天皇海山群 – Wikipedia
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天皇海山群(てんのうかいざんぐん、英: Emperor Seamount Chain[1])とは、北太平洋の西側にある海山群(海底山脈)。中央海嶺と区別して非地震性海嶺 (aseismic ridge) の一種としても位置づけられる。天皇海山列、北西太平洋海山列 (Northwest Pacific Seamount Chain)[2]という別名でも知られる。
1954年にアメリカ合衆国の海洋学者ロバート・シンクレア・ディーツにより、海山の一つ一つに日本の天皇(主に古代)の名前が付けられ、海山群を総称して天皇海山群と付けられた[2]。なお、天皇の即位順と海山の並び順は無関係である。また、すべての海山に歴代天皇の名前がついているわけではない[2]。
北端はカムチャツカ半島の根元に至り、南端はハワイ海山群(主要なものは水面上に出てハワイ諸島を形成する)に繋がっている。海山は火山岩で構成されており、北に行くほど形成年代が古くなっている[2]。
ホットスポット上に生まれた海底火山により、現在のハワイの位置に生まれた島々は、太平洋プレートの移動に伴い海底へ沈んで海山群となっている。かつてはプレートが北に向かって移動していたため、南北に海山群を形成していったが、やがて4000万年ほど前から、移動する向きが西に変わったので、東西に海山群が生まれていくことになった。この4000万年以前に生まれ北北西‐南南東に連なる海山群を天皇海山群、4000万年前以降に生まれ西北西‐東南東に続く海山群をハワイ海山群と呼び、この二つを合わせてハワイ‐天皇海山列と呼ばれている。
なお、ホットスポットは移動するものであるとの研究が出てきており、従来考えられていた、プレートの移動向きの変更説は、見直しが進められている[2]。
主な海山名[編集]
海山名と形成時期
関連項目[編集]
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