ブルート・アウス・ノート – Wikipedia

ブルート・アウス・ノート (Blut Aus Nord フランス語: [blut o nɔʁ]ドイツ語: [bluːt aʊs nɔʁt])は、1994年にフランスで結成されたブラックメタルバンド。バンド名はドイツ語で”北方からの血”。

メンバー[編集]

  • Vindsval – vocals, guitar
1979年生まれ。Ultima Thuléeを作った時は15歳だった。フランスのアンダーグラウンドレーベルAppease Me…も経営している。
  • W.D. Feld – Drums, electronics,Keyboard
  • GhÖst – Bass

1994年、Vindsvalが”Vlad”という名前のソロプロジェクトとしてスタート。

1995年に現在のバンド名へと変更しUltima Thuléeをリリース。

The Work Which Transforms Godはほぼインストゥルメンタルのアルバムで歌詞も公にされていないが、コンセプトアルバムである[4][5]。この作品は聴衆が持つ現実やさまざまな形而上学的な事柄に対する偏見や先入観に挑戦することを意図している[6]。このアルバムはTerrorizer Magazine’によって2003年にリリースされたアルバムのtop10に選出されている。ジャーナリストのAvi Pitchonはこう述べている。「ブルート・アウス・ノートはおそらく他のバンドよりもブラックメタルというジャンルの発展に寄与している。 2003年に発表された作品’The Work Which Transforms God’は私たちを’ブラックホールメタル’という歪んで、崩壊しつつあるジャンルの転換点へと誘う。これは今日ではシューゲイザー・ブラックメタルとも言われているものだ[6]。」

2007年、Odinist: The Destruction of Reason by Illuminationをリリース。 サブタイトルはアレイスター・クロウリーの引用である[7]

音楽的特徴とコンセプト[編集]

リーダーのVindsvalはこのように述べている。

ブルート・アウス・ノートは芸術的なコンセプトに基づいている。我々は現存する人類のいかなるカテゴリーにも属する必要がない。もし、ブラックメタルというものが単に破壊衝動にすぎず、音楽のスタイルを表すものでないのならば、ブルート・アウス・ノートはブラックメタルといえるだろう。けれども、もし我々があの子供染みたサタンの道化どもと一緒にされるというのであれば、この哀れなサーカスからは抜けさせてほしい。この芸術はああいった二流バンドや、10年前に作られた古くさい音楽よりも価値のあるものだ[4]

ディスコグラフィー[編集]

オリジナルアルバム[編集]

  • 1995年 Ultima Thulée
  • 1996年 Memoria Vetusta I – Fathers of the Icy Age
  • 2001年 The Mystical Beast of Rebellion
  • 2003年 The Work Which Transforms God
  • 2006年 MoRT
  • 2007年 Odinist: The Destruction of Reason by Illumination
  • 2009年 Memoria Vetusta II – Dialogue with the Stars
  • 2011年 777 – Sect(s)
  • 2011年 777 – The Desanctification[8]

外部リンク[編集]