ザ・フューネラル・アルバム – Wikipedia
『ザ・フューネラル・アルバム』(The Funeral Album)は、フィンランドのヘヴィメタル・バンド、センテンストが2005年に発表した8作目にして最後のスタジオ・アルバム。
バンドは2004年に解散を決意し、2005年2月に公式サイトを通じて解散を発表した[5]。メンバーのサミ・ロパッカは、この声明において「言うなればこれは5人の集団自殺で、ニュー・アルバムは俺達の遺言のようなものさ」「俺の目からすれば、俺達は物別れしたんじゃなくて、ただ共同でのレコーディング・キャリアは終わるんだ。この2つの違いは大きいよ」とコメントしている[5]。
前々作『クリムゾン』(2000年)、前作『ザ・コールド・ホワイト・ライト』(2002年)に引き続き、ヒーリ・ヒーレスマーがプロデューサーに起用された[6]。
反響・評価[編集]
母国フィンランドでは、本作からの先行シングル「エヴァー・フロスト」が2005年第18週のシングル・チャートで初登場1位となり、6週連続でトップ20入りした[7]。そして、本作は2005年第22週のアルバム・チャートで初登場1位となり、『クリムゾン』(2000年)より3作連続で1位獲得を果たした[2]。
ドイツのアルバム・チャートでは49位を記録し、『クリムゾン』から3作連続でトップ50入りを果たした[3]。オーストリアでは2005年6月12日付のアルバム・チャートで59位を記録し、同国において唯一のチャート入りを果たした[4]。
Scott AlisogluはBlabbermouth.netにおいて10点満点中7.5点を付け「私がそうであるように、『クリムゾン』と『ザ・コールド・ホワイト・ライト』のファンなら『ザ・フューネラル・アルバム』も楽しめることだろう。両方のアルバムの持ち味が、このアルバムでも聴ける」と評している[8]。
特記なき楽曲は作詞:サミ・ロパッカ、作曲:ミーカ・テンクラ&センテンスト。
- メイ・トゥデイ・ビカム・ザ・デイ – May Today Become the Day – 4:00
- エヴァー・フロスト – Ever-Frost – 4:18
- ウィ・アー・バット・フォーリング・リーヴス – We Are But Falling Leaves – 4:28
- ハー・ラスト・ファイヴ・ミニッツ – Her Last 5 Minutes – 5:40
- 作詞:サミ・ロパッカ/作曲:サミ・ロパッカ&センテンスト
- ウェア・ウォーターズ・フォール・フローズン – Where Waters Fall Frozen – 0:58
- 作曲:センテンスト
- ディスペア・リドゥン・ハーツ – Despair-Ridden Hearts – 3:40
- ヴェンジェンス・イズ・マイン – Vengeance Is Mine – 4:15
- ア・ロング・ウェイ・トゥ・ノーウェア – A Long Way to Nowhere – 3:26
- コンシダー・アス・デッド – Consider Us Dead – 4:51
- 作詞:ヴィレ・レイヒアラ/作曲:ヴィレ・レイヒアラ&センテンスト
- ロウアー・ザ・フラッグス – Lower the Flags – 3:34
- ドレイン・ミー – Drain Me – 4:33
- 作詞:ヴィレ・レイヒアラ/作曲:ヴィレ・レイヒアラ&センテンスト
- カル – Karu – 1:03
- エンド・オヴ・ザ・ロード – End of the Road – 5:02
日本盤ボーナス・トラック[編集]
- ネペンテス(ライヴ) – Nepenthe (live) – 4:16
- 作詞:タネリ・ヤルヴァ/作曲:ミーカ・テンクラ&センテンスト
- ブリーフ・イズ・ザ・ライト(ライヴ) – Brief Is the Light (live) – 4:47
参加ミュージシャン[編集]
アディショナル・ミュージシャン
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