ラストオリジン – Wikipedia

ラストオリジン』(Last Origin)は、大韓民国のSmartJoyが開発し、PiG Corporationが運営を行うモバイルゲーム。アイテム課金制。

2020年1月21日に事前登録の受付が始まり[1]、同年5月7日から9日までベータ版テストを行った[2]

2021年10月27日に、ストーリーの第8章が公開された[3]

2021年11月24日に、DMM.comでのゲームの配信が開始した[4]

あらすじ[編集]

機械に寄生する「鉄虫」と謎の病「ヒュプノス病」によって人類は滅びてしまう。しかし、「オリジンダスト」と呼ばれる人工細胞と金属の骨格によって強化された生体アンドロイド「バイオロイド」はわずかな希望を求めて鉄虫に抵抗、生き残っている人類を探し続けていた。

1年後、生命維持装置の中で眠る主人公(プレイヤー)が発見される。人類唯一の生き残りとなった主人公はバイオロイド達を指揮して鉄虫に立ち向かう。

戦闘システムはターン制となっている[5]

オリジンダスト
人工の細胞小体。細胞内に組み込むことで身体能力の強化や寿命の延長等の効果を得られる。しかし、人間の凶暴性や凶悪性も強化してしまう。特に男性ホルモンと相性が悪く、開発された男性型バイオロイドが怒りを制御できなくなって暴走事故を起こしている。バイオロイドが女性型しか存在しないのはそのためである。
オルカ号
主人公たち鉄虫に対するレジスタンスの拠点となっている潜水艦。
三安
初めてバイオロイドを作成した企業。三大バイオロイド企業の1つ。読みは「サムアン」であり、実在する企業「三星」がモチーフであると思われる。家庭用のメイドに護衛能力を持たせた「バトルメイドプロジェクト」等、高級家庭用のバイオロイドが主力商品である。
三大バイオロイド企業
滅亡前の世界においてバイオロイドを開発・販売していた企業のうち、特に力の強かった3企業である「三安」「ブラックリバー」「PECSコンソシアム」のこと。彼らは開発したバイオロイドやAGSを戦力として保有し、国家すらも掌握する強い影響力と軍事力を持っていた。
ツナ缶
マグロやカツオの水煮やオイル漬けを缶詰にしたもの。保存性がよく大量に残っていたため、滅亡後の世界では通貨の代わりとして使われている。所謂「ゲーム内通貨」や「石」と呼ばれるものである。通貨として使われる他に実際に食べられており、好物としているバイオロイドも多い。
鉄虫
人類には解析不能の未知の物質で構成された機械生命体。最初の個体はゴビ砂漠で発見された。それは研究所を乗っ取ると信号を発し、それによって多数の鉄虫が地球に飛来、人類に対して攻撃を開始した。幼虫は機械に寄生することで乗っ取り、更にそれを改変してしまう。AIで動くロボットであるAGSをバイオロイドとともに軍備の主力としていた滅亡前の人類にとってみればまさに天敵のような存在。実際に防衛に出動したAGSは多数が乗っ取られてしまい、人類に大打撃を与えた。大抵の場合、鉄虫とは幼虫の状態ではなく、乗っ取られて異形の姿になってしまったAGSもしくはその発展型のことを指す。また、人間と同じような脳波を発するため、人類に危害を加えてはならないという設定になっているバイオロイドは鉄虫を人類の命令無しに攻撃できない。
伝説
かつて日本に存在したと設定されている、バイオロイド開発会社とその関連企業。バイオロイドをドラマの演者として使用し成功した企業である。しかしそのドラマとはバイオロイド同士に殺し合いをさせる事が当たり前であり、撮影の度にバイオロイドは実際に死亡している。バイオロイドが同じものを量産・使い捨てにできることが前提となっている(劇中の人類の感覚を持たないプレイヤー側からしたら)おぞましいものであるが、高い映像クオリティとリアリティから劇中では大人気であったとされている。下記の通り日本ではバイオロイドはモノと定義され、殺しても殺人罪に問われないという定められていたのだが、それはこの会社が理由である。一方で、演出面では特殊効果はできるだけ用いずバイオロイドに機能として組み込む等徹底しており、バイオロイドに関しても技術力は高い。
バイオロイド
オリジンダストを副作用を最小限にして効率よく使うために開発された「生体アンドロイド」。人型の他、動物型も存在する。通常の人類をはるかに超える身体能力や知能を持ち、寿命も非常に長い。しかし、それゆえに人類の職を奪うなどしたため、滅亡前の人類には嫌悪感を持たれていた。そのため滅亡前のほとんどの国では人権や財産権などを大幅に制限されていた。日本においてはモノと定義され、ヒト扱いすらされていなかった。また、人類に対して危害を加えない・尽くすようにという命令が組み込まれており、人類に対して絶対服従である。なお、人を脳波で区別する傾向にあり、人類とバイオロイドの区別を容易に行える反面、人類と同じような脳波を出す鉄虫を人類の命令無しでは攻撃できないという欠点となっている。
ヒュプノス病
鉄虫の侵攻とほぼ同時期に人類を襲った謎の病気。感染すると無気力状態になる・悪夢を見る・睡眠時間が延びるといった症状が現れ、やがて目覚めなくなり死に至る。
ブラックリバー
三大バイオロイド企業の1つ。軍事用AGSや軍事用バイオロイドが主力商品。
AGS
Auto Guard System の略称。AIを用いたロボットによる自動防衛・警備システムのこと。しかし、劇中ではこれらに使われるロボット全般から、単にAIで自立行動するロボット全般のことを指してこう呼ばれることが多い。大きさや装甲の違いからバイオロイドより強力であるとされ、その戦力は警備用のAGSですら軍事用量産型バイオロイド3機+前線指揮官型バイオロイド1機の1個小隊に匹敵するといわれている。一方で機械であるため鉄虫によって乗っ取られ、人類に壊滅的打撃を与えた。
PECSコンソシアム
三大バイオロイド企業の1つ。7つの企業の連合体で、警察・産業・輸送・医療・エンタメといった非軍事用のAGS・バイオロイドが主力商品。

脚本家の虚淵玄は、『ラストオリジン』の二次創作小説を執筆した[6]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]