吉本坂46 – Wikipedia

吉本坂46(よしもとざかフォーティーシックス、Yoshimotozaka46)は、日本の男女混成アイドルグループ[1]。秋元康のプロデュースにより、2018年8月20日に結成した。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を理由に、2022年2月5日をもって活動休止した[2]

2018年2月21日、ヨシモト∞ホールで開かれた「巨大プロジェクト発表記者会見」において、秋元康プロデュースによる乃木坂46・欅坂46(現櫻坂46)に続く坂道シリーズ第3弾として本グループ「吉本坂46」の結成が発表された[3][4]。同記者会見でプロデューサーの秋元康がVTR映像で登場し、プロジェクト始動開始決定の経緯を説明した[4]

その中で秋元は、吉本興業の大崎洋会長から乃木坂46・欅坂46につづくグループを吉本の芸人で作りたいとの相談があり、それを受けて秋元自身が坂道シリーズの正式な第3弾としてプロデュースする事を決めた旨を語った。また、メンバーについては年齢と性別は不問で、吉本興業グループに所属する約6,000人の中からオーディションにより決定することも発表された。この発表には驚きの声が数多く挙がった[5]

他の坂道グループとの比較[編集]

  • メンバー全員が吉本興業所属。オーディションにも吉本興業所属者のみ参加可能。
  • 吉本興業所属であれば、男性や既婚者も参加できる。
  • 一部メンバーは芸名のまま活動し、および年齢が非公表。
  • メンバーはグループ専任ではなく、元々の仕事と兼業している。
  • 他の坂道グループは写真集などの期間限定アカウントを除き、個人SNSは開設していないが、吉本坂46は参加以前から開設している人を含む、多くのメンバーが個人SNSを開設している(なお現在は、乃木坂46・櫻坂46・日向坂46の一部メンバーは個人Instagramアカウントを開設している)。
  • 坂道グループ全体についての解説・論評では、他のグループと運営体制や加入資格が大きく異なることもあり、「吉本坂46を除く」と注記されたり、まったく言及が行われないことがある。

2018年[編集]

  • 2月21日、ヨシモト∞ホールで開かれた記者会見で秋元康のプロデュースにより、坂道シリーズ第3弾として本グループの始動を発表[6]
  • 3月22日、吉本興業株式会社東京本部でメンバーオーディション第一次書類審査通過者を発表、エントリー総数1,747名に対し、751名が合格[7]。また、落選者からの不満の声が多数寄せられたため、敗者復活戦の実施も決定[8]
  • 4月4日(3日深夜)、初の冠番組『吉本坂46が売れるまでの全記録』(テレビ東京)を放送開始[9][10]
  • 4月5日 – 11日、敗者復活戦を実施、20名が合格[11]
  • 5月1日、メンバーオーディション第二次審査通過者を発表、173名が合格[12]
  • 5月9日 – 15日、メンバーオーディション第三次審査を実施、143名が合格[13]
  • 6月4日 – 10日、メンバーオーディション第四次審査を実施、113名が合格[14]
  • 6月27日、『テレ東音楽祭2018』(テレビ東京)に暫定の選抜メンバー(旺季志ずか、金田哲、川島章良、榊原徹士、野沢直子、村上ショージ)が出演[15]
  • 8月6日、メンバーオーディション第五次審査通過者がSHOWROOMの生配信で発表、80名が合格[16]
  • 8月20日、最終審査の結果、正式メンバー46人が決定[17]。「吉本坂46メンバーお披露目会」にVTR出演した秋元康から2期生の募集も発表された[18]
  • 9月16日、幕張メッセで開催された『Rakuten GirlsAward 2018 AUTUMN/WINTER』に出演。
  • 10月9日、デビューシングルの選抜メンバーとユニット4組をSHOWROOMの生配信で発表、村上ショージが中心となるユニット4組目の他のメンバーについては後日発表とした[19]
  • 11月16日、デビューシングルに収録される各ユニット名および収録曲が発表され、村上ショージのソロ曲の収録が決定[20]
  • 12月12日、『2018 FNS歌謡祭』(フジテレビ)に出演、「泣かせてくれよ」をテレビ初パフォーマンス[21][22]
  • 12月26日、1stシングル「泣かせてくれよ」でCDデビュー[23]。同日、池袋サンシャインシティ噴水広場でリリースイベントを開催[24]

