国花 – Wikipedia

アイスランド チョウノスケソウ Dryas octopetala
アイルランド シャムロック Shamrock

形状からの指定で特に種を定めない。具体例はカタバミ(左)、シロツメクサ(右)等。

アルバニア 赤と黒のケシRed and black poppy
赤と黒は国旗の配色に基づく。 国樹ヨーロッパナラ Quercus robur
アンドラ クチベニスイセン Narcissus poeticus
国を象徴する花として切手や硬貨によく描かれている。[12] イギリス イングランド テューダー・ローズ Tudor rose

元はテューダー朝の紋章で紅白のバラを統合した架空の花(現在は右画像のような品種もある)。赤は Rosa gallica(左)、白は Rosa×alba (右)で学者の意見は一致。

ウェールズ ラッパスイセン Narcissus pseudonarcissus
リーキ Allium ampeloprasum var. porrum
国の象徴に扱われるのは茎と葉のみで、花は対象となっていない。 北アイルランド シャムロック Shamrock アイルランドに同じ。

アイルランドに同じ。

スコットランド アザミ Thistle

どの種が紋章のモデルになったかは諸説あり定まっていない。画像は候補の一つ Cirsium vulgare

連合王国 バラ Rose
画像の品種はクィーン・エリザベスII。 イタリア 歴史デージー [注 7]Bellis perennis
政府が公式に認めた国花は存在していない。

イタリア王国国王ウンベルト1世の后の名マルゲリータ[注 8]にちなむ。王政終焉(1946)まで慣習上の国花に扱われた。

 ウクライナ セイヨウカンボク Viburnum opulus
最近ではヒマワリも国花とする資料がある スミミザクラ Prunus cerasus
 エストニア ヤグルマギク Centaurea cyanus
 オーストリア エーデルワイス Leontopodium alpinum
オランダ チューリップ Tulipa gesneriana
キプロス キプロスシクラメン Cyclamen cyprium
国樹 オリーブ Olea europaea
ギリシャ アカンサス(葉アザミ) Acanthus mollis
ニオイスミレ[13]Viola odorata
国樹 オリーブ[13]Olea europaea
クロアチア ペルニカ Iris croatica
アイリスの1種。 デゲニア・ヴェルビティカ Degenia velebitica
アブラナ科の1種。 サンマリノ アキザキシクラメン Cyclamen neapolylanum[14]
学名は Cyclamen hederifolium のシノニム。 スイス エーデルワイス Leontopodium alpinum
アルペンローゼ Rhododendron ferrugineum

アルペンエンツィアン Gentiana alpina
リンドウの1種。  スウェーデン 国樹セイヨウトネリコ Fraxinus excelsior ドイツスズラン Convallaria majalis var. majalis
スペイン カーネーション Dianthus caryophyllus
ザクロ[15] Punica granatum オレンジ[15]Citrus sinensis
スロバキア ジャガイモ Solanum tuberosum
スロベニア コムギ Triticum
セルビア セイヨウスモモ Prunus domestica
旧ユーゴスラビア[16]から引き継いでいる。  チェコ 国樹菩提樹 Tilia × europaea
 デンマーク[17] ムラサキツメクサ Trifolium pratense
1936年アルゼンチンからの問い合わせに対する当局の回答による。国内各所に自生し、農業上重要な牧草である点を考慮されたようだが、これ以外に公的裏付けはなく国民もほとんど知らない。 マーガレットArgyranthemum frutescens
現女王マルグレーテ2世の名にちなむ。国民投票による国花選出で1位に輝いたが、カナリア諸島原産の外来種なので公式の制定は見送られた。 ドイツ 歴史ヤグルマギク Centaurea cyanus
ヴィルヘルム1世がドイツ皇帝に即位した際帝室の象徴に採用[注 9]され、帝政終焉(1918)まで慣習上の国花に扱われた。 国樹オウシュウナラ Quercus robur
 ノルウェー ギョリュウモドキCalluna Vulgaris
1976年、ラジオ番組 Nitimen にてリスナーの投票により決定。英名 Purple heather の誤訳から、しばしばヒースと紹介される。 サキフラガ・コティレドン Saxifraga cotyledon
ユキノシタ属の1種。1935年、アムステルダムの植物学会において決定。 バチカン マドンナリリー(ニワシロユリ)Lilium candidum
 ハンガリー ゼラニウムPelargonium
チューリップ Tulipa gesneriana
 フィンランド スズランConvallaria majalis
 ブルガリア バラ Rose
カザンラシュカという香料向けドッグローズの1品種が盛んに栽培されているが、それ以外のバラも含め国花として扱われている。 フランス アイリス
政府が公式に認めた国花は存在していない。

一般的にはフランス共和国の象徴であるトリコロール(フランス国旗)の青・白・赤を表すとされる、ヤグルマギク、マーガレット、ヒナゲシ(この三つの中でも特にヤグルマギクが親しまれている。)と、フルール・ド・リスが表しているアイリスが国花として扱われる事が多い。

なおフルール・ド・リスは王家の象徴であったため、現在共和国となったフランス政府が王国を連想するアイリスを公の場で掲げる事はない。

ヤグルマギク[注 10]

Cyanus segetum

マーガレット[注 11]

Argyranthemum frutescens

ヒナゲシ

Papaver rhoeas

 ベラルーシ アマ Linum usitatissimum セントポーリアも国花とする資料がある ベルギー チューリップ Tulipa gesneriana いずれも外国人による誤解に基づくため画像略 かつてオランダの1地方だったところから、国花もオランダと同じと誤解されている。 赤いヒナゲシ Papaver rohaes ベルギーは第一次大戦の西部戦線で、その戦死者を悼んだフランダースの野にという詩に頻出する赤いヒナゲシが英語圏でベルギー国花と勘違いされることがある。現実には同地のケシは現地の農民から嫌われ畑の雑草として駆除される。 ボスニア・ヘルツェゴビナ ボスニアゴールデンリリー Lilium bosniacum ポーランド パンジー Viola × wittrockiana
赤いヒナゲシ Papaver rohaes
ポルトガル ラベンダー Lavandula
ただし政府が公式に認めているわけではない カーネーション Dianthus caryophyllus
1974年4月25日の「カーネーション革命」にちなむ 国樹 コルクガシQuercus suber
北マケドニア ケシPapaver
マルタ マルタヤグルマギク Cheirolophus crassifolius
モナコ カーネーションDianthus caryophyllus
モルドバ なし クロッカスとする資料がある モンテネグロ ミモザ Mimosa 種としてはフサアカシア Acacia dealbataギンヨウアカシア Acacia baileyana など  ラトビア フランスギクLeucanthemum vulgare
マーガレットとする資料もある  リトアニア ヘンルーダRuta graveolens
ヤグルマギクとする資料もある リヒテンシュタイン オレンジリリーLilium bulbiferum
ルクセンブルク バラ Rose
 ルーマニア ドッグローズRosa canina
ブルガリアに同じく香料向けドッグローズの栽培が盛んであるが、ブルガリアと異なりこちらはドッグローズを指定。 ロシア ヒマワリHelianthus annuus
ロシア帝国、ソビエト連邦[16]から引き継いでいる。 カミツレMatricaria recutita