カイル・デュアー・シーガー(Kyle Duerr Seager, 1987年11月3日 – )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州カナポリス出身の元プロ野球選手(内野手)。右投左打。愛称はコーリーズ・ブラザー(後述)。 MLBのシアトル・マリナーズでフランチャイズ・プレイヤーとして活躍した。 ジャスティン・シーガーとコーリー・シーガーは弟である。 プロ入り前[編集] ノースカロライナ大学時代はダスティン・アクリーとチームメイトで、2008年はチームトップの75打点を記録した[1]。 プロ入りとマリナーズ時代[編集] 2009年の同年のドラフト3巡目(全体82位)でシアトル・マリナーズから指名され、7月15日に契約を結んだ[2]。7月17日にルーキー級アリゾナリーグ・マリナーズへ配属された[2]。1試合に出場後、7月18日にA級クリントン・ランバーキングス(英語版)へ昇格[2]。A級クリントンでは41試合に出場して打率.275、1本塁打、22打点、4盗塁を記録した[2]。9月5日にA+級ハイデザート・マーベリックスへ昇格し[2]、2試合に出場した[2]。 2010年3月4日に招待選手としてスプリングトレーニングに参加した[2]。開幕はA+級ハイデザートで迎えた。最終的に135試合に出場して打率.345、14本塁打、74打点、13盗塁を記録した[2]。シーズン終了後、ベースボール・アメリカ誌の有望株ランキングではマリナーズで9番目の評価を受けた[3]。 2011年3月1日に2年連続で招待選手としてスプリングトレーニングに参加した[2]。4月4日にAA級ジャクソン・ジェネラルズに配属され[2]、開幕を迎えた。66試合に出場。打率.312、4本塁打、37打点8盗塁と活躍し[2]、6月23日にAAA級タコマ・レイニアーズへ昇格した[2]。AAA級タコマでも24試合の出場で打率.387、3本塁打、17打点、3盗塁と成績を残し、7月6日にマリナーズとメジャー契約を結んだ[4]。翌日の7月7日のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦で「7番・三塁手」として先発起用され、4打数無安打2三振だった。7月21日にAAA級タコマに降格したが[2]、8月2日に再度メジャーに昇格した[2]。昇格後は正三塁手のショーン・フィギンズが故障者リスト入りしたこともあり、三塁のレギュラーに定着。シーズン終盤にはブレンダン・ライアンが首の故障で離脱したため、遊撃手としても起用された。この年メジャーではは53試合に出場して打率.258、3本塁打、13打点、3盗塁を記録した[2]。 2012年は東京ドームで開催されたMLB日本開幕戦のメンバーとして訪日した。開幕から正三塁手として起用され、8月中旬からは3番に固定された。この年は155試合に出場して打率.259、20本塁打、86打点、13盗塁を記録した[2]。 2013年2月1日にマリナーズと1年契約に合意[5]。6月5日のシカゴ・ホワイトソックス戦の延長14回裏に史上初となる、延長戦での同点満塁本塁打を打った。この年も正三塁手として自己最多の160試合に出場。打率.260、22本塁打、69打点、9盗塁を記録した。 2014年2月20日にマリナーズと1年契約に合意[6]。開幕後は「6番・三塁手」として起用されたが、コーリー・ハートの欠場時には4番を務めた。4月23日のヒューストン・アストロズ戦で自身初となるサヨナラ本塁打を打った。4月21日から27日にかけて6試合で22打数9安打(打率.409)、5本塁打、11打点、OPS1.549などの活躍でプレイヤー・オブ・ザ・ウィーク(英語版)を初めて受賞し、6月23日から29日にかけても6試合で24打数14安打(打率.583)、2本塁打、8打点、OPS1.542などの活躍でプレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞した。前半戦92試合で打率.279、15本塁打、63打点、4盗塁を記録し、7月のオールスターゲームには故障で辞退したビクター・マルティネスの代替で初選出された。この年は159試合に出場して打率.268、25本塁打、96打点、7盗塁を記録した[2]。オフの11月4日にゴールドグラブ賞を初めて受賞した[7]。12月2日にはマリナーズと総額1億ドルの7年契約[8](2022年・1500万ドルの球団側選択オプション付き[9])を結んだ[10][11]。1億ドル以上の契約は球団史上3人目となった[12]。 2015年は前半は主に5番で起用されたが、後半は2番で起用された。この年は自己ベストの37二塁打・26本塁打を放ち、本塁打は4年連続20本以上だった[2]。また2012年に規定打席に達して以来では初めて三振を100未満に抑えた[2]。他の部門では、得点・安打・塁打数・敬遠などでも自己ベストを更新した[2]。 2016年も158試合に出場していずれもキャリアハイとなる打率.278、30本塁打、99打点という成績を残した。また通算100本塁打を達成。三塁の守備では22失策はリーグワーストだった。 2018年7月30日に産休リスト入りした[2]。8月2日に産休リストから復帰した[2]。
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