イノトランス(InnoTrans)とは、世界最大の国際鉄道技術見本市の名称である。 2年に1回、偶数の年の9月に、ドイツ・ベルリンで開催される。 第1回の開催は1996年で、鉄道技術見本市としては世界最大のものであり、開催時点で最新の鉄道技術に関する出展が行われる。 出展内容は主として、車両関係や車両部品・コンポーネント関係技術、線路などのインフラストラクチャー技術や保線関係技術、トンネルなどの土木関係技術となっている。近年では鉄道情報システムなど、情報技術の出展も増加している。 世界的な鉄道市場の拡大の情勢にあって、開催規模は年々拡大する一方となっている。 主な来場客は、鉄道事業者や鉄道関連メーカーである。さらに大学の研究者や営業関係、メディア関係、貿易関係も対象である。 このイベントでは、多数の鉄道車両が展示されることもあり、業界関係者だけではなく、多くの鉄道ファンにとっても魅力あるもので、ビジネスデー期間後、週末に開催される一般開放では、多くの鉄道ファンが来訪する。 出展企業[編集] 出展する企業は、アルストム、シーメンス、ボンバルディア・トランスポーテーションといった「ビッグ3」を初めとして、大小さまざまな鉄道関連企業となっている。多くはドイツを含めたヨーロッパ各国の企業とであるが、アメリカからの出展もある。近年は欧米以外からの参加も増加している。 世界最大の鉄道技術見本市であり、数多くの競合相手企業が一堂に会することから、その注目度は非常に高く、各企業とも多くのリソースを費やして、自社の最新鋭・最先端の鉄道技術をアピールする場となっている。 日本からの出展は、全体の出展社数の割には非常に少ないが、「日本鉄道車両輸出組合」(JORSA)のほか、鉄道関連メーカもいくつか出展しており、日本の鉄道技術を世界にアピールする重要な場となっている。 2012年(第9回)[編集] 開催日 :2012年9月18日~21日(一般公開:22日,23日) 出展者 :49ヶ国 2,515社・団体 来場者数:126,110人 140ヶ国から。 展示車両:115両 成約:約18億ユーロ 2010年(第8回)[編集]
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