京王杯2歳ステークス – Wikipedia

京王杯2歳ステークス(けいおうはいにさいステークス)は、日本中央競馬会 (JRA) が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。

寄贈賞を提供する京王電鉄は、東京都多摩市に本社を置く鉄道会社[4]

正賞は京王電鉄株式会社賞[2]

阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティステークスの前哨戦として位置付けられており、中央競馬で行われる2歳馬限定の重賞競走としては3番目に長い歴史を持つ[5][6]

1965年に「京成杯3歳ステークス(けいせいはいさんさいステークス)」の名称で創設され、1998年に「京王杯3歳ステークス(けいおうはいさんさいステークス)」と改称[注 1]、2001年より現名称となった[5][6]。第1回は中山競馬場の芝1200mで行われたが、1980年より東京競馬場・芝1400mに変更され現在に至る[5][6]

外国産馬は1989年、地方競馬所属馬は1995年からそれぞれ出走可能になり、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[5][6]

JRAで行われる沿線大手私鉄5社の冠競走に於いて、スプリングカップと同じGII競走である[注 2]

競走条件[編集]

以下の内容は、2021年現在[2]のもの。

出走資格:サラ系2歳

  • JRA所属馬(外国産馬含む、未出走馬及び未勝利馬は除く)
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:馬齢(牡馬・セン馬55kg、牝馬54kg)

朝日杯フューチュリティステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は朝日杯フューチュリティステークスの出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている[7][8]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬には朝日杯フューチュリティステークスの優先出走権が与えられる[7][8]

賞金[編集]

2021年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[2]

  • 1965年 – 3歳馬による重賞競走として「京成杯3歳ステークス」の名称で創設、中山競馬場・芝1200mで施行[5]
  • 1984年 – グレード制施行によりGII[注 3]に格付け[5]
  • 1989年 – 混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になる[5]
  • 1995年 – 指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が出走可能になる[5]
  • 1998年 – 名称を「京王杯3歳ステークス」に変更[5][注 1]
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「2歳」に変更。
    • 名称を「京王杯2歳ステークス」に変更[5]
  • 2007年 – 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIに変更[5]
  • 2010年
    • 国際競走に変更され、外国馬が9頭まで出走可能になる[5]
    • 格付表記をGII(国際格付)に変更[5]

歴代優勝馬[編集]

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

コース種別を記載していない距離は、芝コースを表す。

競走名は第33回まで「京成杯3歳ステークス」、第34回から第36回までは「京王杯3歳ステークス」[5]

参考文献[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

各回競走結果の出典[編集]

  • 「京王杯2歳ステークス(GII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【2歳・3歳編】』日本中央競馬会、2006年、145-195頁。
  • JRA年度別全成績
  • netkeiba.comより(最終閲覧日:2021年12月6日)
    • 京成杯3歳ステークス
    • 京王杯3歳ステークス
    • 京王杯2歳ステークス

外部リンク[編集]