機捜235 – Wikipedia

機捜235』(きそうにいさんご、MOBILE INVESTIGATION UNIT 235)は、今野敏による日本の警察小説。2019年3月6日に単行本が光文社から刊行された[1]

2020年4月に、テレビ東京系列でテレビドラマ化された(後述)[2]

あらすじ[編集]

警視庁第二機動捜査隊の渋谷分駐所。覆面パトカーで巡回し、事件時には初動捜査も行うことを職務とする。

公務中に負傷した梅原健太に代わって、高丸卓也の新たな相棒として異動・着任してきたのは、白髪交じりでシワも目立ち、風貌からして、いかにも、うだつの上がらぬ定年間際ともいえる男・縞長省一だった。「機捜へこんなロートルがきた上に、俺のパートナーにもなるなんて…」と、意気消沈する高丸。

だが、そんな縞長が居た元の部署は、街の雑踏を行く通行人の中から指名手配犯を見抜く専門家集団・捜査共助課の見当たり捜査班[3]。そこで苦労を重ね、独特の能力[注 1]と実力を秘めた刑事だった。この二人が、次々に起きる事件を解決していく。

掲載作品[編集]

  • 機捜235(『宝石 ザ ミステリー』2011年12月)
  • 暁光(『宝石 ザ ミステリー 3』2013年12月)
  • 眼力(『宝石 ザ ミステリー 2014冬』2014年12月)
  • 不眠(『宝石 ザ ミステリー 2016』2015年12月)
  • 指揮(『宝石 ザ ミステリー Blue』2016年12月)
  • 潜伏(『小説宝石』2017年7月号)
  • 本領(『小説宝石』2018年1月号)
  • 初動(『小説宝石』2018年6月号)
  • 密行(『小説宝石』2019年1月号)

テレビドラマ[編集]

今野敏サスペンス 機捜235』(こんのびんサスペンス・きそうにいさんご)と題して、2020年4月24日の19:57 – 21:48(JST)に、テレビ東京系列で放送[6]。主演を中村梅雀と平岡祐太が務める[2]。また、天童隆一管理官役には『警視庁強行犯係・樋口顕』のテレビ東京ドラマ版(主演・内藤剛志)でも同役を演じる榎木孝明が務める。

当初は、同年4月27日に放送を予定していた[注 2][4]が、「金曜8時のドラマ」で開始予定だった『らせんの迷宮〜DNA科学捜査〜』の初回放送延期[7][8]を受けて3日前倒しされ、単独のスペシャルドラマに変更して放送されることになった[2][5]

キャスト[編集]

第二機動捜査隊渋谷分駐所[編集]

事務所は「警視庁渋谷中央警察署」内に設置。

縞長省一
演 – 中村梅雀[9]
徳田班。階級は巡査部長。機捜235。
任務中に怪我をした梅原健太の代わりに第二機動捜査隊に呼ばれ、高丸とバディを組む。
高丸卓也
演 – 平岡祐太[9]
徳田班。階級は巡査部長。機捜235。
徳田一誠
演 – 東根作寿英
徳田班の班長。階級は警部補。機捜234。
安永知世
演 – 山本未來
所長。階級は警部。

警察関係者[編集]

天童隆一
演 – 榎木孝明[9]
警視庁捜査一課 管理官。
船橋保
演 – 稲輪吉泰[10]
警視庁捜査一課 刑事。

その他[編集]

佐野亜里沙
演 – 安座間美優
高丸の恋人。

ゲスト[編集]

第1作(2020年)
第2作(2021年)

スタッフ[編集]

  • 原作 – 今野敏「機捜235」[9]
  • 脚本 – 安井国穂、村川康敏(第2作)
  • 監督 – 児玉宜久
  • 警察監修 – 石坂隆昌
  • アクション – 深作覚
  • カースタント – スーパードライバーズ(雨宮正信、川上敏夫)
  • 技術協力 – アップサイド
  • 美術協力 – 京映アーツ
  • テーマ音楽 – 安部潤 feat.中村梅雀(78label)(第2作)
  • チーフプロデューサー – 中川順平(テレビ東京)
  • プロデューサー – 川村庄子(テレビ東京)、元信克則(ユニオン映画)、岡本慶章(ユニオン映画)
  • 協力プロデューサー – 山鹿達也(テレビ東京)
  • 制作著作 – テレビ東京、BSテレ東、ユニオン映画

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督
1 2020年4月24日 今野敏サスペンス 機捜235
春の新作!主演中村梅雀
安井国穂 児玉宜久
2 2021年7月19日 今野敏サスペンス 機捜235II
中村梅雀主演 傑作痛快エンターテインメント
安井国穂
村川康敏

脚注・出典[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]