坂井大将 – Wikipedia

坂井 大将(さかい だいすけ、1997年1月18日 – )は、長崎県出身のプロサッカー選手。登録ポジションはミッドフィールダー[1]。タイ・リーグ1・サムットプラーカーン・シティFC所属。マネジメント会社はジャパン・スポーツ・プロモーション[2]

プロ入り前[編集]

中学校入学と同時に長崎市の親元を離れ、大分トリニータU-15へ入団[3]。大分U-18ではボランチやトップ下をこなし、質の高い前線への飛び出しや、正確なワンタッチプレーを得意とするユーティリティー選手として活躍[4]

2014年、トップチームに2種登録選手として選手登録[5]。同年7月13日の天皇杯2回戦・ヴェルスパ大分戦にて公式戦デビューを果たすと、同試合の前半34分に自らが得たPKを決め公式戦初得点も記録した。このゴールは大分の公式戦史上最年少得点記録となった[6]。また同年10月には、英紙『ガーディアン』の「次世代の世界の若き才能40名」に日本人選手で唯一選ばれた[7]

プロ入り後[編集]

2015年より、正式にトップチームへ昇格[8]。2017年8月、ベルギー2部のAFCテュビズに期限付き移籍[9]。移籍期間は翌2018年6月末まであったが、ビザ取得の問題により出場機会を得るのが困難となった為[10]、AFCテュビズとの期限付き移籍を解消の上、新たにアルビレックス新潟に期限付き移籍[10]。開幕戦から暫くは先発出場を続けていたが、第11節以降はリーグ戦では出場機会無くシーズンを終えた。

2019年、移籍期間満了により大分に復帰したが[11]、公式戦出場機会は無く同年6月17日にJ3・ザスパクサツ群馬へ育成型期限付き移籍した[12]

2020年はガイナーレ鳥取に期限付き移籍[13]、6得点を挙げたものの、同年シーズン終了後に鳥取への期限付き移籍期間満了[14]および大分との契約満了[15]が発表された。

2021年6月18日、タイ・リーグ1のサムットプラーカーン・シティFCへの加入が正式に発表された。背番号は14[16][17]

日本代表[編集]

2012年から各年代別の日本代表に選出され、2013年にはFIFA U-17ワールドカップのメンバー入りを果たした[18]。代表では左右のサイドバックを務めて全4試合に出場し、チームの16強入りに貢献した[19]。2014年5月、2014 FIFAワールドカップ日本代表のトレーニングパートナーに杉森考起と共に選出され、大会直前合宿から本大会までチームに帯同した[20][21]。2016年10月、AFC U-19選手権の代表に選出された。

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

  • 2014年は2種登録選手として出場

その他の公式戦

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 期間通算
出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 期間通算
2015 J-22 J3 8 0 8 0
通算 日本 J3 8 0 8 0
総通算 8 0 8 0

タイトル[編集]

クラブ[編集]

大分トリニータU-18
大分トリニータ

代表[編集]

U-19日本代表
  • U-16日本代表
    • チッタディグラディスカ国際大会(2013年)
    • 第14回豊田国際ユースサッカー大会(2013年)
  • U-17日本代表
    • 2013 FIFA U-17ワールドカップ(2013年)
    • 第18回国際ユースサッカー in 新潟(2014年)
    • サニックス杯国際ユースサッカー大会(2014年)
    • 第21回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント(2014年)
  • U-18日本代表
  • U-19日本代表
  • U-20日本代表
  • U-21日本代表
    • スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南米・日本U-21サッカー交流(2018年)
  1. ^ http://www.fifa.com/fifa-tournaments/players-coaches/people=371855/index.html
  2. ^ パートナー一覧”. ジャパン・スポーツ・プロモーション. 2019年1月7日閲覧。
  3. ^ 大分ユース坂井 練習要員 「一つでも多く吸収」西日本新聞、2014年5月14日
  4. ^ W杯メンバーに帯同する東京五輪世代の高校生2名、坂井と杉森はどんな選手かサッカーキング、2014年5月13日
  5. ^ 大分トリニータU-18 岩武克弥選手、坂井大将選手 トップチーム2種登録のお知らせ大分トリニータ公式サイト、2014年2月3日
  6. ^ 試合結果 天皇杯2回戦  大分トリニータ vs ヴェルスパ大分大分トリニータ公式サイト、2014年8月4日
  7. ^ 大分U-18のU-19日本代表MF坂井、英紙の選ぶ「世界の若き才能40名」に選出ゲキサカ[講談社]、2014年10月16日
  8. ^ 坂井大将選手、佐藤昂洋選手、姫野宥弥選手 2015シーズン トップチーム昇格内定のお知らせ大分トリニータ、2014年11月14日
  9. ^ 坂井大将選手 AFC Tubizeへ期限付き移籍のお知らせ大分トリニータ、2017年8月3日
  10. ^ a b 坂井大将選手 アルビレックス新潟へ期限付き移籍のお知らせ大分トリニータ、2018年1月22日
  11. ^ “坂井大将選手 アルビレックス新潟より復帰のお知らせ” (プレスリリース), 大分トリニータ, (2019年1月7日), https://www.oita-trinita.co.jp/news/20190148175/ 2019年1月7日閲覧。 
  12. ^ “坂井大将選手 ザスパクサツ群馬へ期限付き移籍のお知らせ” (プレスリリース), 大分トリニータ, (2019年6月14日), https://www.oita-trinita.co.jp/news/20190652188/ 2019年6月17日閲覧。 
  13. ^ “坂井大将選手 ガイナーレ鳥取へ期限付き移籍のお知らせ” (プレスリリース), 大分トリニータ, (2020年1月8日), https://www.oita-trinita.co.jp/news/20200156197/ 2020年1月8日閲覧。 
  14. ^ “坂井 大将選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ” (プレスリリース), ガイナーレ鳥取, (2021年1月16日), https://www.gainare.co.jp/news/detail/41876/ 2021年1月16日閲覧。 
  15. ^ “坂井 大将選手 契約満了のお知らせ” (プレスリリース), 大分トリニータ, (2021年1月16日), https://www.oita-trinita.co.jp/news/20210163879/ 2021年1月16日閲覧。 
  16. ^ “FLOWN OVER DIRECTLY FROM OUR NEIGHBORING ISLAND COUNTRY IN THE NORTHWEST PACIFIC OCEAN TO THE EASTERN SEABOARD OF THAILAND,” (プレスリリース), サムットプラーカーン・シティFC, (2021年6月18日), https://www.samutprakancityfc.com/news-details.php?lang=EN&article_id=714 2021年6月18日閲覧。 
  17. ^ 大分退団のMF坂井大将がタイ1部へ加入!元鹿島指揮官とのタッグ結成”. FOOTBALL TRIBE (2021年6月19日). 2021年6月19日閲覧。
  18. ^ FIFAU-17ワールドカップ UAE2013(2013.10.17~11.08) 招集メンバー公益財団法人日本サッカー協会
  19. ^ 代表帯同する坂井大将と杉森考起は「本当に将来性のある2人」サッカーキング、2014年5月13日
  20. ^ 2014FIFAワールドカップブラジル SAMURAI BLUE(日本代表)FIFA登録30名およびトレーニングパートナー公益財団法人日本サッカー協会、2014年5月13日
  21. ^ 「2014 FIFA ワールドカップブラジル」日本代表トレーニングパートナー 坂井大将選手 帯同期間延長のお知らせ大分トリニータ公式サイト、2014年6月7日
  22. ^ 坂井大将君(普通3年:明野)W杯トレーニングパートナーに!学校法人平松学園 大分東明高校、2013年5月13日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]