2019年[編集]

2021年[編集]

  • 10月29日、2022年2月5日に開催するアニバーサリーライブをもって吉本坂46の活動を休止することを発表[2]

2022年[編集]

  • 2月2日、1stアルバム「That’s Life~それも人生じゃん~」発売[28]
  • 2月5日、この日に開催されたコンサート「吉本坂46 2nd&3rd Anniversary Live~冬眠~」をもって吉本坂46の活動を休止[2][28][29]

メンバー[編集]

メンバーはグループ専任ではなく、元々の仕事と兼業している。

活動休止時点のメンバー[編集]

卒業メンバー[編集]

名前 よみ 所属グループ / コンビ 加入期 最終在籍日 備考
野沢直子 のざわ なおこ 1期生 2019年8月18日 [43]
三秋里歩 みあき りほ 1期生 2020年3月31日 [44]
元NMB48/元AKB48
TAK たく 元Ooops! 2期生 2021年3月31日 [45]
岡畑雛生 おかはた ひなな 元Re:Complex 2期生 2021年9月9日 [46]
高野祐衣 たかの ゆい 1期生 2021年10月1日 [47]
元NMB48

構成の推移[編集]

年月日 出来事 増減 人数
2018年8月20日 1期生オーディション合格者発表 +46 46
2019年8月18日 野沢直子 卒業 -1 45
2019年12月27日 2期生オーディション合格者発表 +21 66
2020年3月31日 三秋里歩 卒業 -1 65
2021年3月31日 TAK 卒業 -1 64
2021年9月9日 岡畑雛生 卒業 -1 63
2021年10月1日 高野祐衣 卒業 -1 62

1期生オーディション[編集]

  • 応募資格:吉本興業グループ所属タレント6,000人余りが対象。ユニットの芸人でも個人としてエントリーする。NMB48の現役メンバーは対象外。3月上旬締切[48]
  • 応募総数:1,747名[7]
  • 一次審査:書類選考、合格者751名[7]
    • 敗者復活戦[49](2018年4月5日 – 11日[11]、SHOWROOM)、合格者20名。
  • 二次審査:グループ面接での自己PR、歌唱審査(2018年4月、東京・大阪)[7]、合格者173名[12]
  • 三次審査:15秒の自己PR動画「自分CM」(2018年5月9日 – 15日、公式サイト内特設ページでの一般投票)投票数の下位30名が落選、合格者143名[13]
  • 四次審査:水着審査「自分がこれで水に入れると思う服装」(2018年6月4日 – 10日、公式サイト内特設ページでの一般投票)投票数の下位30名が落選、合格者113名[14]
  • 五次審査:ダンス審査「魂のステップ」、1チーム約10名ずつに候補者を振り分け、課題曲のダンスとフォーメーションを習得。一定の練習期間後に、審査用のダンスパフォーマンス収録を行い、そのVTRをもとに審査員が選考[50]。審査員は民放テレビキー局・準キー局のプロデューサー10名が務める[51]。結果発表は8月6日にSHOWROOMで生配信[52]。合格者80名[16]
  • 最終審査:秋元康による最終審査[16]
  • 最終合格者:2018年8月20日、ヒューリックホール東京で開催されたメンバー発表お披露目会で発表[17]

2期生オーディション[編集]

