正宗寺 (常陸太田市) – Wikipedia
正宗寺(しょうしゅうじ)は、茨城県常陸太田市にある臨済宗円覚寺派の寺院。 923年(延長元年)、平良将の開基である。元々は「勝楽寺」であった。1223年(貞応2年)に勝楽寺の支院として「正法院」を創建、1341年(暦応4年)に同じく支院として「正宗庵」を創建した。その後、この両支院は独立寺院となり、それぞれ「正法寺」「正宗寺」となっている。佐竹氏の庇護の下、これらの3寺院は大いに寺運興隆したが、その後の兵乱と佐竹氏の転封にともない、勝楽寺と正法寺は衰退し、正宗寺のみが生き残った[1][2]。 江戸時代、100石の寺領が与えられ、水戸藩内における有力寺院となっている[2]。 境内には、多くの宝篋印塔がある。「佐竹一族の墓」といわれているが、現在、塔に刻まれた文字は摩耗しており、佐竹氏の誰のものであるかは不明になっている[2]。 他に、彰考館総裁を務め、物語「水戸黄門」の登場人物佐々木助三郎(助さん)のモデルとなった佐々宗淳の墓もある[1][2]。 夢窓国師頂相(茨城県指定文化財 昭和32年6月26日指定)[3] 月山和尚頂相(茨城県指定文化財 昭和32年6月26日指定)[4] 十六羅漢像(茨城県指定文化財 昭和32年6月26日指定)[5] 木造十一面観音菩薩像(茨城県指定文化財 昭和32年6月26日指定)[6] 正宗寺所蔵文書(茨城県指定文化財 昭和49年3月31日指定)[7] 紙本著色滝見観音図雪村筆(茨城県指定文化財 昭和62年1月26日指定)[8] 絹本著色如意輪観音図(茨城県指定文化財 昭和62年1月26日指定)[9] 紙本著色月山和尚頂相(常陸太田市指定文化財
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