日本ゴルフツアー選手権 – Wikipedia

BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ(ビー・エム・ダブリュー にほんゴルフツアーせんしゅけん もりビルカップ)は、日本ゴルフツアー機構が主催する日本のメジャーゴルフトーナメント大会である。2000年に創設された。メジャートーナメントでは最も新しく創設された大会である。2021年現在、賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円[1]

大会が始まった2000年から最初の3年間はツアーのオフィシャルスポンサーを冠にした「イーヤマカップ」と題して、栃木県那須塩原市にあるホウライカントリー倶楽部を舞台にして行われたが、第1回大会では度重なる落雷の影響で試合がたびたび中断し、日没のためサスペンデッドになるという弊害もあった。

更にその後、イーヤマ(現・iiyama、2005年11月に民事再生法を申請)がオフィシャルスポンサーから撤退。2003年からは森ビルが新たなトーナメントスポンサー(特別協賛社)となり、茨城県笠間市にある宍戸ヒルズカントリークラブ西コース(森ビルの関連会社が運営)に会場を移し、大会名称も「日本ゴルフツアー選手権・宍戸ヒルズカップ」として開催。2006年からは総合金融グループであるUBSの特別後援により、「UBS日本ゴルフツアー選手権」として行われていた。

2009年より従来の6月末 – 7月初旬から6月初旬の開催となり1ヶ月ほど早くなった。

2010年よりシティバンク銀行が特別後援となり、「日本ゴルフツアー選手権 シティバンクカップ 宍戸ヒルズ」として開催されていたが、2012年で降板した。

2013年より6月下旬の開催に再度変更された。

特別協賛社の森ビルは2014年6月18日、2017年大会まで特別協賛を継続し、更に2014年大会から「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」として開催することを発表[2]。2018年から2021年にかけても同じ大会名で開催された。

2022年からは新たにビー・エム・ダブリュー株式会社(BMW)がタイトルスポンサーとなり、「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」として開催されることが決まった[3]

優勝選手には向こう5年間の日本ゴルフツアー機構公認試合(公式戦)のシード出場に加え、2022年からはDPワールドツアーの「BMWインターナショナル・オープン」への出場資格も獲得できる。

天災などの事情で日曜日までに72ホール決着出来ない場合は翌日(月曜日)にも開催する場合がある[4]

なお、2000年の第1回大会は「TPC(Tournament Players Championship 日本ゴルフツアー・プレーヤーズ選手権)イーヤマカップ」と名乗っていたがTPCがアメリカのゴルフコースである「Tournament Players Club」(トーナメントプレーヤーズクラブ)の略称であるため、混乱を避けてほしいという要望から第2回大会以後は「日本ゴルフツアー選手権」と表現を変更している。

なお、テレビ放送を担当するNHKではスポンサーの宣伝になることから「日本ゴルフツアー選手権」にすることになっている[注 1]

2010年には、ゴルフネットワーク「とことん1番ホール生中継」第3弾として放送された。

歴代優勝者[編集]

2020年の開催は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された。

注釈[編集]

  1. ^ 2007年は中継のオープニング及びエンディングのテロップ表示が「UBS日本ゴルフツアー選手権」となっており、また2008年は表示こそ「日本ゴルフツアー選手権」となっていたが、途中実況アナウンサーが数度UBSの名を言っていた。
  2. ^ 3日目と最終日に雷雨のため中断が相次ぎ、結局は54ホールで決着が付いた。
  3. ^ 6月5日の3日目は雨天のためスタート開始時間が遅れ、更に雷雨による中断があったため24選手がホールアウトできず、翌日にサスペンデッドとなった。
  4. ^ 6月1日の2日目は雷雲接近のため37人がホールアウトできず、翌日にサスペンデッドとなった。
  5. ^ 同スコアで竹谷と李尚熹(イ・サンヒ、 韓国)が並んでいたが、李が11番グリーンにおける違反行為で2打罰を受けたため竹谷の優勝となった[5]
  6. ^ 2021年から登録名を「梁文沖」に変更した。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]