繡州 – Wikipedia

繡州(しゅうしゅう)は、中国にかつて存在した州。唐代から北宋初年にかけて、現在の広西チワン族自治区貴港市南東部に設置された。

621年(武徳4年)、唐により隋の鬱林郡阿林県に林州が置かれた。林州は常林・阿林・皇化・帰誠・羅繡・盧越などの県を管轄した。623年(武徳6年)、林州は繡州と改称された。742年(天宝元年)、繡州は常林郡と改称された。758年(乾元元年)、常林郡は繡州の称にもどされた。繡州は嶺南道の桂管十五州に属し、常林・阿林・羅繡の3県を管轄した[1]

972年(開宝5年)、北宋により繡州は廃止された。常林・阿林・羅繡・欣道・渭竜の5県が廃止され、容州の普寧県に編入された[2]

  1. ^ 『旧唐書』地理志四
  2. ^ 『宋会要輯稿』方域七