藤井義将 – Wikipedia

　藤井 義将　

FUJII YOSHIMASA
基本情報
名前	藤井 義将
生年月日	(1929-07-01) 1929年7月1日
没年月日	(2015-02-26) 2015年2月26日（85歳没）
身長	165 cm (5 ft 5 in)
体重	60 kg (132 lb)
出身地	福岡県
経歴
成績
優勝回数	23回
日本プロゴルフ殿堂 殿堂表彰者
選出年	2018年
選出部門	レジェンド
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藤井 義将（ふじい よしまさ、1929年7月1日 – 2015年2月26日）は、福岡県出身の元プロゴルファー。

孫の千夏は現役の女子プロゴルファー^[1]。

12歳からゴルフを始め、1951年に福岡カントリー倶楽部和白コースから21歳でプロ入りし、1962年に霞ヶ関カントリークラブとトーナメントプロとしての年間契約を締結^[2][3]。従来のゴルフ場専属ではなく、トーナメント中心で活動する新しいスタイルの先駆けとなった^[2][3]。当時、会員制のゴルフ倶楽部で育ったプロの業務は、会員向けのレッスンやコース管理の助言などが主なものであったが、トーナメントプロとしてゴルフ場と雇用契約を結ぶのは異例であった^[2]。当時のプロを対象にした競技の数が少なく、今日とは違い手にした賞金では生計は立てにくかった^[2]。霞ヶ関CCを拠点に関東のプロゴルフ界で活躍した後、故郷・福岡に新設された玄海ゴルフ倶楽部に移籍し、以降は九州を拠点にする^[2][3]。切れ味鋭いショットで「玄海の荒法師」の異名を取り^[3]、1971年の日本オープンでは雨中の接戦で杉本英世とのプレーオフの末、42歳で初のビッグタイトルを獲得^[2]。試合後にプロ仲間が帝国ホテルで祝勝会をするため、当時霞ケ関CCに所属していた息子の久隆も呼ばれて駆け付けたが、当の藤井本人は「疲れたから」という理由で九州に帰ってしまった^[4]。シニア入り後も日本プロシニアを初めとする数々のタイトルを獲得し、レギュラー時代と合わせて23勝を挙げている^[3]。また九州で多くの後進を育てたことでも知られ、門下生には尾崎将司・秋富由利夫・藤池昇龍・友利勝良がおり、尾崎が西鉄の選手からプロゴルファーを目指した際に最初に門を叩いたのが藤井であった^[3]。1974年から1988年にかけて日本プロゴルフ協会理事を務め、1989年には日本プロスポーツ功労賞、2004年には文部科学省スポーツ功労者顕彰を受けている^[3]。晩年は九州プロゴルフ研修会相談役を務め、2015年2月26日午前6時59分、心不全のため福岡市内の病院で死去。享年85歳。葬儀は家族葬で営まれ、お別れ会は3月22日午後1時から博多区下川端町のホテルオークラ福岡で開かれた。2018年には金井清一、吉川なよ子と共に第6回日本プロゴルフ殿堂入りを果たす^[5]。

主な優勝[編集]

レギュラー[編集]

• 1964年 – グランドマンスリー
• 1966年 – 西日本オープン
• 1971年 – 日本オープン

シニア[編集]

• 1979年 – 日本プロシニア
• 1980年 – 日本プロシニア、関西プロシニア
• 1981年 – 関西プロシニア
• 1982年 – 関西プロシニア
• 1984年 – 関西プロシニア
• 1989年 – 日本プログランドシニア、関西プログランドシニア
• 1990年 – 日本プログランドシニア、関西プログランドシニア
• 1991年 – 関西プログランドシニア
• 1992年 – 日本プログランドシニア、関西プログランドシニア

1. ^ 九州ゴルフ界の重鎮・藤井義将氏の孫、千夏が首位発進／国内アマ
2. ^ ^{a b c d e f} ゴルフ殿堂、金井氏ら三氏を顕彰
3. ^ ^{a b c d e f g} 日本プロゴルフ殿堂　藤井義将プロフィール
4. ^ 式典第六回 | 日本プロゴルフ殿堂
5. ^ 顕彰者紹介 | 日本プロゴルフ殿堂

外部リンク[編集]

• 日本プロゴルフ殿堂　藤井義将プロフィール