芝州 – Wikipedia

芝州(ししゅう)は、中国にかつて存在した州。唐代から北宋にかけて、現在の広西チワン族自治区忻城県一帯に設置された。

芝州の設置年代は判明していない。742年(天宝元年)、芝州は忻城郡と改称された。758年(乾元元年)、忻城郡は芝州の称にもどされた。芝州は嶺南道の安南都護府に属し、忻城・富川・平西・楽光・楽艶・多雲・思竜の7県を管轄した[1]

北宋により芝州は羈縻州とされた。1043年(慶暦3年)、芝州は廃止され、属県の忻城県は宜州に転属した[2]

  1. ^ 『旧唐書』地理志四および『新唐書』地理志七上
  2. ^ 『宋会要輯稿』方域七