パッション屋良 – Wikipedia

パッション屋良(パッション やら、本名:屋良 朝苗(やら ちょうびょう)、1976年(昭和51年)7月23日 – )は、日本のお笑いタレント(ピン芸人)。沖縄県・名護市出身。マセキ芸能社所属。

人物・略歴[編集]

  • 沖縄県立名護高等学校→国士舘大学体育学部卒業。身長180cm、体重86kg、スリーサイズB106.5cm・W86.5cm・H102.5cm。学生時代は陸上競技部に在籍し、高校の保健体育科の教員を志していて日本体育大学を志望したが、実績が足らず国士舘大学を一般受験して、見事体育学科に合格して卒業、実際に教員免許も取得した。
  • 自慢の大胸筋は、ベンチプレスMAX160kgを誇る。
  • 芸風は、白の体操服(胸ポケットにイニシャルの「P」の刺繍がある)を着て、たいそうのおにいさんに扮したテンションで漫談をするもの。
  • パッション屋良の胸を強く叩く行為を「やらやらバンバン」と言う。他の芸能人がこれを行うとギャラを請求している。
  • 胸を強く叩くことは心臓マッサージの一種であり、むやみに行うとあまりにも危険すぎるため千葉県の小学校ではパッション禁止令が出ていることが『笑いの金メダル』(朝日放送)内にて公表された。また、胸を強く叩き過ぎて胸骨を骨折したことがある。
  • 本名の屋良朝苗は、琉球政府公選行政主席・本土復帰後の初代沖縄県知事の政治家屋良朝苗にあやかって命名されたもの。
  • パッション屋良という芸名は、THE BLUE HEARTSの楽曲「情熱の薔薇」から転じて情熱の屋良、「パッション屋良」でいいんじゃないかと、本人から相談を受けた作家が3分で考案した。
  • 2006年3月29日放送の特別番組『ザ・放送ヲ阻止セヨ!!』(TBS)内の出川哲朗の指名により、実の母親に暴露される形で、16年付き合った女性と2005年6月に結婚していた事を公式に発表(他の芸能人がラジオでバラしていた)。
  • 2007年11月13日9時18分に第一子(女児)が誕生したと事務所ホームページとブログにコメントされている。この出産を機に『「パパッション」として自覚を持ち、新たな気持ちで仕事に取り組んで行きます』としている。
  • 2009年には辻岡正人監督映画『Dirty Heart』で初主演。忍者役を演じた[1]
  • 同時期、仕事が減っていたことから、故郷の名護市に生活拠点及び個人事務所「オフィス・パッション」を置き、東京での活動と並行して、地元沖縄でテレビ番組やイベントのプロデュース・ディレクターを行う[2][3]。2017年からは、自身のメタボ返上のフィットネス経験を生かし、自身のパーソナルトレーニングジム「パッションズフィットネス」を開店。パーソナルトレーナーとしても活動している。

エピソード[編集]

ネタの中には、マイケルと似たような「スベリ芸」がある。胸をたたいて無理矢理笑わせるスタイルで、そのあたりの自分の事情も、ネタに取り込んでいる。

  • 最初に客席にプロテインとはかけ離れた質問を投げかけ、その後「そうだね、プロテインだね。」と流すつかみのギャグでお馴染み。『爆笑オンエアバトル』などでは、観客が「プロテイン」と先に言うことが多くなり、「皆、予習してきたのかな。」と客をいじる。※例:「会場のみんなー、参議院、衆議院、??。そうだね、プロテインだね。
  • ネタはいつも「今日はパッション広場に来てくれてどうもありがとう。お兄さんのことは、情熱。そう、パッション、パッション屋良って呼んでね。」で始まることが多い。
  • 童謡、ゲーム(じゃんけんなど)、スポーツといった様々なシチュエーションの動きの途中で、突如笑顔が一変し「ンーッ!!ンーッ!ンーッ!!ンーッ!ン~~~~~ッ!?」と力みながら左の拳で力一杯自分の胸を叩いてオチとなる。※例:「♪大きな栗の、木の下で、あなたとンーッ!!ンーッ!ンーッ!!ンーッ!ン~~~~~ッ!?」「♪光る、雲を突き抜けンーッ!!ンーッ!ンーッ!!ンーッ!ン~~~~~ッ!?」「♪こんにちは、赤ちゃん。わたしがンーッ!!ンーッ!ンーッ!!ンーッ!ン~~~~~ッ!?」
  • 握手を求めて客が手を差し出すと、寸前で手を引っ込めて力みながら自分の胸を叩いて見せつける。
  • オチの後に、「…パッションお兄さんの勝ちだね。」などと笑顔で一言言った後に「アーイ・ア・アーイ、エヴィ(エブリ)バディパッション!」と言うのをネタとネタのブリッジとしている。※例:「(じゃんけん)最初はパーで、お兄さんの勝ちだね。アーイア・アイ・アイ・エビバデパッション!
  • ブリッジの後、客席の空気を察して「やっぱりきつい?」「徐々について来てね。」、「もうみんな疲れたのかな?」、「もうすぐ終わるからね。」、「社会勉強のつもりで頑張ってね。」と諭す事も多い。
  • またけん玉やバドミントンラケット、ビート板などの身近なものを使った漫談も多い。「何でも教えてのコーナー」のネタが一例。
  • 他に「はい、パッパパパッパパッション♪」と言うブリッジもある。

通常のネタ[編集]

  • ジャンケン
  • 野球拳
  • マジカルバナナ
  • 卓球
  • ボウリング
  • 母さんお肩を叩きましょ
  • げんこつ山の狸さん
  • 幸せなら胸叩こう!んー!んー![4]
  • 位置に着いてよーい
  • 手に人という字を三回書く(緊張したときの)
  • 目覚まし時計
  • にらめっこ
  • 大きな栗の木の下で
  • CHA-LA HEAD-CHA-LA(影山ヒロノブ、『ドラゴンボールZ』オープニングテーマ)

何でも教えてのコーナー[編集]

ネタの終わり[編集]

  • 通常は「以上のことを覚えていれば、みんなも明日からパッションライフをエンジョイできるよ!」で終わる。
  • 「お兄さんもう楽屋に戻らないといけない時間だよね、いろんな意味で限界だよね。みんな、バイバイ、バイバイ、バァーイ・ア・アーイ エディ(エブリ)バディパッション!」と言い、終わる。ネタによっては、言い方が少し変わる場合がある。

ものまね[編集]

ダーク屋良[編集]

2007年6月より披露し始めた新たなキャラクター。パッション屋良の弟という設定で、黒地にDのマークのついた体操服を身にまとって登場する。パッションと違い両手で胸を叩くほか、「せき・のど・たんに…そうだな、ステロイドだな!」「権力を手に入れろ!」など、ネタもパッションよりブラックなものになっている。

ブリッジの文句は「エヴィ(エブリ)バディ ダークナウ!」。

テレビ[編集]

現在
過去

CM[編集]

映画[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]