ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 – Wikipedia

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(ゴジラ・エビラ・モスラ なんかいのだいけっとう)は、1966年(昭和41年)12月17日に公開された日本映画で[5][8]、「ゴジラシリーズ」の第7作である[12]。製作は東宝[3]。カラー、東宝スコープ[5][10]。併映は『これが青春だ!』[3]

初回興行時の観客動員数は345万人[13][注釈 2]

南海の孤島を舞台に、若者たちの活躍を描いたアクション活劇[9]。従来の怪獣映画とは毛色の異なる作風となっており、本作品でのゴジラは人類の敵でも味方でもない中立の存在と語られている[9]。従来のような都市破壊描写も存在しない[14]。タイトルにはモスラも名を連ねているが、出番は少ない[14][9]

本編監督や音楽担当も、それまでの「ゴジラシリーズ」の主軸を務めた本多猪四郎から福田純へ、伊福部昭から佐藤勝へ変わり、作風もそれまでの重厚なものから軽快なものへ変わっている[出典 3][注釈 3]

ストーリー[編集]

青年・良太は、南洋でマグロ漁船ごと行方不明になった兄の漁師、彌太が生きているとの恐山のイタコの託宣を信じ、マスコミを頼ってひとり上京してきた。ヨットの賞品が懸かった「耐久ラリーダンス大会」を知り、会場を訪れた良太は、途中ギブアップした出場者の大学生・仁田、市野と知り合う。その晩、葉山海岸に向かった一同は、港にあった太平洋横断用のヨット「ヤーレン号」に無断で泊まり込むが、そこに訳あり風の男、吉村がオーナー顔でいた。翌朝目が覚めた一同は、良太の手でヤーレン号が港を離れはるか海上にあることを知り、さらに吉村の金庫破りを報じるラジオニュースを聞いて驚く。こうして良太の兄探しに同行する羽目となった吉村らだが、突如ヨットを襲った暴風雨の中で巨大なハサミに襲われて遭難、南海の孤島レッチ島に流れ着く。

島に上陸した一同だが、この島は秘密結社「赤イ竹」の工場となっており、核兵器の製造が行われていた。良太らの見守る中、黄色い液体を海にまきながら、島の波止場に赤イ竹の定期輸送船が入港してくる。そのとき、小舟を奪った脱走奴隷が海へ出たが、たちまち現れた巨大なエビの怪獣「エビラ」の餌食になってしまう。ヤーレン号を転覆させたのは、エビラの巨大なハサミだったのだ。定期連絡船の撒いていた黄色い液は木の実の汁で、エビラの苦手とするものだった。赤イ竹は巨大蛾モスラの住むインファント島の住民を強制連行して労働を強い、この黄色い汁の製造に従事させていたのである。

島からの脱出案を練る吉村らは、脱走して来たインファント島の娘・ダヨと出会う。ダヨは彌太がインファント島で無事にいることを良太に教え、行動を共にするようになる。彼らは偶然島の谷底に眠っていたゴジラを発見。避雷針を急ごしらえし、落雷による電気ショックを与えて復活させる。覚醒したゴジラは本能的にエビラと戦うが、決着はつかなかった。ゴジラは島で暴れ始め、大コンドルや赤イ竹の戦闘機隊と一戦を交えながら[注釈 4]、赤イ竹の重水工場へ向かって来る。吉村は得意の錠前破りで基地に潜入、一方赤イ竹に捕まり、インファント島民と同じ洞窟へ監禁された仁田は彼らに呼び掛けて、偽の黄色い汁を作らせる。

やがて防衛線を突破したゴジラは施設を破壊、赤イ竹は基地放棄を決め、島の自爆装置を作動させる。しかし、エビラ除けの黄色い汁が偽物にすり替えられていたため、脱出した赤イ竹はエビラにより全滅する。ゴジラとエビラが再び壮絶な激闘を繰り広げる中、目覚めたモスラが島民たちを救出するべくレッチ島に向かっていた。

登場人物[編集]

吉村よしむら[17]
本作品の主人公。実は金庫破りで、ヤーレン号に潜伏しているところを市野たちに出くわし、良太の彌太探しに無理矢理駆り出される[17][18]。鍵穴を見るとムズムズする性格と自称するが、根は浪花節に弱い人情家[17][18]。彼の「武器はなくともアイデアで勝負だ」という言葉が役に立つことになる。
ダヨ[19]
本作品のヒロイン。日本語を話せるインファント島の娘で[19][18]、「赤イ竹」の監視をかいくぐり脱走。そこで吉村らと出会い、島民救出のために奔走する。彼女以外に、捕えられていた原住民の老人も日本語を理解している。

