池州 – Wikipedia

池州(ちしゅう)は、中国にかつて存在した州。唐代から元初にかけて、現在の安徽省池州市一帯に設置された。

765年(永泰元年)、唐により宣州秋浦県に池州が置かれた。池州は江南西道に属し、秋浦・青陽・石埭・至徳の4県を管轄した[1]

宋のとき、池州は江南東路に属し、貴池・青陽・石埭・建徳・東流の5県と永豊監を管轄した[2]

1277年(至元14年)、元により池州は池州路と改められた。池州路は江浙等処行中書省に属し、録事司と貴池・青陽・銅陵・石埭・建徳・東流の6県を管轄した[3]。1361年、朱元璋により池州路が池州府と改められた。

明のとき、池州府は南直隷に属し、貴池・青陽・銅陵・石埭・建徳・東流の6県を管轄した[4]

清のとき、池州府は安徽省に属し、貴池・青陽・銅陵・石埭・建徳・東流の6県を管轄した[5]

1913年、中華民国により池州府は廃止された。

  1. ^ 『旧唐書』地理志三
  2. ^ 『宋史』地理志四
  3. ^ 『元史』地理志五
  4. ^ 『明史』地理志一
  5. ^ 『清史稿』地理志六