サイドスラスター – Wikipedia
この項目では、船舶に使用されるものについて説明しています。宇宙機に使用されるものについては「スラスター」をご覧ください。 この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。出典検索?: “サイドスラスター” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2022年1月) 船首に設置されたトンネル式のバウスラスター クローズアップ サイドスラスター(英: side thruster)は、船を横方向に動かすための動力装置である。接岸や離岸の際に使用することで、時間や手間を省き、安全を確保することを目的に、比較的大きな船に装備されることが多い。バウスラスター(bow thruster)ともいう。 サイドスラスターの目的は、舵とスクリューだけでは実現できない、または実現に困難が伴う、船に横方向の動きを与える事である。 多くの船は船尾にスクリューを備え、さらにその後ろに舵を持つという構造になっている。船の針路変更は、航行中に舵を切りスクリューの水流が舵に当って横に曲げられる時の反力で、船体に回転力を与えることで実現される。そのため、スクリューを停止して惰力航行している場合やスクリューからの水流が弱い低速航行時には舵の利きが悪くなり、停船時や制動中、後退時のようにスクリューを逆回転または逆ピッチにして前向きに水流を作っている場合には舵が全く効かなくなる。 そのため多くの船では、港での接岸・離岸時に小回りのきくタグボートなどの助力を必要とする。しかしタグボートでは手配の手間やコストが掛かり、これを省くためや、タグボートの数を減らすためにサイドスラスターが使われる。
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