Month: February 2020

首都 – Wikipedia

首都(しゅと、英: capital / capital city)とは、一国の中心となる都市のことを指す。 多くの場合にはその国の中央政府が所在し、国家元首等の国の最高指導者が拠点とする都市のことであるが例外もあり、場合によっては中央政府の所在とは別に、その国のシンボル的存在として認められている都市が法律上の首都とされることもある。首都の存在を一国の法律上の地位として規定する社会もあれば慣習上の存在とみなす社会もあり、また国政上「首都」という概念を重視しない国もある。 首都は首府(しゅふ)・国都(こくと)・都(みやこ)などとも呼ばれ、また、帝制国家や王制国家の場合は帝都・王都等の称がある。 「首」はかしら(頭)くび、こうべ、かみ(上位:首座)、かなめ(要)、かしら(魁帥)、おさ(長)などの意。「都」はみやこ、天子の宮城のある首府をあらわす。周代の行政上の区画では君主の宗廟のある場所を都(ト・ツ)といい、無い場所を邑(イウ)と呼んだ。「都」は寄せ合わせ残らず集める意。曹丕文「頃撰二遺文、一都爲二一集」。「京」はみやこ(帝都)切り立った高い場所、丘、高い、多い、くじら(鯨=京)などの意。「京師」は天子の居ますみやこ、京は大、師は衆、大衆のおる所の意、春秋成十三「公如京師」。「京都」は晋の時代、景王の諱を避けて京師を京都としたことによる、魏志文帝紀「任城王薨於京都」[1]。清代に編纂された佩文韻府にはみやこを首に例える用例「首都」「首府」の採録はなく、熟語「首善之區」の元となった首善を採録する。これは漢書・儒林傳序の「故教化之行也,建首善自京師始」に由来する。英語Capitalの語源はラテン語kaputであり印欧語の「頭」あるいは「ウシの頭」をあらわす。ヒエログリフにおける牛の頭はフェニキア語や古代ギリシア語、ラテン語の文字に転用されアルファベット筆頭の「A」を表現する。またCapitalは「資本」とも翻訳される。メトロポリスはギリシャ語で「母都市」の意(mḗtēr「母」+pólis「都市」)[2]。 日本では一般的に京、洛と呼ばれ、古代から明治までの律令においては「皇都」、明治期から戦前にかけては「帝都」、戦後は「首都」と呼称することが多い。「帝都」の字句は幕末期の文書:船中八策に登場している。 主都[編集] 漢字検定テキストなどによっては、「主都」は「首都」の誤字・誤用とされている[3]。ただし、「主」はきみ(君主)国家の元首やあるじ、ぬし(家長)、つかさどり(宰)まもり(守)すべる(領)ひと、神や神霊のやどるところ、神などをあらわす意であり、帝都を主都と表記しても字義的には誤りではないと解することもできる。 また、国の首都とは別に、その地域のおもだった都市(プライメイトシティ)を指して「主都」と記述することがある(例:ドイツのバイエルンの主都であるミュンヘン)。「都」ではなくその地域でのおもだったムラ(邑)という意味で「主邑」(しゅゆう)との表現がある。 日本のキリスト教では「主都」を冠する会派がある。 首都圏[編集] 「首都」の他に「首都圏」という用語もある。「首都」はひとつの都市であるのに対して、「首都圏」は首都とその周辺に広がる都市の群、即ち圏域(都市圏)を指す。いわば、「首都」は点であるのに対して「首都圏」は面であることになる。首都圏を1個の地方行政区分とする例(フィリピンのマニラ首都圏、インドのデリー首都圏)もあれば、日本のように一部の法律に定義される程度の事例まで存在する。また、中国の北京市など、首都の地方行政区分の区域を広げる例もある。 日本の首都[編集] 日本の首都について直接定める法令は現存しないが、一般的には東京都とされ、首都圏整備法は東京都とその周辺区域を首都圏と呼んでいる。 2018年2月には衆議院議員逢坂誠二の質問[4]に対し、「首都を東京都であると直接規定した法令はないが、東京都が日本の首都であることは、広く社会一般に受け入れられているものと考えている」とする日本国政府の公式見解が示された[5]。 なお、東京都からは衆議院国会等の移転に関する特別委員会に対して、日本の首都の定義に関する質問を何度か行っている[6]。 世界の首都[編集]

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新・たかじんが来るぞ – Wikipedia

『新・たかじんが来るぞ!』(しん・たかじんがくるぞ)は、1991年4月9日から1994年3月まで毎日放送(MBSテレビ)で放送されたバラエティ番組。略称は『新たか』(しんたか)で、新野新とやしきたかじんの冠番組。 毎日放送のほか、CSチャンネルのGAORAでも遅れネットで放送されていた。 放送作家の新野新と歌手・タレントのやしきたかじんが、芸能界の話題などについて論じていた番組である。収録は毎日放送千里丘放送センターのスタジオで行われていた。 番組タイトル冒頭の『新』とは出演者の新野新のことであり、『たかじんが来るぞ!』という前身番組が過去に存在したわけではない。新野はコメンテーターとしての出演が主で、番組の進行・メインはたかじんであり、敢えて紛らわしいタイトルにしたとも考えられる[1]。また、たかじんのエッセイ本『たかじんが来るぞ!』とも無関係である。 神奈川県横浜市にある放送ライブラリーには、この番組の記録映像が1本だけだが保存されている[2]。 放送時間[編集] いずれもJST、毎日放送での放送時間。 火曜 23:50 – 25:15 (1991年4月 – 1992年9月) 火曜 23:50 – 24:50 (1992年10月 –

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ジョージアの国旗 – Wikipedia

ジョージアの国旗(ジョージアのこっき)は、聖ゲオルギウス十字の四隅にエルサレム十字(英語版)を配した旗であり、ファイブ・クロス・フラッグ(Five Cross Flag)として知られている[1][注釈 1]。制定年は2004年、縦横の長さの比率は2:3である[1]。 白地に5つの十字架を用いるエルサレム十字の図案は、中世の十字軍でも使用され[1]、バグラティオニ朝(英語版)のグルジア王国の旗として用いられてきたものであり、11世紀初頭のバグラト3世(英語版)にさかのぼるとされる。グルジアの黄金時代にあたるタマル女王時代にも王国の旗として使用された旗である。 1990年のグルジア独立後のナショナリズムの中でこの旗もよみがえった。2003年11月の「バラ革命」で、野党勢力のシンボルとして使われ、2004年に新たな国旗と制定された。なお、この旗はミヘイル・サアカシュヴィリ大統領(当時)が率いる与党「国民運動」の党旗でもあった。キリスト教を象徴する赤い十字が描かれており、国民の意見を聞いて支持を得たとされている。 それに先立ち、1999年に一度、議会で「白地に五つの十字架」の旗への移行が可決されたが、当時のエドゥアルド・シェワルナゼ大統領の拒否により実現しなかった。しかし、シェワルナゼがバラ革命によって辞任に追い込まれたのち、サアカシュヴィリが新大統領に就任し、2004年1月14日に議会でこの国旗が再び可決制定され、約500年ぶりに復活した。なお、国旗に使われている白は、無垢、清潔、清浄、賢明をあらわし、赤は勇気、勇敢、正義、愛をあらわしているとされる。 デザイン[編集] ジョージアの国旗は国内法によって以下のように規定されている。 Scheme 赤 白 RGB 255-0-0 255-255-255 CMYK 0-100-100-0 0-0-0-0 Web #FF0000

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