エドワード・ブルース (第10代エルギン伯爵) – Wikipedia

第10代エルギン伯爵・第14代キンカーディン伯爵エドワード・ジェイムズ・ブルース(英: Edward James Bruce, 10th Earl of Elgin, 14th Earl of Kincardine KT, CMG, TD, JP、1881年6月8日 – 1968年11月27日)は、イギリス・スコットランドの貴族。

1881年6月8日、第9代エルギン伯爵ヴィクター・ブルースとその妻コンスタンス(初代サウスエスク伯爵英語版ジェイムズ・カーネギー英語版の娘)の間の長男として生まれる[1]

イートン校を経てオックスフォード大学ベリオール・カレッジへ進学[1]

1905年から1908年にかけて植民地大臣を務める父の秘書官を務めた[1]。第一次世界大戦に従軍し、2度殊勲者公式報告書に名前が載る活躍をした[1]

1917年1月18日の父の死去で爵位を継承し[1]、貴族院議員に列する[2]

1921年から1924年までフリーメイソンのスコットランド・グランドロッジ・グランドマスター英語版を務めた。1935年から1965年までファイフ知事英語版を務めた[1]

1968年11月27日に死去した。爵位は長男のアンドルーが継承した[1]

爵位[編集]

1917年1月18日の父ヴィクター・ブルースの死去により以下の爵位を継承した[1][3]

  • 第10代エルギン伯爵 (10th Earl of Elgin)
    (1633年6月21日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • 第14代キンカーディン伯爵 (14th Earl of Kincardine)
    (1647年12月26日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • キンロスの第10代ブルース卿 (10th Lord Bruce of Kinloss)
    (1633年6月21日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • トーリーの第14代ブルース卿 (14th Lord Bruce of Torry)
    (1647年12月26日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • エルギンの第3代エルギン男爵 (3rd Baron Elgin, of Elgin)
    (1849年11月13日の勅許状による連合王国貴族爵位)

勲章[編集]

  • 1919年、聖マイケル・聖ジョージ勲章コンパニオン(CMG)
  • 1933年、シッスル勲章ナイト(KT)
  • 国防義勇軍勲章英語版(TD)[1]

1921年にキャサリン・コクラン(初代カルツのコクラン男爵英語版トマス・コクラン英語版の娘)と結婚し、彼女との間に以下の6子を儲けた[1]

  • 第1子(長女)マーサ・ヴェロニカ・ブルース(1921年 – )
  • 第2子(次女)ジェーン・キャサリン・ブルース(1923年 – )
  • 第3子(長男)アンドルー・ダグラス・アレグザンダー・トマス・ブルース(1924年 – ) – 第11代エルギン伯爵位を継承。
  • 第4子(次男)ジェイムズ・マイケル・エドワード・ブルース(1927年 – 2013年)
  • 第5子(三女)アリソン・マーガレット・ブルース(1931年 – )
  • 第6子(三男)エドワード・デイヴィッド・ブルース(1936年 – )
  1. ^ a b c d e f g h i j Lundy, Darryl. “Edward James Bruce, 14th Earl of Kincardine” (英語). thepeerage.com. 2015年9月9日閲覧。
  2. ^ UK Parliament. “Mr Edward Bruce” (英語). HANSARD 1803–2005. 2015年9月10日閲覧。
  3. ^ Heraldic Media Limited. “Elgin, Earl of (S, 1633)” (英語). Cracroft’s Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年4月21日閲覧。

外部リンク[編集]

名誉職
先代:
第6代準男爵
サー・ラルフ・アンストラザー英語版
ファイフ知事英語版
1935年 – 1965年
次代:
ジョン・マクウィリアム英語版
フリーメイソン
先代:
第16代エグリントン伯爵英語版
スコットランド・グランドロッジ
グランドマスター英語版

1921年 – 1924年
次代:
第12代ステア伯爵英語版
スコットランドの爵位
先代:
ヴィクター・ブルース
第10代エルギン伯爵
第14代キンカーディン伯爵

1917年 – 1968年
次代:
アンドルー・ブルース