掛田崇寛 – Wikipedia

掛田 崇寛(かけだ たかひろ)は、日本の看護師、保健師、看護学者、保健学者(基礎看護学・疼痛看護学)。学位は博士(保健学)(2011年、山口大学にて取得)。

経歴・人物[編集]

生い立ち[編集]

川崎医療福祉大学に進学し、医療福祉学部の保健看護学科にて学んだ[1][2]。1999年3月、川崎医療福祉大学を卒業した[1][2]。それにともない、学士(保健看護学)の学位を取得した[3]。同年4月、国立がんセンター(国立がん研究センターの前身)に採用され、国立がんセンター東病院(国立がん研究センター東病院の前身)の看護部に配属された[1][4]。2003年3月、国立がんセンター東病院の看護部を退職した[1]。その後、岡山大学の大学院に進学し、保健学研究科にて学んだ[1][2]。2005年3月、岡山大学における大学院の博士前期課程を修了した[1][2]。それにともない、修士(看護学)の学位を取得した[3]

研究者として[編集]

大学院の博士前期課程修了後、2005年4月より山口大学に勤務することになり、医学部の助手に就任した[1][4]。医学部においては、主として保健学科の看護学専攻の職務を担当した[4]。学校教育法の改正にともない、2007年4月より、山口大学の大学院にて医学系研究科の助教に就任した[1][4]。医学系研究科においては、主として保健学系学域の講義を担当した[1]。同年9月、母校である川崎医療福祉大学に転じ、医療福祉学部にて講師に就任した[1][4]。医療福祉学部においては、主として保健看護学科の講義を担当した[1][4]。その間、並行して古巣である山口大学の大学院に在籍し、医学系研究科の保健学専攻にて学んだ[1][2]。2011年3月、山口大学における大学院の博士後期課程を修了した[1][2]。それにともない、博士(保健学)の学位を取得した[3][5]。論文名は「甘味刺激は痛覚-情動系神経活動を抑止してヒト成人における急性痛を緩和する (Sweet stimulus reduces acute pain in human adults via prevention of neuronal activation in sensory-limbic systems)」[6]。翌年4月には、川崎医療福祉大学にて医療福祉学部の准教授に昇任した[1][4]。なお、医療福祉学部においては、引き続き保健看護学科の講義を担当した[1][4]。2013年4月には、保健看護学科の副学科長に就任した[4]。また、川崎医療福祉大学の大学院においては、医療福祉学研究科の指導教員補佐を兼務した[7]。医療福祉学研究科においては、主として保健看護学専攻の講義を担当した[7]。2015年4月、静岡県立大学に転じ、看護学部の教授に就任した[4]。看護学部においては、主として看護学科の講義を担当した[8]。また、静岡県立大学の大学院においては、看護学研究科の講義を担当した[8]。看護学研究科においては、主として看護学専攻の講義を担当した。2016年3月31日、静岡県立大学の看護学部の教授を退任した[9]

研究[編集]

専門は看護学や保健学だが、特に基礎看護学や疼痛看護学といった分野の研究に取り組んでいる[10]。具体的には、疼痛に対処するために鎮痛ケアの技法の開発に取り組むとともに、患者の情動という側面から疼痛の管理を試みるなど[11]、患者の感じる「痛み」と看護に纏わるさまざまな研究に従事している[12][13]。また、それに関する専門書なども執筆している[14][15][16]。これらの研究業績により、日本疼痛学会学術集会優秀演題[17]、日本看護研究学会奨学研究表彰[17]、山口大学大学院医学系研究科奨励賞[17]、日本私立看護系大学協会看護学研究奨励賞[17][18]、といった各賞が授与されている。なお、看護師や保健師の資格も持つ[3]

学術団体としては、日本看護科学学会、日本看護研究学会、日本看護技術学会、日本疼痛学会、シグマシータタウ国際名誉看護学会、日本家族看護学会などに所属している[19]。日本看護科学学会では代議員を務め[20][21]、日本看護研究学会では評議員や査読委員を務め[21][22]、日本疼痛看護研究会では代表世話人に就任するなど[21]、各団体の役職を歴任した。

エピソード[編集]

大学生時代は、硬式野球で汗を流した[23]

略歴[編集]

共著[編集]

共訳[編集]

関連項目[編集]