満点星 – Wikipedia

満点星』(まんてんぼし)は一青窈の配信限定シングル

本作は、映画『はなちゃんのみそ汁』の主題歌となっており、ガンによって33歳でこの世を去った安武千恵が生前に夫と娘のはなと過ごす日々を綴ったブログから生まれた同名のエッセイを映画化したもので、この映画のために書き下ろされた楽曲となっている[1]

楽曲に関するコメント[編集]

一青窈
一青は本作に関して以下のように語っている。
タイトルの由来に関して
この曲は春の季語となっている満点星躑躅(ドウダンツツジ)と言う言葉から『満点星』を取らせて貰いました。中国語読みだと”ドウダン”と読むのですが、中国語に馴染みがない一般の方からすると分かりにくいかなと思ったので、”まんてんぼし”と言う読み方にしています。花言葉は「素直な告白」でして、母として真っ直ぐにはなちゃんに愛情を注ぐ千恵さんと、それを一心に支えサポートをする安武さんとその二人からの愛に応えるはなちゃんと常日頃から素直な気持ちをちゃんと伝えている家族としてのあり方がとても素敵だなと思い、このタイトルに決めました[1][2]
作詞をするにあたりイメージしたことに関して
花期に差し掛かると樹全体が真っ白に染まることから『満点星』の字が当てられているとの事です。属名としての名が『Enkianthus』とあるんですが、ギリシャ語でenkyos (妊娠する) + anthos (花)と言うのが由来なんだそうです。膨らんだ花の形がはなちゃんがいつかお母さんと同じく子供を宿すように純白のドレスの裾をイメージしながらまだ見ぬはなちゃんの未来のウェディングドレス姿を思い浮かべ、それと重ねて詞を書きました。つぼみからぽこっと花が咲き出す姿がはなちゃんの可愛らしい笑顔と重なって見えましたね[1][2]
広末涼子
映画で主演を勤めた広末涼子は本作に関して以下のように語っている。
この曲を初めて聴かせて頂いた時、とても大きな優しさに包まれた気持ちになりました。聴く度に心に染みて身体全体に響き渡るような楽曲ですね。実際に作中で「満点星」を歌って演じるシーンがありましたが、役を通してこの曲を歌わせて頂いた時は、涙が止まらなかったですね。もうあまりに止まらなくて困ってしまうくらいでした。これ程映画に相応しくストーリーを物語ってくれる素晴らしい楽曲を作り届けてくださった一青さんには深く深く感謝をしています。」とのコメントを寄せている[1][2]
  1. 満点星
    作詞:一青窈 / 作曲・編曲:武部聡志

収録アルバム[編集]

満点星

外部リンク[編集]