  • 演じる水野久美は、全身にドーランを塗っており、撮影の度に塗り直さなければならず苦労した旨を語っている[20]
  • 商品化権申請用とみられる特写スチールが存在しているが、公開当時に商品化は行われなかった[21]
市野いちの[22] / 仁田にた[23]
共に耐久ラリーダンス大会に参加し、途中ギブアップした二人組の大学生[18]。そこで良太と知り合い、ヤーレン号に乗り込む。吉村と共に彌太探しに無理矢理駆り出される。
仁田は山岳部に所属しているが、レッチ島に落ちていた刀を見るなり悲鳴をあげたり、洞窟で眠っていたゴジラに必要以上におびえたりと気の弱い性格[23][18]。赤イ竹の探索気球で逃走を図るも捕まってしまい、そこで出会った原住民と共に偽の黄色い汁を製造する。
市野は理工科に所属しており[22][18]、島内の基地を重水工場と見抜き、赤イ竹壊滅のためゴジラを目覚めさせようと提案する。
良太りょうた[24]
東北地方の田舎に住む学生[18]。イタコの言葉を信じ、遭難した彌太を探すため上京[18]。吉村らと出会い、ヤーレン号で彌太の行方を捜索しようとするが、エビラに襲われ、レッチ島に漂着する[24]。吉村が持っていた銃はおもちゃと感付いており、簡単にバラバラにしてしまう。一人称は「おら」。
彌太やた[25]
良太の兄[25]年齢は22 – 23歳。[要出典]マグロ漁船の漁師で、大シケのために漁船は沈没し、行方不明となっていた[25][18]。インファント島で原住民とモスラを目覚めさせようとしていたところ、良太と再会。後にレッチ島で吉村たちと合流し、世話になった原住民の救出を画策。その義侠心の厚さと血の気の多さから、地元では「浪花節の彌太」の異名を取る[25]。良太と同様、一人称は「おら」。
カネ[26]
彌太と良太の母[26]。冒頭のみ登場。
竜尉隊長りゅうい たいちょう[27]
赤イ竹の警備隊長で[27][18]、左目に眼帯を着けている[18]。吉村らを執拗に追跡するが、失敗を繰り返す。最後は基地放棄の際、司令官らと共に水上艇で逃亡しようとするが、エビラの襲撃を受け海に没する。
赤イ竹司令官[28]
赤イ竹のレッチ島基地司令官[28][18]。ゴジラを「革命的怪物」と名付ける[28]。最後は基地放棄の際、竜尉隊長らと共に水上艇で逃亡しようとするがエビラ除けの黄色い汁が偽物にすり替えられていたため、エビラの襲撃を受け海に没し組織は壊滅する。
白衣の男
赤イ竹の重水の製造に携る2人の科学者。そのうちの1人がレッチ島内の地下核爆発装置を作動させた直後に、ゴジラの襲撃に巻き込まれる。瀕死の重傷を負うものの、吉村らにレッチ島が残り数時間で核爆発により水没することを告げ、絶命する。

登場キャラクター[編集]

ゴジラ、エビラ、モスラ、小美人は各項目を参照。

大コンドル[編集]

その名の通り巨大なコンドルで、レッチ島に住んでいた[33]。エビラとの戦いに引き分けたあと、岩山で居眠りをしていたゴジラを奇襲し、クチバシで攻撃してゴジラを苦しめる[33][41]が、熱線を浴びせられて海へ墜落する[33]

南洋の島レッチ島で、秘密裏に水爆の原料である重水を製造していた秘密組織[48][注釈 12]。英字表記はRED BUMBOO[49]

全員軍服を着用しており、胸の前で右腕を水平にする独特の敬礼をする。隣島のインファント島の人間を連行して強制労働させ、木の実からエビラよけの黄色い汁を製造させていた。島で眠っていたゴジラの目覚めにより、基地を破壊されて水上艇で逃げようとするが、仁田らに黄色い汁(木の実の葉っぱで製造された)をすり替えられていたため、エビラに襲われて沈められた。

