シルクロードステークス – Wikipedia

シルクロードステークスは、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。

競走名の「シルクロード」は、ユーラシア大陸を横断する古代の交易路を指す呼称[4][5]

1996年に5歳(現4歳)以上の馬による重賞競走として創設された[4]。創設当初は4月に施行していたが、2000年に高松宮記念(GI)の施行時期が3月に変更されたのにあわせて、前哨戦として位置づけられていた本競走も2月上旬に変更、2011年からは1月下旬に繰り上げられた[4]

創設時の負担重量は別定だったが、2002年よりハンデキャップに変更[4]

2006年から国際競走に変更され、外国馬の出走が可能になった[6]。創設から2001年までは地方競馬所属馬も出走可能だった[7]が、2002年から2019年までは出走できなくなった。2020年からは地方競馬所属馬も再び出走可能になった。

競走条件[編集]

以下の内容は、2022年現在[2][3][8]のもの。

出走資格:サラ系4歳以上

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(認定馬のみ、2頭まで)
  • 外国調教馬(優先出走)
  • 2021年1月30日以降2022年1月23日まで1回以上出走馬

負担重量:ハンデキャップ

賞金[編集]

2022年の1着賞金は4100万円で、以下2着1600万円、3着1000万円、4着620万円、5着410万円[3]

  • 1996年 – 5歳(現4歳)以上の馬による重賞競走(GIII[注 1])として創設、京都競馬場の芝1200mで施行[4]
  • 2001年 – 馬齢表記を国際基準へ変更したのに伴い、競走条件を「4歳以上」に変更。
  • 2002年
  • 2006年 – 国際競走に指定され、外国調教馬が4頭まで出走可能となる[6]
  • 2007年 – 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[9]
  • 2015年
    • 出走可能頭数を18頭に拡大。
    • 外国調教馬の出走枠を9頭に変更[10]
  • 2017年 – ダンスディレクターがレース史上初の連覇。
  • 2020年 – 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能になる。
  • 2021年

歴代優勝馬[編集]

距離はすべて芝コース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

同名の競走[編集]

1989年から1995年まで、同名の特別競走が行われていた。距離は1989年が芝1600mで、1990年以降は芝1200mだった。

1995年までの優勝馬[編集]

施行日 条件 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
1989年5月6日 オープン 京都 1600m シヨノロマン 牝4 1:35.7 武豊 庄野穂積 庄野昭彦
1990年5月5日 オープン 京都 1200m エーコーシーザー 牡5 1:10.9 武豊 安田伊佐夫 池内賢市
1991年5月4日 オープン 京都 1200m メイショウマキーナ 牡4 1:09.9 田島良保 高橋直 松本好雄
1992年5月9日 オープン 京都 1200m ユウキトップラン 牡4 1:09.4 武豊 佐山優 雪本秀樹
1993年5月8日 オープン 京都 1200m ユウキトップラン 牡5 1:09.5 河内洋 佐山優 雪本秀樹
1994年5月7日 オープン 阪神 1200m ゴールドマウンテン 牡5 1:08.8 角田晃一 佐山優 グリーンファーム
1995年5月6日 オープン 京都 1200m ゴールドマウンテン 牡6 1:07.9 岸滋彦 佐山優 グリーンファーム

出典:netkeiba.com

参考文献[編集]

  • 「シルクロード(GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【古馬関西編】』日本中央競馬会、2006年、221-240頁。

注釈[編集]

  1. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典[編集]

各回競走結果の出典[編集]

外部リンク[編集]