ユニマットホールディング – Wikipedia

株式会社ユニマットホールディングは、ユニマットグループの持株会社。

現在の法人は2013年に設立した株式会社ユニマットゼネラルが商号変更したものである。

初代の株式会社ユニマットホールディングは、2013年4月1日に事業会社の株式会社ユニマットライフを吸収合併し、株式会社ユニマットライフに商号変更した[1]

オーナー及びその親族が株式を保有する会社で、オーナー家の資産管理会社。

グループの中核事業会社は株式会社ユニマットライフ(4代目、現在の株式会社ユニマットライフとは異なる)であったが、2010年3月31日時点では株式会社ユニマットホールディング(初代)が33.7%直接保有、オーナー家が16.2%保有であり、上場企業であったユニマットライフは同社の子会社ではなかった[2]。2010年3月より子会社を通じユニマットライフに対し株式公開買付けを行い(マネジメント・バイアウト)、2010年8月にユニマットライフを間接完全子会社化した。

法人沿革[編集]

  • 2013年 – 株式会社ユニマットホールディング(現法人)となる株式会社ユニマットゼネラル設立。

グループ沿革[編集]

  • 1958年7月 – ユナイテッドスティール株式会社(株式会社ユニマットライフの前身)を創業し、鋼材・非鉄金属の輸出入及び販売を開始。
  • 1963年9月 – ユナイテッドスティール株式会社が、自動販売機オペレーター業務(ユニマットブランド)を開始。
  • 1972年1月12日 – 株式会社ユニマット(現・CFJ(シティグループ))設立。
  • 1975年5月 – 高橋洋二が株式会社丸和コーヨー(後に、株式会社コーヨーホールディングを経て、株式会社ユニマットホールディング(初代))設立。
  • 1979年6月 – ユナイテッドスティール株式会社が、オフィスコーヒーサービス業務を開始。
  • 1981年8月 – 株式会社ユニマットライフ(初代)設立。
  • 1984年11月 – 株式会社ユニマットコム(現・株式会社ユニマットリアルティー)設立。
  • 1991年9月25日 – 株式会社ユニマットオフィスコ(後の株式会社ユニマットライフ)設立。
  • 1991年10月 – 株式会社ユニマットが、オフィスコーヒーサービス事業を、株式会社ユニマットオフィスコに事業譲渡。
  • 1993年4月 – 株式会社ユニマットオフィスコが、環境美化用品レンタル・販売事業を開始。
  • 1994年4月 – ユナイテッドスティール株式会社から自動販売機事業が分社化され、株式会社ユニマットコーポレーション(後の株式会社ジャパンビバレッジ、株式会社ジャパンビバレッジホールディングスに吸収合併)設立。
  • 1994年10月 – 株式会社ユニマットオフィスコが、環境美化用品レンタル・販売事業を、株式会社ユニマットに営業譲渡。
  • 1995年 – 消費者金融の株式会社オリカキャピタルに資本参加し、グループ化。
  • 1996年4月1日 – 株式額面変更を目的として、休眠会社の株式会社ユニマットライフ(初代)が株式会社ユニマットオフィスコ(実質上の存続会社)を吸収合併し、株式会社ユニマットオフィスコに商号変更。
  • 1997年9月 – 株式会社ユニマットオフィスコが、株式を店頭公開。
  • 1997年10月1日 – 株式会社ユニマットが、株式会社ユニマットライフ(2代目)に商号変更。
  • 1998年4月 – 日本たばこ産業株式会社と資本・業務提携し、日本たばこ産業が株式会社ユニマットコーポレーションの株式の過半数を取得。
  • 1999年1月21日 – 休眠会社の株式会社ユーピーエスが、目的変更のうえ、株式会社ユニマットクリーンライフに商号変更。
  • 1999年4月1日 – 株式会社ユニマットライフ(2代目)が、環境美化用品レンタル・販売事業を、株式会社ユニマットクリーンライフに営業譲渡して分社化[3]
  • 1999年9月1日 – 株式会社ユニマットコーポレーションが、株式会社ジャパンビバレッジに商号変更。
  • 2000年1月 – 株式会社ユニマットオフィスコが、東京証券取引所第2部に株式上場。
  • 2000年2月 – 株式会社ユニマットホテルアンドリゾーツを設立。
  • 2001年3月 – 株式会社ユニマットオフィスコが、東京証券取引所第1部に指定換え。
  • 2001年3月1日 – 株式会社ディック関連会社のディックエージェンシー株式会社が、株式会社ユニマットライフ(2代目、ユニマットレディース等の消費者金融事業)を吸収合併し、株式会社ユニマットライフ(3代目)に商号変更(2003年1月6日に吸収合併してCFJ株式会社となる)。ユニマットレディースの名称は用いるが、ユニマットグループとは関係なくなる。