  • 名称について、書籍『ゴジラ画報』ではコミュニストを象徴する赤と中国の竹を連想させるものと解釈している[2]。エビラも、赤い体色と手の鎌が共産圏をイメージしたものとされる[50]
赤イ竹戦闘機[出典 15]
レッチ島防衛のため、ゴジラ対策に繰り出したジェット戦闘機[51][18]。パイロットは映らず、車輪の収納箇所はない。イギリス空軍のライトニングと、ソ連空軍のミグ19を合体させたような形状をしている[51][52]
赤イ竹本部からレッチ島に飛来してゴジラをロケット弾で攻撃するが[18]、効果がなくはたき落とされたり、ゴジラをかわそうとして岩山に激突するなどの果てに何機かが撃墜される。
『オール怪獣大進撃』にもライブフィルムで登場する[28]

  • 1尺サイズのミニチュアが多数登場する。
赤イ竹水上艇[出典 16]
小型水上警備艇。インファント島民の強制連行と、レッチ島で製造された兵器「烈1号」の本部への輸送に用いられる[51]。後方に垂直尾翼のようなものがついた形状をしているが、実際には飛ばない。先端部に黄色い汁を垂れ流す放水ノズルが付いており、艦橋上部に4門の火器を装備する。
物語終盤で赤イ竹隊員が逃走に使用したが、黄色い汁が偽物にすり替えられていたため、エビラに襲われて破壊される。

  • 2尺サイズのミニチュアと、船舶を改造した実物大の2種が撮影に使用された。
探索気球[54]
脱走者を監視する探索気球。色は赤と白のツートンカラー[54]
銃器類
トンプソン短機関銃・M1カービン・MP40・M1919

キャスト[編集]

参照[4][55][12]

※映画クレジット順

スタッフ[編集]

参照[4][5][12]

企画経緯[編集]

本作品の公開年である1966年5月、東宝は『キングコング対ゴジラ』(1962年、本多猪四郎監督)製作の際にアメリカのRKO社から取得した「キングコング」の5年間分のキャラクター使用権を活用してもう1本「キングコング映画」を製作しようと、南海の孤島を舞台にキングコング、エビラ、モスラの3大怪獣の登場する特撮映画『ロビンソン・クルーソー作戦 キングコング対エビラ』を企画する[出典 17]。監督には福田純を予定し、関沢新一によって脚本化されたが、アメリカ側が内容に難色を示したため[注釈 14]、この企画は仕切り直されることとなり、より合作色の強い『キングコングの逆襲』(1967年、本多猪四郎監督)として翌年に制作されることとなった[出典 18]

一方、不採用となった『キングコング対エビラ』の脚本は、主役のキングコングをゴジラに置き代え、「ゴジラシリーズ」の一編として再利用されることとなり、本作品が製作された[出典 19]。本作品におけるゴジラが『キングコング対ゴジラ』のキングコングに近く陽気な性格[注釈 16]になっていたり、落雷を浴びて復活したりする描写が見受けられるのは、この経緯による[出典 20]。このキャラクター性の変化は子供たちから好評を得て、以降の昭和シリーズが子供向け路線へと転換する一因となった[12]

特撮[編集]

特殊技術スタッフは、撮影の有川貞昌が監督補に昇格し、事実上の特技監督を務めた[12]。ゴジラシリーズで円谷英二が特技監督としてクレジットされるのは本作品が最後となった[6]

ラストのレッチ島崩壊シーンは『大冒険』(1965年、古澤憲吾監督)の流用である。

配役[編集]

キャスティングでは「眼帯をつけた平田昭彦[注釈 17]」「田崎潤の司令官」など、それまでの作品とは善悪が逆転したパロディ的な要素が見受けられる。特に平田は、それまで「怪獣や宇宙人と心中する[注釈 18]」ことはあっても決して「怪獣に殺される」ことは無かったが、本作品では「エビラのハサミによって船もろとも海に沈められる」という、ファンの意表を突く死に様を演じて見せた。

島の娘ダヨには、内藤洋子や酒井和歌子に続く1966年のホープ・高橋紀子が起用され、撮影も開始されたが[注釈 19]、彼女は急性虫垂炎で入院してしまう[出典 21]。そこで、「ゴジラ映画なら……」と急遽水野久美が代役を務めることになり[2][注釈 20]、当時29歳の水野が19歳の高橋を想定して書かれたシナリオのままに演じている。また、『モスラ』(1961年)以来ザ・ピーナッツが演じてきた小美人は、本作品では彼女たちと同様に双子タレントであるペア・バンビに交代している[8][9]

