千葉文夫 – Wikipedia

千葉 文夫(ちば ふみお、1949年8月29日 – )は、フランス文学者、早稲田大学名誉教授。

東京都杉並区生まれ。1975年東北大学文学部美学美術史学科卒、1983年早大大学院フランス文学博士課程中退。パリ第1大学哲学博士。早大文学部助手、助教授、文学学術院教授[1]。フランス文学のほか、音楽関係の翻訳も多い。「ミシェル・レリスの肖像」で第71回読売文学賞(研究・翻訳部門)を受賞。

  • 『ファントマ幻想:30年代パリのメディアと芸術家たち』青土社 1998
  • 『ミシェル・レリスの肖像:マッソン、ジャコメッティ[要曖昧さ回避]、ピカソ、ベイコン、そしてデュシャンさえも』みすず書房 2019.10

共編[編集]

  • 『道空間のポリフォニー』長田攻一・坂田正顕と共編 音羽書房鶴見書店 2007
  • 『ジャン・ルーシュ 映像人類学の越境者』金子遊共編. 森話社, 2019

翻訳[編集]

  • エルマー・ホーレンシュタイン『ヤーコブソン 現象学的構造主義』川本茂雄共訳 白水社 1983
  • ジャンケレヴィッチ『夜の音楽 ショパン・フォーレ・サティ ロマン派から現代へ』松浪未知世・川竹英克共訳 シンフォニア 1986
  • ポール・ヴィリリオ『戦争と映画 1 知覚の兵站術』石井直志共訳 UPU・GS叢書 1988、平凡社ライブラリー 1999
  • ミシェル・レリス『角笛と叫び』青土社 1989
  • ピエール・クロソウスキー『ローマの貴婦人 ある種の行動の祭祀的にして神話的な起源』哲学書房 1989
    • 『古代ローマの女たち ある種の行動の祭祀的にして神話的な起源』平凡社ライブラリー 2006
  • スティーヴン・アンガー『ロラン・バルト エクリチュールの欲望』勁草書房 1989
  • アラン・ジェイ・ラーナー『ミュージカル物語 オッフェンバックから『キャッツ』まで』星優子・梅本淳子共訳 筑摩書房 1990
  • ミシェル・シュネデール『グレン・グールド 孤独のアリア』筑摩書房 1991、ちくま学芸文庫 1995
  • ミシェル・シュネデール『シューマン 黄昏のアリア』筑摩書房 1993
  • フランシス・プーランク『プーランクは語る 音楽家と詩人たち』ステファヌ・オーデル編、筑摩書房 1994
  • ジェラール・マセ『最後のエジプト人』白水社 新しいフランスの小説 1995
  • 『ミシェル・レリス日記』全2巻、ジャン・ジャマン校注 みすず書房 2001-2002
  • フロランス・ドゥレ『リッチ&ライト』みすず書房 2002
  • ジャン・スタロバンスキー『オペラ、魅惑する女たち』みすず書房 2006
  • 『マルセル・シュオッブ全集』全1巻 国書刊行会 2015
大濱甫・多田智満子・宮下志朗・大野多加志・尾方邦雄共訳
  • ミシェル・レリス『縫糸 ゲームの規則Ⅲ』 平凡社 2017。全4巻
  • ジェラール・マセ『帝国の地図 つれづれ草 2 (批評の小径)』水声社, 2019

外部リンク[編集]

  1. ^ 『現代日本人名録』2002年