ブンリュウ – Wikipedia

ブンリュウ(ベトナム語 – Bún riêu)、あるいはブンリエウ、ブンジウとは、ベトナムの麺料理の一種で、トマトで作ったスープにビーフンを入れたもの[1]。ブンリュウ・クア(蟹のすり身)、ブンリュウ・カー(魚)、ブンリュウ・オック(巻き貝)など、用いる材料によっていくつかの種類がある [2][3]

ブンリュウクアは、トマトでとったスープにに淡水蟹のすり身を載せた一品で、蟹にはベトナムの水田に生息している茶色の水田ガニをはじめ、様々な種類の淡水ガニが使われる。蟹は砂抜きをし、殻ごと叩いて細かいペースト状にする。その後このペーストを濾し、蟹の液体をトマトと一緒にスープのベースとする。蟹の残滓はカニカマの材料として使われる。その他、タマリンドペースト、油揚げ、米酢、Garcinia multiflora Champなどが加えられる。アナトー種、フイエット(豚の血を固めたもの)、空芯菜の茎、バナナの花、ナギナタコウジュ、スペアミント、シソ、モヤシ、精進ソーセージなどを用いることもある。蟹の殻を砕くことでカルシウムを、豚の血液を材料とするフイエットから鉄分を、野菜からビタミンや食物繊維を摂れるなど、栄養豊富な一品である。

ブンリュウクアの材料

ブンリュウはさっぱりとした酸味が特徴的で、ベトナムの夏の風物詩となっており、専門店も多い。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

 

  1. ^ https://world-food.info/bun-rieu
  2. ^ Aruna Thaker, Arlene Barton Multicultural Handbook of Food, Nutrition and Dietetics 2012 Page 171 “Bún riêu: Noodle soup ..”
  3. ^ Vietweek May 18th 2012 print edition The market beyond the hedge “Not surprisingly, seasoned shoppers at Phung Hung delight in the fermented fiat of a soup so pungent, it makes bún riêu seem like a Cup-o-Noodles. Bún mắm allegedly came from the Mekong Delta province of Soc Trang, where Khmer, Chinese and Vietnamese communities have intermingled for centuries.”

外部リンク[編集]