岐阜クエスト – Wikipedia

岐阜クエスト』(ぎふクエスト)は、blazeworksが開発・配信するスマートフォン向けゲームアプリ[1]。基本プレイ無料[1]で、アイテム課金が存在する。内容は岐阜県内の全市町村を舞台として、仲間を集めながら魔物と戦うストーリーのロールプレイングゲーム[1]。ビジュアルはファミリーコンピュータを始めとしたいわゆる8ビットゲーム機で用いられた「ドット絵」で構成されている[1][2]

またこのページでは、岐阜クエストの後に開発された他県を舞台としたゲームについても述べる。

ゲーム内容[編集]

突如現れた魔王によって滅ぼされた岐阜県を舞台としている[3]。妖精と自称するネコの姿をした謎の生物「みぃねこ[注 1]」によって岐阜県に召喚された主人公[注 2]が、みぃねこや各地にいる仲間[注 3]と共に岐阜県内の全42市町村を巡り、地元グルメ[注 4]を獲得したりクイズに答えたりしながら経験値である「ぎふりょく」を高めていき[1]、各地の敵や中ボスらを倒し、岐阜を奪おうとする魔王と対決する。また、岐阜県内のタレント[注 5]やマスコットキャラクター[注 6][3]、戦国武将[1][注 7]を仲間として集めていく。各地域の物語や伝統文化も盛り込まれている[7]

開発の経緯・経過[編集]

開発者の女性は名古屋市出身だが[2]、岐阜県出身の男性と結婚[1]。岐阜について調べるうちに、岐阜を舞台にしたゲームを作りたいと思い立ち開発した[3]。2019年にはゲームへの登場などを特典としてクラウドファンディングで資金を募集[2]。2021年2月17日にリリースした[1][3]。リリース後も、仲間や魔物、やりこみコンテンツの追加や、ゲーム内でのイベント開催など、アップデートを行なっている[8][9]

リリース2日後の2月19日にはApp Storeの無料ゲームで9位を獲得[10]。また、リリース前後には各種メディアに取り上げられた他[注 8]、山形新聞にも掲載された[14][15]。2021年5月27日までに8万ダウンロード[16]、同年7月27日までに10万ダウンロード[9]を突破している。

他県を舞台としたゲーム[編集]

岐阜クエストがリリースされた時点で、開発者は「47都道府県全てを冒険できるようにしたい」と述べており[16]、岐阜クエスト以降にも以下のゲームがリリース・開発されている。

三重クエスト[編集]

第2弾として三重クエスト[17]が2021年12月17日にリリースされた[18]。岐阜クエストと同様に、地元のキャラクターや歴史上の人物、特産品、グルメが登場する[注 9]。経験値として得られるポイントは「みえりょく」に変更されている[19]。また、観光地の写真が閲覧できる機能が実装された[19]。2022年2月時点で8,500回以上ダウンロードされた[19]

愛知クエスト[編集]

2022年2月時点で愛知クエストが開発中である[19]

注釈[編集]

  1. ^ 攻撃には加わらず、主人公のサポート役に徹する。
  2. ^ 初回に男性・女性どちらかを選択し、名前を決める。選択しなかった側は、男性が「ぎぎ」、女性が「ふふ」として一人目の仲間となる。
  3. ^ 主人公含めて最大5人で行動する。満員の状態で仲間が追加されると誰かを外すことになるが、市町村内各所にある酒場に集まっており、そこで入れ替えることが可能。
  4. ^ 五平餅やハヤシライスなど[1]
  5. ^ 岐阜ご当地タレントのやながせゆっこ、塚本明里や[4][5]、メルヘンロックアイドルの蜂蜜★皇帝[6]など。
  6. ^ やなな[4]やもとまる[5]など。
  7. ^ 岐阜県に所縁のある織田信長や明智光秀など[1]
  8. ^ ぎふチャンラジオ「ゆっこ学園 月曜なのに金パーソン!」(2021年2月15日)[11]、ぎふチャンラジオ「2時6時」(2021年5月14日)[12]、CBCラジオ「ドラ魂KING」(2021年5月19日)[13]など。
  9. ^ キャラクターはいが☆グリオや伊賀FCくノ一三重のくノんちゃんなど、歴史上の人物は松尾芭蕉や服部半蔵、特産品は伊賀くみひも、グルメはかたやき[19]

出典[編集]

外部リンク[編集]