ファルコンステークス – Wikipedia
ファルコンステークスは、日本中央競馬会 (JRA) が中京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。競馬番組表での名称は「中日スポーツ賞 ファルコンステークス(ちゅうにちスポーツしょう ファルコンステークス)」と表記している[1][2]。
競走名の「ファルコン(Falcon)」は、ハヤブサを意味する英語[3]。
「中日スポーツ」は、中日新聞社が発行するスポーツ紙。同社より寄贈賞の提供を受けている[3]。
正賞は中日スポーツ総局賞[1][2]。
1987年に「中日スポーツ賞4歳ステークス(ちゅうにちスポーツしょうよんさいステークス)」の名称で創設された、4歳(現3歳)馬による重賞競走[3][4]。2001年より現名称となった[3][4]。
創設時は中京競馬場の芝1800mで夏季(6月 – 7月)に行われていた[4]が、1996年に4歳(現3歳)短距離路線の充実を図ることを目的として距離を芝1200mに短縮[4]。2006年には開催時期を3月に繰り上げ、2012年からは距離が芝1400mに変更され現在に至る[4]。
外国産馬は1994年から、地方競馬所属馬は1997年からそれぞれ出走可能になり[5]、2009年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[6]。
競走条件[編集]
以下の内容は、2022年現在[1][2]のもの。
出走資格:サラ系3歳
- JRA所属馬(外国産馬含む)
- 地方競馬所属馬(2頭まで)
- 外国競走馬(優先出走)
負担重量:別定
- 馬齢重量(牡・せん56kg、牝54kg)
- 日本馬:収得賞金1800万円以上の馬1kg増
- 外国馬:重賞競走1着馬1kg増
2017年まではNHKマイルカップのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はNHKマイルカップの出走候補馬(2頭まで)のほか、JRAの2歳GI競走および芝の3歳重賞競走を優勝した地方競馬所属馬も優先出走ができた[4][7][8]。なお、地方競馬所属馬は本競走で2着以内の成績を収めた馬にNHKマイルカップの優先出走権が与えられていた[7][8]。
賞金[編集]
2022年の1着賞金は4000万円で、以下2着1600万円、3着1000万円、4着600万円、5着400万円[1][2]。
- 1987年 – 4歳馬による重賞(GIII[注 1])として「中日スポーツ賞4歳ステークス」の名称で創設、中京競馬場の芝1800mで施行[4]。
- 1994年 – 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[5]。
- 1997年 – 特別指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能になる[5]。
- 2001年
- 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳」に変更。
- 名称を「中日スポーツ賞 ファルコンステークス」に変更[4]。
- 2006年 – 指定交流競走に変更、JRAに認定されていない地方所属馬も出走可能になる。
- 2007年 – 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更[9]。
- 2009年
- 国際競走に変更され、外国調教馬が9頭まで出走可能になる[6]。
- 格付表記をGIII(国際格付)に変更[6]。
- 2018年 – 特別指定交流競走に再び変更され、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能になる。
- 2020年 – COVID-19の流行により客を入れずに「無観客競馬」として開催[10]。
歴代優勝馬[編集]
コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
競走名は第14回まで「中日スポーツ賞4歳ステークス」[4]。
脚注・出典[編集]
参考文献[編集]
- 「中日スポーツ賞ファルコンステークス(GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【2歳・3歳編】』日本中央競馬会、1411-1442頁。
注釈[編集]
- ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
出典[編集]
各回競走結果の出典[編集]
- 『中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】』 第1回 – 第19回
- JRA年度別全成績
- netkeiba.comより(最終閲覧日:2016年3月28日閲覧)
- 中日スポーツ賞4歳ステークス
- ファルコンステークス
- JBISサーチより(最終閲覧日:2016年3月28日)
- ファルコンステークス
外部リンク[編集]
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