コミックハイ! – Wikipedia

コミックハイ!』(COMIC HIGH)は、双葉社が発行していた日本の月刊青年漫画雑誌である。毎月22日に翌月号を発売。判型はB5判無線綴じ。編集長は、2009年7月号から2012年2月号までは庭野国彦、創刊時から2009年6月号までと2012年3月号以後最終号までは野中郷壱が担当していた。

元々は『COMIC HIGH』名義で発行していたが休刊、約8ヵ月後に『コミックハイ!』名義として復刊する[1]。公式には『コミックハイ!』を復刊ではなく創刊としており、号数表示はVOL.1にリセット、休刊前から続く作品も話数表示は第1話とされた[注 1]。「男性向け少女漫画誌」と題した、男性読者をターゲットとした少女漫画誌という破天荒な編集方針が業界の注目を集めた。また、『コミックハイ!』以降は、表紙に「Girlish comics for Boys and Girls」とのキャッチコピーを掲げている。『COMIC HIGH』の「HIGH」はハイスクールの意味。『COMIC HIGH』創刊号は『こどものじかん』以外は女子高生の主人公で統一されていた[1]

休刊と復刊そして再び休刊[編集]

2004年3月2日に創刊するが、同年8月7日発売の第6号で「今冬からリスタート!」を予告しつつ休刊。そして2005年4月22日に復刊した。この復刊の際に以下が変更された。

2015年5月22日発売の同年6月号をもって再度休刊された[2]。一部の連載は『月刊アクション』、『まんがタウン』などに移籍し継続される。

連載作品[編集]

○…隔月連載、×…シリーズ連載、☆…『COMIC HIGH』からの連載

『COMICすもも』からの移籍[編集]

※「COMICすもも」を参照

過去の連載作品[編集]

過去の連載作品のタイトル・作者・当誌での掲載期間を下記に掲げる。

その他読み切り作品など[編集]

コミックハイブランド[編集]

復刊してからの単行本および公式ウェブサイト『WEBコミックハイ!』[注 2]や派生誌『COMICすもも』掲載作品の単行本は原則として、アクションコミックスコミックハイブランド(Action Comics COMIC HIGH’S BRAND。以下、コミックハイブランドと表記)が冠されている。例外や注意すべき点は下記の通り。

休刊前からの継続作品[編集]

  • 既刊をコミックハイブランドから新装版として再発売。復刊後の新刊はコミックハイブランドのみで発売。
    • 女子高生(大島永遠)
  • 既刊をある時期の増刷分からコミックハイブランドに模様替え。復刊後の新刊はコミックハイブランドのみで発売。
    • ひとひら(桐原いづみ)
  • 主に意匠上の理由により、既刊と同じブランドを継続したもの。
    • こぎゃるかん(倉上淳士)
    • 委員長お手をどうぞ(山名沢湖)
    • 少女生理学 第二章(新井葉月)

その他[編集]

  • 他誌掲載だがコミックハイブランドで発売されたもの。
    • でりつま(山名沢湖)
    • カルボナードクラウン(東雲水生)
  • 他誌掲載だがコミックハイブランドで発売され、後に『コミックハイ!』に移籍したもの。
    • こーしょー19さい(逸架ぱずる)
  • 双葉社の他誌から移籍してきた作品のため、既刊と同じブランドを継続したもの。
    • ちびもの(東雲水生)
    • ぴるぴる!(塚本ミエイ)
    • ぽてまよ(御形屋はるか)
    • 男爵校長(ÖYSTER)
    • うちの大家族(重野なおき)
  • Web漫画の本誌連載化にともない、これまでの作品を書籍としてまとめたもの。
    • みんなミュージカル! 4コマ漫画版(アサイ)

コミックマーケットでの展開[編集]

双葉社はコミックマーケットに参加している。限定グッズ販売をメインとし、イベントなども行われることがある。限定グッズの1つとして「オフィシャルセルフパロディ誌」と銘打った冊子がある。毎回決められたテーマを元に、各作家によるショートコミックが掲載されている。いずれも発行当時に本誌で連載している作家[注 3]によるパロディまたは外伝が掲載されており、販売価格は1000円。作品によっては追ってコミック単行本におまけとして掲載される。

インターネットラジオ[編集]

2007年8月24日から2008年2月29日まで毎週金曜にアニメイトTVで本誌の情報番組として、『コミックハイ! プレゼンツ Hiぱ〜Radio!!』が配信されていた。

パーソナリティは真堂圭と廣田詩夢。

ゲスト[編集]

参考文献[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]