  • 2001年9月 – 株式会社ユニマットホテルアンドリゾーツが、株式会社ユニマットリバティーに商号変更。
  • 2004年4月1日 – 株式会社ユニマットケアサポート設立。
  • 2004年11月 – 株式会社ユニマットクリーンライフが、ジャスダック市場に株式上場。
  • 2005年4月 – 株式会社ユニマットリバティーが、飲食業を分離。
  • 2005年10月1日 – 株式会社ユニマットオフィスコが、キャラバンコーヒー株式会社と業務提携し子会社化。
  • 2006年3月 – 株式会社ユニマットビューティーアンドスパを設立。
  • 2006年4月 – 株式会社ユニマットオフィスコが、株式会社ユニマットクリーンライフを吸収合併し、株式会社ユニマットライフ(4代目)に商号変更。
  • 2006年4月1日 – キャラバンコーヒー株式会社が、株式会社ユニマットリレーションと合併し、ユニマットキャラバン株式会社に商号変更。
  • 2006年9月21日 – ユニマットグループが住友重機械工業子会社の「エスエイチアイリゾート開発株式会社」を譲受、マリーナ事業に進出(現ユニマットプレシャス)[4]
  • 2006年10月 – 山丸証券株式会社が、ユニマット山丸証券株式会社に商号変更。
  • 2007年1月 – 株式会社ユニマットライフが、株式会社ユニマットコミュニケーションズを吸収合併。
  • 2007年6月 – 株式会社ユニマットビューティーアンドスパが運営する松濤温泉シエスパで爆発事故。
  • 2007年10月 – 株式会社ユニマットリバティーが、株式会社ユニマットコスモ及び株式会社弓張の丘ホテルを合併。
  • 2007年12月31日 – ユニマットキャラバン株式会社が、株式会社フレッシュネス(フレッシュネスバーガー運営会社)を子会社化。
  • 2008年9月1日 – ユニマットキャラバン株式会社が、株式会社ユニマットクリエイティブにレストラン事業を営業委託。
  • 2009年9月10日 – ユニマットキャラバン株式会社が、株式会社フレッシュネスの保有全株式を高橋洋二及び株式会社ユニマットホールディング(初代)に譲渡[5]
  • 2010年8月3日 – 株式会社ユニマットライフの全株式を、株式会社ユニマットホールディング(初代)と子会社の株式会社ユニマットレインボーが取得、完全子会社とする。
  • 2010年10月1日 – 株式会社ユニマットレインボーが、株式会社ユニマットライフを吸収合併し、株式会社ユニマットライフ(5代目)に商号変更。
  • 2011年3月 – 株式会社メデカジャパン(神成裕 かんなり・ゆたか が創業した後の株式会社ユニマットそよ風、現・株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ)が、株式会社ユニマットケアサポートを吸収合併。
  • 2012年3月12日 – 岡山国際サーキットの全株式を自動車部品・配電盤などの生産を行なうアスカに売却。
  • 2013年3月 – 株式会社フレッシュネスが株式会社ユニマットクリエイティブを吸収合併。
  • 2013年4月1日 – 株式会社ユニマットホールディング(初代)が株式会社ユニマットライフを吸収合併し、株式会社ユニマットライフ(6代目)に商号変更。
  • 2013年 – 株式会社ユニマットゼネラル設立。
  • 2014年 – 株式会社コンランショップ・ジャパンがグループ入り。
  • 2014年11月 – 株式会社ユニマットリゾート&コミュニティが、ユニマットキャラバン株式会社と合併し、株式会社ユニマットプレシャスに商号変更。
  • 2015年3月31日 – 株式会社ユニマットプレシャスが出光マリンズより三河御津マリーナを譲受。
  • 2015年12月1日 – 株式会社ユニマットゼネラルが株式会社ユニマットホールディング(2代)に商号変更。
  • 2016年12月1日 – フレッシュネスバーガー事業を行う株式会社フレッシュネスの全株式をレインズインターナショナルに売却。
  • 2017年10月 – 株式会社ベルグの四月が、株式会社ユニマットプレシャスより一部事業を承継し、株式会社ユニマットキャラバンに商号変更。
  • 2019年6月1日 – 群馬サファリパークを運営している群馬サファリワールド(株)の株式を取得。
  • 2019年12月2日 – 松濤温泉シエスパ跡に株式会社ユニマットプレシャスによるコワーキングスペース(テレワークなどに利用できる) WORK COURT渋谷松濤オープン[6]
  • 2021年3月 – 株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティを子会社化。6月10日に上場廃止。

