ダリック・バートン – Wikipedia

ダリック・ウィリアム・バートン(Daric William Barton, 1985年8月16日 – )は、アメリカ合衆国バーモント州スプリングフィールド出身のプロ野球選手(一塁手)。右投左打。

カージナルス傘下時代[編集]

2003年、MLBドラフト1巡目(全体28位)でセントルイス・カージナルスから1巡目の指名を受け入団する。

アスレチックス時代[編集]

2004年12月18日にマーク・マルダーとのトレードでキコ・カレーロ、ダン・ヘイレンとともに、オークランド・アスレチックスへ移籍する。

その後マイナーでは出塁率が4割を超えた。

2007年にセプテンバーコールアップで昇格し、9月10日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビューを果たした。18試合72打数で25安打、10四球、11三振、4本塁打、打率.347、出塁率.429という短期間とはいえ、好成績を残す。

2008年の後半戦スタートとともに突然、15日間の故障者リストに入った。後になってMLBオールスターゲームの休み中に、友人宅の浅いプールに飛び込み、頭部を強打していたという事故だったことが判明した[1]

2010年は、リーグ最多の110四球を選び、高い出塁率をマークした。

2013年12月20日にアスレチックスと1年契約を結んだ[2]

2014年は開幕ロースター入りし、開幕後は30試合に出場したが、打率.158と結果を残せず、5月15日にDFAとなった[3]。5月17日にAAA級サクラメント・リバーキャッツへ降格した。オフに、FAとなった。

アスレチックス退団後[編集]

2014年12月17日に、トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ[4]

2015年7月2日に解雇となる。

2016年3月17日にメキシカンリーグのプエブラ・パロッツと契約。

2017年2月21日にトレードでモンクローバ・スティーラーズに移籍。

2018年1月16日にトレードでプエブラ・パロッツに復帰。

選手としての特徴[編集]

背筋を伸ばした特徴的な構えから振り下ろすバッティングで、打球は伸びのある弾道を描く[5]。また選球眼がよく[5]、マイナーリーグの通算出塁率は4割を超えている。

かつて、チームメイトだったライアン・スウィーニーと共同生活を送っていた[6]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

記録[編集]

MiLB
  1. ^ Accident pushes Barton to DL” (英語). MLB.com. 2008年8月30日閲覧。
  2. ^ A’s Sign 1B Barton to One-Year Contract; Release LHP Figueroa MLB.com
  3. ^ A’s Acquire OF/1B Kyle Blanks from San Diego; Designate 1B Daric Barton for Assignment”. MLB.com A’s Press Release (2014年5月15日). 2014年5月16日閲覧。
  4. ^ Blue Jays agree to Minor League deal with Barton”. MLB.com Blue Jays Press Release (2014年12月17日). 2014年12月17日閲覧。
  5. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、232頁。
  6. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009』廣済堂出版、2009年、227頁。

    ISBN 978-4-331-51370-5。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]