ディーン・セキ – Wikipedia

石天
ディーン・セキ

2016年

プロフィール
出生: 1949年10月17日
死去: (2021-10-31) 2021年10月31日(72歳没)
出身地: 中国・天津市
職業: 俳優、映画監督、脚本家、映画プロデューサー
各種表記
繁体字: 石天
簡体字: 石天
拼音: Shi2 Tian1
発音転記: シェク・ティン(広東語)
英語名: Dean Shek
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ディーン・セキ石天 英名:Dean Shek 1949年[1]10月17日[2][3] – 2021年10月31日)は、香港の俳優、映画監督、脚本家、映画プロデューサーである[3]

プロフィール[編集]

中国天津市に生まれる[3]。本名は劉偉誠[4]。彼が3歳の時に香港に移住する[3]。1968年にショウ・ブラザーズの俳優養成所に入り、1969年にデビュー。その後数多くの映画で脇役として出演を重ねた。

1973年にショウ・ブラザーズを退社してからも、『Mr.Boo!ギャンブル大将』や、ジャッキー・チェン主演の『カンニング・モンキー 天中拳』をはじめとする一連のカンフー映画に出演し、コミカルな演技を披露した。

1975年からは映画の演出も開始し、1980年には、レイモンド・ウォン(黄百鳴)やカール・マッカ(麥嘉)とともに映画製作会社シネマ・シティ(新藝城電影公司)を設立。『悪漢探偵』シリーズのプロデューサーとしても手腕を発揮した。

コメディ色の強い映画に出演・プロデュースの多いディーン・セキだが、1987年公開の『男たちの挽歌 II』では、偽造紙幣製造組織のボス・ルン役を演じた。

1990年製作の映画『赤の広場の龍』を最後に俳優を引退、プロデューサーとしても1992年製作の『Angel Hunter』を最後に芸能界を完全に引退し、実業界に転じた。以来、表舞台に姿を現す事は殆ど無くなったが、盟友であるエリック・ツァンの60歳記念パーティが開かれ、香港TVBで放送された際には、会場に設置された舞台にレイモンド・ウォンやカール・マッカとともに登場し、シネマ・シティ時代の昔話を語っていた。2021年10月31日、癌により死去した。72歳没[5]

主な出演作品[編集]

  • カラテ愚連隊(1973年)
  • 帰って来たドラゴン(1973年)
  • Mr.Boo!ギャンブル大将(1974年)
  • Mr.Boo!天才とおバカ(1975年)
  • 少林寺怒りの鉄拳(1977年)
  • アンジェラ・マオ 破戒(1977年)
  • スネーキーモンキー 蛇拳(1977年)
  • 燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳(1978年)
  • 拳精(1978年)
  • カンニング・モンキー 天中拳(1978年)
  • デブゴンの太閤記(1978年)
  • ドランクモンキー 酔拳(1978年)
  • 燃えよデブゴン 友情拳(1978年)
  • 女カンフー/魔柳拳(1978年)
  • ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳(1979年)
  • フラミンゴ殺法 天中拳(1979年)
  • Mr.ノーボディー(1979年)
  • 燃えよデブゴン 豚だカップル拳(1979年)
  • クレージーモンキー 笑拳(1979年)
  • 南北酔拳(1979年)
  • 燃えよデブゴン 正義への招待拳(1980年)
  • 滑稽時代/モダン・タイム・キッド(1980年)
  • アーメン・オーメン・カンフーメン!(1981年)
  • 悪漢探偵(1982年)
  • ジャッキー・チェンの醒拳(1983年)
  • 悪漢探偵2(1983年)
  • アラン・タムの特撮(SFX) 異星人大騒動(1985年)
  • 香港スワット 野獣たちの陰謀(1985年)
  • 男たちの挽歌 II(1987年)
  • 赤の広場の龍(1990年)
  • おじいちゃんはデブゴン(2016年)
[脚注の使い方]
  1. ^ 李亦筠 (2021年11月2日). “香港演员石天病逝” (中国語). 聯合早報. オリジナルの2021年11月2日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/OmiwF 2021年11月3日閲覧。 
  2. ^ 吴冬妮 (2021年11月2日). “香港影人、新艺城创始人石天因病去世,曾主演《英雄本色2》” (中国語). 新京報 (捜狐). オリジナルの2021年11月3日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/zpyFA 2021年11月3日閲覧。 
  3. ^ a b c d “香港影坛的滑稽之王:“新艺城七怪”石天篇” (中国語). 腾讯新闻. (2021年7月7日). オリジナルの2021年11月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211109161845/https://new.qq.com/omn/20210707/20210707A00BQO00.html 2021年11月10日閲覧。 
  4. ^ 蘇詠智 (2021年11月2日). “「新藝城」元老石天10月已癌逝 家人盼低調 暫不辦追思” (中国語). 聯合報 (聯合線上公司). オリジナルの2021年11月3日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/w7wwx 2021年11月3日閲覧。 
  5. ^ “細仔證實石天已逝 黃百鳴尊重亡友遺願未搞追思會” (中国語). 東網. (2021年11月2日). オリジナルの2021年11月2日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/pywgY 2021年11月3日閲覧。