兼城駅 – Wikipedia

兼城駅
かねぐすく
Kanegusuku
高嶺 (1.6 km)
(1.1 km) 糸満
所在地 沖縄県兼城村照屋
所属事業者 沖縄県営鉄道
所属路線 糸満線
キロ程 13.9 km(国場起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1923年(大正12年)7月11日
廃止年月日 1945年(昭和20年)(事実上)
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兼城駅(かねぐすくえき)は、かつて沖縄県兼城村照屋(現在の沖縄県糸満市照屋)に存在した沖縄県営鉄道
糸満線の鉄道駅(廃駅)である[1]

  • 1923年(大正12年)7月11日(同年7月10日とも[2]) – 糸満線の開通と同時に開業[1]。停留所であった[2]
  • 当駅では徴兵された兵士が見送られていた[3]
  • 1945年(昭和20年)- 沖縄戦による線路の破壊のため、路線自体が事実上廃止[4]。最終運行は3月28日頃[2]

駅跡近く(高嶺駅との間)には三角橋と呼ばれる土留め(擁壁)が残っている[5][6]。また、沖縄鉄軌道においては、兼城の開削トンネル内に駅が設置される計画となっている[7]

沖縄県営鉄道
糸満線
高嶺駅 – 兼城駅 – 糸満駅
  1. ^ a b 鉄道省『昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧』鉄道省(覆刻:鉄道史資料保存会)、東京(覆刻:大阪)、1937年(覆刻:1986年)、p. 441。ISBN 4-88540-048-1。
  2. ^ a b c おきなわ鉄軌道ニュース2015特別号 沖縄県企画部交通政策課、2021年12月9日閲覧
  3. ^ 市街地における水辺空間の再生調査(比謝川・天願川・報得川)沖縄玉水ネットワーク(2004年3月)、2021年12月9日閲覧
  4. ^ 【廃線跡の思い出】沖縄県営鉄道糸満線 「旧・最南端」の終着駅に残っていたトイレ 乗りものニュース(2018年12月31日)、2021年12月9日閲覧
  5. ^ 戦火に消えた「軽便」の名残 稲嶺駅跡(沖縄県・沖縄県鉄道) 朝日新聞(2012年1月10日)、2021年12月9日閲覧
  6. ^ 2012年度 第27回研究大会・総会 交通権学会、2021年12月9日閲覧
  7. ^ 大規模地震時等の地盤液状化対策の検討 内閣府政策統括官(沖縄政策担当)(2017年度)、2021年12月9日閲覧

関連項目[編集]

  • 日本の鉄道駅一覧