映像ソフト化[編集]

  • ビデオ
    • 1980年代初頭に左右トリミング画面で発売。このバージョンは冒頭の東宝マークが「東宝株式会社配給」とあり、途中で英語の字幕[注釈 21]が入る、ラストの「終」の題字が “THE END” に差し代わっているなど、海外輸出用プリントに日本語音声を合わせたことがうかがえる仕様となっていた。また、オリジナルの上映時間が87分であるにもかかわらず、パッケージに収録タイム90分と表記されていたが[61]、実際には45分あたりで画面が黒転し(必要がないにもかかわらず)テープの入替を促すメッセージが約3分間映し出される仕様となっていた(上記を除くと上映時間は同じノーカットである)。1991年には、シネマスコープ仕様の廉価版として、パッケージを変更したうえで再販された。
  • レーザーディスク
    • 1989年発売。ノーカット・シネマスコープ版。VHD版も発売された[62]
  • DVD
    • 2003年6月21日発売[63]
    • 2005年4月22日発売の「GODZILLA FINAL BOX」にも収録されている。
    • 2008年2月22日発売のトールケース版「ゴジラ DVDコレクションII」にも収録されており、単品版も同時発売された。
    • 2014年5月14日には「ゴジラ60周年記念版」として期間限定の廉価版が発売。
    • 国内盤DVDの特典には、1972年ごろ発売された『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』を編集した8mm+ソノシート「ジャンボ怪獣島」とセットの絵本「ジャンボ怪獣島」が収録されている。
    • 2016年6月15日、東宝DVD名作セレクション版が発売。
  • Blu-ray Disc
    • 2014年7月16日に発売。
  • 東宝チャンピオンまつり(1972年夏)
    • 本作品のネガフィルムは、この興行でのリバイバル上映の際に経費削減を理由として監督の福田に無断で直接裁断され、短縮再編集された。74分[3]。観客動員数は78万人[13]。現在は「完全版」が復元編集され、各種ソフト化されている。
    • 子門真人歌唱によるイメージソング「ゴジラのお嫁さん」「ロック・ロック・ゴジラ」も製作され、東宝レコードから発売された(規格品番:DS-1004)。
    • 同時上映は『ミラーマン』・『かしの木モック』・『天才バカボン 別れはつらいものなのだ』・『赤胴鈴之助』(アニメ版)の計4本。
  • ゴジラ映画大全集(1979年夏)
    • 全国5つの東宝直営館で行われたプログラム内で、8月6日に再上映された。

当初、東宝の国際部では本作品に『EBIRAH 〜HORROR OF THE DEEP〜(エビラ・深海の恐怖)』という英語タイトル[64][65]を付けて世界各国へ売り込んだが、アメリカでは『Godzilla vs. the Sea Monster(ゴジラ対海の怪物)』の題名で公開された[65]。タイトルクレジットが全て英語に変更され[注釈 22]、台詞もすべて英語にアフレコし直されている。英語版の演出は、ピーター・フェルナンデスが担当した。

コミカライズ[編集]

関連作品[編集]

『現代の主役 ウルトラQのおやじ』(1966年6月2日、TBSテレビ)
実相寺昭雄演出のドキュメント番組。最初期の「キングコングとモスラの映画企画」を打ち合わせする円谷英二とキャメラマンの有川の様子が見られる。福田本編監督の起用や有川の演出代行も会話に出てくる。
『ゴジラ対ヘドラ』(1971年)
港のセットにヤーレン号のミニチュアが係留されている[66]。このミニチュアは、その後別作品でも使用され、2014年時点で片側が黒く塗られた状態で東宝の倉庫に現存していることが確認されている[67]

注釈[編集]

