ワープマン – Wikipedia

ワープマン』(WARPMAN)は、1985年7月12日にナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)よりファミリーコンピュータ用として発売されたアクションシューティングゲーム。ナムコリリースのファミコン用ゲームソフト8本目にあたる。2020年8月20日にはNintendo Switch用ソフト『ナムコットコレクション』の追加DLCとしてファミコン版が移植配信されている。

アーケードゲーム『ワープ&ワープ』(1981年7月、後述)のグレードアップ移植作品でもある。

ゲーム内容[編集]

スペースワールドメイズワールドのふたつの世界をワープしながら異次元ベムを退治していく。ワープは強制ではないため、同じワールドにとどまって戦い続けることも可能。スペースワールドではリニアガンによる直接攻撃。メイズワールドでは時限爆弾による間接攻撃で戦う。時限爆弾はボタンを押す長さで爆発する時間を調整可能。爆風に巻きこまれるとミスになってしまう。

時おり出現するパワーアップターゲットを取ることで一定時間、爆裂弾や吸着爆弾が使えるようになるが、メイズワールドで使える吸着爆弾はスペースワールドで出現し、スペースワールドで使える爆裂弾はメイズワールドに出現する。

2人同時プレイが可能で、Iコントローラーでホワイトワープマン、IIコントローラーでオレンジワープマンを操作。相手のワープマンをリニアガンで攻撃すると、攻撃された方は一定時間操作不能になる。

異次元ベム[編集]

ソルジャーベム[編集]

ベロ
大きな舌が特徴。“一般大衆”ベム。
ドッペ
分裂する。“スキゾ”ベム。
ガラモ
じっとしている間は攻撃を受けつけない。“心頭滅却”ベム。

ミステリーベム[編集]

同色同タイプのソルジャーベムを3匹やっつけると出現する。

クワガッタン
倒すと500点。頭の上にクワガタのあごのようなものがついている。
オニガラマン
倒すと1000点。大きな口に歯が2本。
シシトガリン
倒すと2000点。細長い足が特徴。

その他のベム[編集]

エクストラベム
E・X・T・R・Aの文字をいずれかひとつ持って登場するミステリーベム。
すべてそろえるとワープマンが1人増える(1up)。

ソルジャーベムは倒すエリアによって得点が変化し、エリアによって体色が変化する(3段階)。画面中央に近いほど高得点を得られるほか、爆風で一度に多くの異次元ベムをまきこむとボーナス得点を得られる。

面数を表す旗は、10を表す旗が4本、1を表す小旗8本、計48でカンストするので、48面以降は現在が何面なのか知ることができなくなる。残機は4までの表示とかなり少ないが、内部的な数値は保持されているので、5以上の残機を貯めることは可能になっている。

リセットボタンを押してもハイスコアは消えないが、電源を切ると消える。

他機種版[編集]

ワープ&ワープ[編集]

1981年7月にアーケード用として発表。後に1984年2月19日にナムコットゲームセンターシリーズ第4弾としてMSXパソコン用ゲームとして4500円で発売。後に1990年3月9日にフロッピーディスクで発売されたMSX用オムニバスソフト『ディスクNG 1』にも、このMSX版が収録されている。このほか、M5やPV-1000にも移植が行われている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]