟子を『中島知子と鈴木おさむ エンタな日曜日』(ニッポン放送)でノーギャラ作家として雇っていた。

白鵬と親交がある。白鵬が30回目の幕内優勝を果たした翌日には優勝祝賀会に呼ばれており、この時に力士たちが面白いことに気付き、それ以来鈴木は力士をバラエティー番組に起用するようになった。こうしたことから鈴木が遠藤、逸ノ城などを中心とした力士ブームの火付け役となったとする分析も存在している[6]

大映ドラマファンを公言しており、2017年(平成29年)のテレビドラマ『奪い愛、冬』(テレビ朝日)で大映ドラマの要素を取り入れた脚本を行って以降、2020年(令和2年)放送の『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日)は前クールで大映テレビ制作『テセウスの船』(TBSテレビ)が放送された影響もあり、「令和版・大映ドラマ」として放送評論者の注目を集めることになった[7][注釈 1]

現在の担当番組[編集]

TBSテレビ[編集]

フジテレビ[編集]

テレビ朝日[編集]

AbemaTV

過去の担当番組[編集]

タモリ[編集]

SMAP[編集]

中居正広[編集]

木村拓哉[編集]

稲垣吾郎[編集]

草彅剛[編集]

香取慎吾[編集]

キャイ〜ン[編集]

ココリコ[編集]

田中直樹[編集]

爆笑問題[編集]

太田光[編集]

タカアンドトシ[編集]

Kis-My-Ft2[編集]

藤ヶ谷太輔[編集]

その他のテレビ番組[編集]

日本テレビ[編集]

TBSテレビ[編集]

フジテレビ[編集]

テレビ朝日[編集]

テレビ東京[編集]

LaLa TV[編集]

ラジオ番組[編集]

出演

構成

他多数

CM[編集]

PV[編集]

  • SunSet Swish「あすなろ」 – 妻の大島と出演の他、本編中に登場するカップルの写真も二人で撮影。

テレビ番組[編集]

ラジオ番組[編集]

インターネット放送[編集]

脚本[編集]

テレビドラマ

ウェブドラマ

テレビアニメ

映画

アニメ映画

舞台

  • 芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜 (2011年) – 演出も担当
  • 美幸 – アンコンディショナルラブ – (2012年・2013年・2015年) – 演出も担当[12]
  • 僕だってヒーローになりたかった (2017年) – 演出も担当
  • カレフォン(2018年) – 演出も担当
  • もしも命が描けたら(2021年) – 演出も担当
  • カレフォン(2018年) – 演出も担当
    • BOOK ACT「芸人交換日記」(2020年1月) – 演出も担当

その他

監督[編集]

PV

映画

作詞[編集]

SMAP[編集]

  • 「ジャラジャラJAPAN〜for the Japanese〜」(アルバム「S map〜SMAP 014」内)
  • 「FIVE RESPECT」(アルバム「SMAP 015/Drink! Smap!」内、N.マッピーこと中居正広と合作)
  • 「時間よとまれ」(稲垣吾郎ソロ/SMAP・アルバム「Drink!Smap!」内)
  • 「SMAPのポジティブダンス」(アルバム「We are SMAP!」内)

その他[編集]

  1. 死ぬほどあなたが好きだから
  2. たまには泣いてもいいですか?
  3. さくらいろ
  1. Thank youじゃん!
  2. 友+情を、くっつけて(アルバム「Yummy!!」内)
  1. 神様コネクション
  2. 大吉中吉小吉
  3. 当たり前なんかない
  1. まぼろしウインク
  2. フライングベイビーズ

構成・演出[編集]

舞台・ライブ

前述のよゐこ、キャイ〜ンライブ以外にもライブの構成・演出を手掛け、吉本興業の若手芸人と結成した劇団「ザ・おさむショー」では、座長と構成・演出も。

  • THE SECRET LIVE(1999年7月1日-4日・新宿紀伊國屋サザンシアター。出演・中居正広、草彅剛、香取慎吾)
  • 劇団「ザ・おさむショー」(2003年6月)
    • ザ・おさむショー「あるニューハーフ対ヤクザのはなし」(2004年4月3日-4日)
    • 劇団「ザ・おさむショー」(2004年12月21日-22日)
  • だめんず・うぉ〜か〜舞台版演出(2006年5月16日、5月17日、紀伊國屋サザンシアター)
  • うす皮一枚(2006年9月8日-10日、下北沢本多劇場)構成・演出
  • 田村亮一座立ち上げ公演『噂のホスピタル〜太陽のコマチ、エンジェル〜』(2007年11月30日、12月1日、LAFORET MUSEUM 原宿)構成・演出
  • 尋常人間ゼロ(2008年3月28日-3月30日、下北沢本多劇場)構成・演出
  • 春子ブックセンター(2008年6月)脚色・演出
  • トークライブ「放送作家 鈴木おさむの芸人お見合い〜仲良くなりまSHOW〜」(2008年7月8日〜以降不定期、東京カルチャーカルチャー)
注釈
  1. ^ 『M 愛すべき人がいて』は、角川大映スタジオが制作に関わっているが、大映本体の後身のため大映テレビとの関連は薄く、本来は「大映ドラマ」のカテゴリーには入らない。
出典

関連項目[編集]

外部リンク[編集]