  • 2019年9月22日に行われたSHOWROOM配信で、2期生の募集が発表された。吉本興業グループに所属しているタレントに加え、吉本興業グループで働くスタッフからも応募可能としている[53]
  • 応募総数:715名[54]
  • 一次審査:書類選考、合格者301名[54]、うち4名辞退[55]
  • 二次審査:30秒の自己PR動画(2019年11月8日 – 11月17日、公式サイト内特設ページでの得票数、候補者自身のTwitterのリツイート数・いいね数、候補者自身のInstagramのいいね数を合計したポイント数の上位150名)、合格者150名[55]
  • 三次審査:面接、ダンス審査(課題『君の唇を離さない』サビ部分)。合格者46名[56]
    • 敗者復活戦(2019年12月8日 – 2019年12月15日[57]、SHOWROOM)、合格者10名。
  • 最終審査:面接。1分間の自己PR、歌唱審査[56]。審査の模様を秋元康が最終チェック。
  • 最終合格者:2019年12月27日、カルッツかわさきホールで開催された『吉本坂46 2期生メンバー発表お披露目会』で発表[58]

シングル[編集]

最高位はオリコン・ウィークリーランキング最高順位[59]

リリース日 タイトル 最高位 規格品番 形態(販売形態)
1 2018年12月26日 泣かせてくれよ 3位 SRCL-11002/3 映像盤(CD+DVD)
SRCL-11004/49 通常盤(CD、46種)
2 2019年5月8日 今夜はええやん 3位 SRCL-11148/9 映像盤(選抜 ver)(CD+DVD)
SRCL-11150/1 映像盤(RED ver)(CD+DVD)
SRCL-11152 通常盤(CD)
3 2019年12月25日 不能ではいられない 3位 SRCL-11365/66 映像盤(選抜 ver)(CD+DVD)
SRCL-11367 通常盤A 初回仕様限定盤(CD)
SRCL-11338 通常盤B(RED1位記念)(CD)

アルバム[編集]

リリース日 タイトル 最高位 規格品番 形態(販売形態)
1 2022年2月2日 That’s Life〜それも人生じゃん〜 22位 SRCL-12043/44 初回生産限定盤A(CD+DVD)
SRCL-12045/46 初回生産限定盤B(CD+DVD)
SRCL-12047 通常盤(CD)

タイアップ[編集]

バラエティ[編集]

特別番組[編集]

イベント[編集]

  • Rakuten GirlsAward 2018 AUTUMN/WINTER(2018年9月16日、幕張メッセ) – 小川・斎藤・SHUHO・しゅんしゅんクリニックP・たかし・高野・まちゃあき・松浦・三秋・山本・ゆりやんレトリィバァ[69]
  • ReNY SUPER LIVE 2019 ~supported by 今夜はアナタのフェス(2019年2月1日、新宿ReNY) – POP MONSTER(たかし・マサルコ・松浦)[70]
  • りゅうか夢の種まつり~お花見大作戦~(2019年3月23日、流通科学大学 野外特設ステージ) – A-NON・小寺・榊原・SHUHO・たかし・高野・田中・光永・藤井・まちゃあき[71]
  • 島ぜんぶでおーきな祭 -第11回沖縄国際映画祭-(2019年4月20日、波の上うみそら公園 ビーチステージ)[72]
  • テレ朝夏祭りサマーステージ(2019年7月17日)
  • TIF2019(2019年8月4日、お台場 スマイルガーデン)
  • 超☆汐留パラダイス(2019年8月6日、汐留日本テレビタワー パラダイスラグビーステージ)- RED

CM・広告[編集]

ネット配信[編集]

  • 吉本坂46のカンムリダービー(2019年12月26日 – 、グノシーライブ)[75]
  • 吉本坂46のおうち時間も笑わせろ(2020年5月1日 – 、SHOWROOM)[76]

ネット連載[編集]

  • Yahoo!ライフマガジン(2019年2月25日 – 、Yahoo!Japan) – 吉本坂46の泣かせメシ![77]

ライブ[編集]

  • 吉本坂46 誕生祭 1st Anniversary Live(2019年12月27日、カルッツかわさき)[27]

雑誌連載[編集]

  • NAIL MAX(2019年2月23日 – 、ミーティア)[78]

注釈[編集]

  1. ^ 2001年11月6日生まれ。
  2. ^ 1955年5月28日生まれ。
  3. ^ 休養中のよしこに代わり光永が出演[63]、遠藤章造に代わりまちゃあきが出演[64]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]