古居みずえ – Wikipedia

古居 みずえ(ふるい みずえ、1948年 – )は、日本のフォト・ジャーナリスト、映画監督である。アジアプレス・インターナショナル所属、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会会員[1]

1948年、島根県に生まれる[2][注 1]。東京都在住[6]
37歳の時に関節リウマチで歩行困難になり、1か月後には歩行器なしでは動くことも不可能になったが、投薬により奇跡的に回復した[7][8]。古居はその際にフォトジャーナリストの広河隆一による写真展を見たことがきっかけとなり、古居が病気になるまでの前職はOLであったが「一度きりの人生。何かを表現したい」と思い[9]、1988年、フリーのジャーナリストとしてパレスチナへ渡航する[10]
1993年に難民キャンプ出身のガーダ・アギールと出会って以来、彼女を写真とヴィデオで撮り続け、12年後にドキュメンタリー映画『ガーダ パレスチナの詩』として結実する[10]
2005年、写真『パレスチナの女たち』でDAYS国際フォトジャーナリズム大賞審査員特別賞を受賞した[11]

2006年、第6回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞(公共奉仕部門)を受賞した[12]

2011年、イスラエルによるガザ地区空爆の犠牲になった家族を取材した映画『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』が公開される[13]。福島第一原発事故で計画的避難区域に指定された福島県飯舘村を取材したドキュメンタリー映画『飯舘村の母ちゃんたち』の製作が進められている[14]。脱原発を訴えている[15]

古居は出身地である島根県に対する社会貢献として「古居みずえ故郷の会」を発足させ、旧掛合町(現雲南市)や出雲市のほか、松江市など島根県内における様々な市町村で、映画の上演や講演活動を行っている[16]

2014年にガザ地区で取材活動を行い、アジアプレスのホームページ上で報道を行った[17][18][19]

古居は2016年3月に福島県の飯舘村において農業を営む女性を対象とした「飯舘村の母ちゃんたち、土とともに」と称するドキュメンタリー映画をリリースした。なお、古居は自らの学歴に関しては公表していない。

ビブリオグラフィー[編集]

  • インティファーダの女たち パレスチナ被占領地を行く(1990年、彩流社)
  • パレスチナ 瓦礫の中の女たち(2004年、岩波書店)
  • ガーダ 女たちのパレスチナ(2006年、岩波書店)
  • ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち(2011年、彩流社)

フィルモグラフィー[編集]

  • ガーダ パレスチナの詩(2005年)
  • ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち(2011年)
  • 飯舘村の母ちゃんたち、土とともに(2016年)

注釈[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]