ユニマットグループ各社[編集]

過去の関連会社[編集]

文化事業[編集]

かつてシャガールやゴッホらの絵画作品を所蔵する箱根芦ノ湖美術館を運営していた。同館閉館後はその所蔵作品を引き継いだ青山ユニマット美術館を運営していたが、これも閉館した。その後グループが運営する美術館はないが、美術関連事業は継続している。ユニマットグループ創業者の高橋洋二は事業の傍らフランス近代美術を中心とする西洋美術品の収集を行い、ダヴィッド、ドラクロワ、ミレー、コロー、エンネル、クールベ、ドガ、ルノワール、ドラン、デュフィ、ユトリロ、モディリアーニ、藤田嗣治らの絵画作品や、ラリックのガラス工芸品、宝飾品などによる『ユニマットコレクション』[7]を形成。当社の所蔵品となっている。2017年から2018年にかけて巡回展「ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展 -やすらぎの美を求めて-」が開催され、初めてコレクションが一般公開された[8][9][10][11][12]。続く2019年から2020年にかけては巡回展「ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ -ユニマットコレクション-」が開催された[13][14][15]。このほか所蔵品の貸し出しも行っている[16]

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 変更報告書(大量保有)
  2. ^ 親会社の異動に関するお知らせ 株式会社ユニマットライフ・平成21年6月29日プレスリリース
  3. ^ 登録申請会社概要 JASDAQ
  4. ^ エスエイチアイリゾート開発 事業譲渡について – 住友重機械工業(2006年9月21日更新 / 2015年4月5日閲覧)
  5. ^ 当社子会社による孫会社株式の譲渡(非子会社化)に関するお知らせ
  6. ^ 本施設について | WORK COURT 渋谷松濤 -渋谷最大級のコワーキングスペース- – ワークコート渋谷松濤
  7. ^ 神戸市立小磯記念美術館/編集『フランス近代絵画と珠玉のラリック展 やすらぎの美を求めて ユニマットコレクション』2017年 神戸新聞社
  8. ^ 特別展「ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展―やすらぎの美を求めて―」の開催2017年8月22日 神戸市
  9. ^ 仏美術の名品並ぶ 神戸でユニマットコレクション2017年9月17日 兵庫おでかけプラス 神戸新聞NEXT
  10. ^ 企画展 ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展岩手県立美術館
  11. ^ ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展 ~やすらぎの美を求めて~北海道立旭川美術館
  12. ^ 【島瀬美術センター】「ユニマットコレクションフランス近代絵画と珠玉のラリック展―やすらぎの美を求めて―」開催!!2018年9月1日 佐世保市博物館島瀬美術センター
  13. ^ ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ -ユニマットコレクション-練馬区立美術館
  14. ^ ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ -ユニマットコレクション-パラミタミュージアム
  15. ^ ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ -ユニマットコレクション-そごう美術館 スケジュール
  16. ^ 東京都美術館「没後50年 藤田嗣治展」に絵画を貸し出しております2018年8月15日 ユニマットグループ お知らせ

外部リンク[編集]