  1. ^ 東宝公式サイト映画資料室では、「86分」と記述している[4]
  2. ^ 現在の公表値は421万人だが、これは再上映時の動員数を合わせたものである[13]
  3. ^ 主演の宝田明と福田は、前年に映画『100発100中』でも組んでおり、同作品に近い作風とも評される[16]
  4. ^ ゴジラは当時流行の「ゴーゴー音楽」に乗って暴れる。
  5. ^ 資料によっては、大怪鳥と記述している[38][39]
  6. ^ 資料によっては、「35メートル[30]」「20メートル[出典 7]」と記述している。
  7. ^ 資料によっては「45メートル」と記述している[40][38][39]
  8. ^ 資料によっては、「2万1千トン[33][29]」「600トン[出典 10]」と記述している。
  9. ^ 資料によっては、「出生地」として記述している[29]
  10. ^ 資料によっては「不明」と記述している[31]
  11. ^ 書籍『大ゴジラ図鑑2』では、『怪獣大戦争』時の操演用ラドンと記述している[44]
  12. ^ 書籍『ゴジラ1954-1999超全集』では、某国の武装集団と記述している[49]
  13. ^ 川北は、後年のインタビューにて人手不足で撮影助手も務めたと述べている[56]
  14. ^ 書籍『ゴジラ大全集』では、円谷英二が強い不満を表していたと記述している[16]。一方、書籍『ゴジラ画報』では、監督・特技監督が本多と円谷ではなく、福田と有川貞昌になったことにアメリカ側が不満を示したためと記述している[57]
  15. ^ 中島春雄いわく、この仕草は特技監督の円谷の指示による。
  16. ^ 美女に好意を持つ、「若大将シリーズ」における加山雄三を真似て得意気に鼻をこする[注釈 15]など。
  17. ^ 平田が演じた第1作『ゴジラ』(1954年、本多猪四郎監督)の芹沢大助博士のセルフパロディとなっている。また、「善悪反転」という意味合いを強調するため、芹沢博士は右眼、竜尉隊長は左眼と、眼帯の位置を逆にしている。
  18. ^ 『ゴジラ』(1954年)の芹沢大助や『地球防衛軍』(1957年)の白石亮一。
  19. ^ ヴィレッジブックス『東宝特撮映画大全集』[58]や洋泉社刊『東宝特撮女優大全集』[59]には、原住民の衣装をまとった高橋に演技指導する福田純のスナップが掲載されている。
  20. ^ 水野によれば、プロデューサーの田中友幸から直接依頼されたという[60]
  21. ^ 冒頭の恐山のシーンに “Holly Mountain” など。
  22. ^ この際、佐藤勝は “MASARU SATO” となるところが “MARARU SATO” と誤記されている。

出典[編集]

  1. ^ a b 大ゴジラ図鑑 1995, p. 8, 「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」
  2. ^ a b c d e ゴジラ画報 1999, pp. 134–135, 「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」
  3. ^ a b c d e 東宝特撮映画大全集 2012, p. 110, 「『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』」
  4. ^ a b c d e f 映画資料室”. viewer.kintoneapp.com. 2022年2月20日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 東宝特撮映画全史 1983, pp. 547–548, 「東宝特撮映画作品リスト」
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  7. ^ a b 大ゴジラ図鑑2 1995, p. 85, 「エビラ」
  8. ^ a b c 日本特撮映画図鑑 1999, pp. 44–45, 「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n 超常識 2016, pp. 56–58, 「秘密組織の野望を粉砕する ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」
  10. ^ a b c d e ゴジラ検定 2018, p. 48, 「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」
  11. ^ 大ゴジラ図鑑 1995, p. 95, 「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」
  12. ^ a b c d e f g h i j k 東宝特撮映画大全集 2012, p. 111, 「『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』作品解説/俳優名鑑」
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  60. ^ 町山智浩「ニューウェーブ世代のためのゴジラ宣言」1985年 JICC出版 88頁及び裏表紙
  61. ^ 「テレパル増刊号 ’89ビデオソフト全カタログ」1989年 小学館 345頁
  62. ^ 「DVD & VIDEO Selection」『宇宙船』Vol.106(2003年5月号)、朝日ソノラマ、2003年5月1日、 89頁、 雑誌コード:01843-05。
  63. ^ 『コレクション ゴジラ大全集』講談社〈テレビマガジン・デラックス〉、1978年、48頁。
  64. ^ a b ゴジラ1954-1999超全集 2000, p. 207, 「海外バージョン大研究」
  65. ^ 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, p. 164, 「東宝チャンピオンコラム チャンピオンまつりに見るプロップ流用」
  66. ^ 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, p. 173, 「祭の記憶」

出典(リンク)[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]