蘇智傑 – Wikipedia

蘇 智傑(スー・ズージェ、1994年7月28日 – )は、台湾(中華民国)の台東県出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。CPBLの統一ライオンズに所属している。

2016年6月のドラフト会議で統一ライオンズから1位指名を受け、入団が決まった[1]。7月29日の義大ライノズ戦に7番・二塁手で起用され、プロ初出場・初先発出場を果たした[2]。8月3日の中信兄弟戦では鄭凱文からプロ初安打をマークした[3]。同月11日の義大ライノズ戦ではプロ初本塁打となる3点本塁打を放った[4]。最終的には44試合に出場し打率.333、9本塁打、33打点を記録した。

2017年は右肩を負傷し開幕に出遅れるも[5]、4月19日に一軍へ復帰した。その後92試合に出場し自己最高の打率.351をマーク。そして17本塁打77打点を挙げた[6]。また王柏融に次ぐOPS1.015を記録した[7]。オフには2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表に選出された[8]

2018年は6月の月間成績打率.320、6本塁打、16打点をマークし月間MVPを受賞した[9]。7月7日のオールスターゲームでは決勝打を含む2打点を挙げ、オールスターゲームの最優秀選手に選出された[10]。しかし同月18日のLamigoモンキーズとの試合前の練習で、誤ってボールを踏んで右足を捻挫し[11]、翌日に二軍へ降格した。8月7日の一軍へ復帰するも同月9日の中信兄弟戦でファールを打った際に、右手首を骨折し翌日に再び登録抹消となった[12]。その後はシーズン中に復帰することは出来ず、僅か65試合の出場に留まった。10月の台湾シリーズでは復帰を果たし[13]、打率.350、2本塁打、6打点を記録するなどシリーズの優秀選手に輝いた[14]

2019年は全試合に出場しリーグ最多の30二塁打、打率.282、27本塁打、83打点をマークした[15]。また9月18日のLamigoモンキーズ戦で球団史上初となるシーズン20本塁打、20盗塁を達成した[16]。その結果、自身初となるベストナイン[17]とゴールデングラブ賞を獲得した[18]。オフには2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出されるも[19]、16打席無安打10三振に終わった[20][21]

2020年は6月に打率.417、9本塁打、26打点をマークし月間MVPを獲得した[22]。最終的には118試合に出場し打率.313、28本塁打、98打点、リーグ最多の104得点を記録するなど、2年連続となるベストナインとゴールデングラブ賞を獲得した[23]。チームメイトの林安可、陳傑憲も外野手部門のベストナインを受賞し、CPBL史上初となる同一チームで外野を独占する形となった[24]

2021年は3月27日の中信兄弟戦で謝榮豪からCPBL史上23人目となる、通算100号本塁打を記録した[25]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位[編集]













O
P
S
2016 22 CPBL
2017 23 4位 5位 3位 8位 4位 10位 3位 3位 2位
2018 24 4位 5位
2019 25 1位 9位 2位 6位 3位 7位 7位
2020 26 8位 6位 2位 2位 2位 2位 8位 6位 4位 3位
  • 「-」は10位未満(打率、出塁率、長打率、OPSは規定打席未到達の場合も「-」と表記)

年度別守備成績[編集]



一塁 二塁 三塁 外野









2016 統一 5 16 10 2 5 .929 18 11 25 7 2 .837
2017 9 64 5 4 10 .945 1 0 0 1 0 —- 57 108 3 7 0 .941
2018 63 122 5 1 1 .992
2019 114 232 5 2 1 .992
2020 101 212 4 2 1 .991
通算 9 64 5 4 10 .945 5 16 10 2 5 .929 19 11 25 8 2 .818 335 674 17 12 3 .983

表彰[編集]

記録[編集]

初記録
節目の記録
その他の記録

背番号[編集]

代表歴[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]