文山駅 – Wikipedia

文山駅(ムンサンえき)は大韓民国京畿道坡州市文山邑朝鮮語版[1]にある、韓国鉄道公社(KORAIL)京義線の駅である。

営業開始当初は京義線の途中駅の一つに過ぎなかったが、1953年の朝鮮戦争休戦で軍事境界線が確定すると、当駅は韓国側の京義線最北端の駅になった。その後、半世紀近くにわたって京義線の韓国側終着駅となり、「鉄道中断点」の標識が建てられていた。2000年に行われた第1回南北首脳会談で南北朝鮮の分断鉄道接続が決まり、当駅は2001年から再び途中駅となっている。

2009年7月に当駅は首都圏電鉄ネットワークに組み込まれ、ソウル駅から当駅まで複線電化され、京義・中央線(かつては京義電鉄線)の駅となった。上りは最遠でソウル駅または砥平駅、下りは臨津江駅へ行く列車が運行されている。なお、2020年3月に電化区間が臨津江駅へ延伸されるまで、当駅は通勤電車区間の終端駅であった。京義・中央線の当駅にはK335の駅番号が設定されている。

当駅以北の京義線(当駅 – 都羅山駅間)は単線であり、2001年の再開業後は通勤列車や観光列車の「DMZ-train」が一日1往復 – 数往復(日により運行されない場合もある)するのみの閑散区間となっていた。なお、DMZ-trainはアフリカ豚熱の拡散防止対策として2019年10月2日から無期限で運休となっている[2]

島式ホーム3面6線を有する地上駅。この内、1-4番線を京義・中央線、5-6番線を京義線DMZ-trainが使用する。DMZ-train用のりばは、運行時以外は閉鎖される。

駅舎はホーム西側に建っており、駅舎とホームは跨線橋によって結ばれている。

のりば[編集]

利用状況[編集]

近年の一日平均利用人員推移は下記のとおり。なお、2009年は開業日の7月1日から12月31日までの184日間の平均である。

路線 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 出典
京義・中央線 乗車人員 3,552 4,221 5,133 5,444 6,053 6,219 6,379 6,448 6,517 6,329 [11]
降車人員 3,586 4,220 5,112 5,396 6,033 6,174 6,348 6,374 6,432 6,278
乗降人員 7,138 8,441 10,245 10,840 12,086 12,393 12,727 12,822 12,949 12,607
路線 2019年 出典
京義・中央線 乗車人員 6,267 [11]
降車人員 6,194
乗降人員 12,461

路線バス[編集]

坡州市所属市内バス路線

都市型バス 11番・11-1番・12番・14番・22番・92番
直行座席 909番
市外直行 5000番
マウルバス 021番・051番・052番・053番・055番・058番

ソウル特別市所属市内バス路線

広域バス 9710番
韓国鉄道公社
京義線
DMZ-train
ソウル駅 – 文山駅 – 雲泉駅
京義・中央線
B急行・A急行
金村駅 (K331) – 文山駅 (K335)
緩行
坡州駅 (K334) – 文山駅 (K335) – (建設中:雲泉駅) – 臨津江駅 (K336)
  1. ^ かつては「汶山邑」だったが、2014年6月20日より漢字表記が「文山邑」に変更された。
  2. ^ a b 공지 DMZ-train(용산↔도라산) 운행조정 알림(公知 DMA-train(龍山↔都羅山)運行調整のお知らせ)
  3. ^ 大韓民国官報鉄道庁告示第1997-51号
  4. ^ 大韓民国官報鉄道庁告示第1997-62号
  5. ^ 鉄道庁告示 第2000-12号
  6. ^ 鉄道庁告示 第2000-13号
  7. ^ 鉄道庁告示 第2001-2号
  8. ^ 大韓民国官報国土海洋部告示第2009-383号(2009年6月18日)
  9. ^ 国土海洋部告示第2012-853号(2012年12月5日)
  10. ^ 파주 문산 한자명칭 ‘汶山’에서 ‘文山’으로 변경
  11. ^ a b 코레일 > 사업분야 > 광역철도사업 > 수송통계 > 자료실

関連項目[編集]

外部リンク[編集]